プレベorジャズベのどちらをどう美味しく選択するか？

【PBとJBをどう選ぶか】

「プレベVSジャズベ！」

「プレベとジャズベの違いとは？」

「いかがだったでしょうか？」

みたいな情報とか、幾らでも転がってるだろうこの世の中。

大体の場合、シェイプが違う、PUが違う、音の感じが違う、PBは野太いとか包み込む音とか、JBはキレが良いとかオールラウンドとか、そんなお約束が語られているのではないかと思います。

だったらまぁ、ここでそんな同じようなこと話したって、な～んにも面白くありません。

わたくしポングが、

【プレベorジャズベの違い！】

それについて触れるとすれば、

・リズムの前後の問題

・納まり方とポイントの違い

ここに注目したいところ。

音色、特性、様々複雑な要素がそこに絡んでいると思いますが、極論的に言うと、

・PBは前に出る

・JBは丁度よくハマる

そんな印象があります。

「ここだ！」ってポイントに対し、どちらの発音がピンと来るか、求めるタイミングで鳴ってくれるか、バンドにどう納まるか、そこを意識するとまたベースが面白くなります。

具体的か曖昧か何とも微妙なところですが、アンサンブルの中において、

・ドラムよりも前に来るようなポイントでベースを弾くか？

・それとも少し遅れるぐらいのポイントに納まるか？

これで印象がだいぶ異なってきます。

前者は正直、あまり歓迎されないと思うし、そのスタイルを確立出来たならそれだけでもう、立派にオリジナリティを有してると言えそうです。

ベースがめちゃくちゃ前に出る！プッシュして攻めまくる！これは結構な勇気が要るし、バンドを引っぱっていく強力なサウンド、グルーブも必須になるでしょう。

「音が遅れてくるのは嫌だ！かったるいベースは気持ち悪い！もっと塊になった音をドーンと出したい！」となるのは、物凄く分かる感覚。パンキッシュに攻めたいのに、のんびり上品な立ち上がりってんじゃやってられません。

音が前に出るだけに、並の覚悟とクオリティじゃ成り立たない、軽薄で落ち着かないヘボベースになってしまうリスクも隣り合わせですが、恐れず攻められるプレイヤーはやっぱり強力、独自な存在感あると思います。

対する後者、絶妙な位置に納まってくれたり、混ざり馴染んでくれるベースは色々ありがたい。

他の楽器と親しく絡んでいく、確実に引き立てる、他プレイヤーが音を出しやすい、実に頼りになる、人から「やりやすい！」と思われもするだろうスタイル。

「強力なベースサウンド！」と一口にしても、オラオラ前に出ようとするのだけが該当するわけじゃありません。

ロックのベースにしても、ガンガンにプッシュしていくのが良いか、ベースはちょっと重さを出すようにするか、それでだいぶ異なります。

「ドラムに負けないぐらい押していくぜ！」って結果、チグハグしてるだけとかそりゃやっぱり格好悪い。だったら「ヘヴィにボトム効かせてドライブ！」って方がカッコよかったりする。

ただ、逆も然りで「もっと前に出てこいよ！かったるいんだよ！」なんて怒られる事も当然のようにあったりするから、なかなか難しい。

この流れだと「PBとJBのどちらが該当するか？」って話になりそう。

でも実際は、音色、タッチ、ピッキング、実に多くの要素が絡んでくる為、そんな単純な話にはならないってのが本音。

ただ、より該当しやすい、傾向として存在するのも間違いないかな～と。

個人的な印象としても、