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愛しの森、道、市場2022

一年じゅう楽しみに待っていた週末が終わってしまった。どうも、燃え尽き症候群のロクです。今年も森道へ行ってきました。

「森、道、市場」は、我らが愛知県にある海沿いの遊園地で開催されるイベントです。名古屋を中心に全国から素敵なご飯とモノと音楽とおしゃれな人々が集まります。

私は森道市場が特別に大好きです。

とにかく居心地のいい空間です。こんなに過ごしやすい日は生きていてなかなか無い。精神的な話。何をしていてもいい自由な雰囲気がある。仲間と集まっても楽しいし、一人でいても誰も何も気にしない。どうしてこんなに自由な気持ちになれるのか、懐古しながらちょっと考えてみます。


森道市場は、音楽フェスというより「市場」です。ステージを見ることが一番の目的である音楽フェスとは違って、モノと人との交流を通じて、その日その空間を快適に過ごすことを目的としているイベントだと思います。

もちろん好きなアーティストのステージを近くで見に行ってもいいですが、聞かないで芝生に寝転がっていても、砂浜で遊んでいてもいい。ジェットコースターに乗ったり、サウナに入ったり、キャンプをしてもいい。そういう選択肢の多さが自由度に繋がっているのかな。

私は今年は足湯に入りながら畳で寝ている時間がありました。極楽極楽。もしも私の天国があったら、あんなところかなと思いました。
りんご音楽祭へ行った時も思いましたが、フェスで遠くで鳴る名曲を聴きながら寝るのってどうしてあんなに気持ちがいいんでしょう。贅沢です。

Sunday Fridayさんのひらく湯。
ビーチの最果て、メインステージと反対側にあった足湯。
外が暑いので温度はぬるめで、一畳を自分のスペースとして借りられた。アブサンを片手にストレイテナーを遠くに聞きながら寝ました。


3日間の為にビーチに足湯を出現させるのって、設営も設備費用もかなり大変そうですよね。テントやキッチンカーのお店も多いですが、人気店では木材を持ち込んでブースを作っているお店も少なくないです。あれはほとんど建築。

居心地の良い空間を作るために、運営もお店同士もチームになって長期的に準備に尽力をしているのを、こっそりSNSで見ています。よく行くお店の方や、地元イベントのイベンターさん。皆さん目指すものが明確で、コンスタントに発信を続けている。そういう人って憧れます。
客から見れば気楽なイベントでも、それを成立させるために情熱を燃やして取り組んでいる人たちがいることを知っています。
その人たちの熱狂的な活動のおかげで、私は毎年幸せな思い出ができていると感じます。感謝してもしきれません。

ちなみに、普段は名古屋をより面白くしようと活動しているこの人たちを見て、私は地元が好きになり、地域に貢献する仕事に就くことを決めました。もっと貢献できるようになったらこの話を伝えたいな。

素敵な人たちが作っている素敵なイベントなんです。同じく森道に毎年行っている後輩が、森道が好きすぎて劣情すら抱いている言っていました。そういう手に入れがたい憧れの気持ち、とても共感できます。好きすぎる。


少し音楽の話もしましょうか。

土曜日
OKAMOTO'S→Helsinki Lambda Club→Licaxxx→オカモトレイジ→藤井隆 on the パソコン音楽クラブ→KIRINJI

日曜日
SPECIAL OTHERS→清竜人→Yogee New Waves→RYOKO2000→砂原良徳→tofubeats

こんな感じで周りました。遅刻したり食べたり飲んだりしてゆるく見てました。

一番楽しかったのは藤井隆 on the パ音!タカスィーが森道唯一のアイドル枠って言われていて、本当にその通りだと思いました。持ち前のカリスマ性とキレキレのダンスで、曲を知らずに見に来た人たちをも魅了していました。私も2017年に森道で遠巻きに見て以来2回目だったので、本物を見れてハッピーを貰いました。パ音も普段からよく聞くから見れて嬉しかった!単独ライブにも行ってみたい。

tofubeatsは言わずもがな最高でした。おれたちのトーフビーツ。tofubeatsって孤独に向き合うような歌詞が多いからこそみんなで盛り上がれるんじゃないかな。孤独なのは君だけじゃないから今は踊ろうと言ってくれている感じがします。これは受け取り手の自由。

Helsinki Lambda Clubはバンドでコピーして数曲知ってる程度でしたが、友人に「代わりに聞いてきて」と言われ見に行きました。音源よりも心地よく効いてるベースとリバーブの掛かったギターのバランスが好みで、砂浜によく似合っていた。バンドっていいなあと久しぶりに思って、森道終わってから最も聞いている。

あとはお目当て砂原良徳。クールで職人気質なDJをするのが本当に格好良い。時間を掛けてシームレスに盛り上げていって、気付いたらフロアが爆踊りしているのが堪らないですね。フジロックの配信で電気の次に出ていたのを見た以来だったかもしれない。

そして清竜人。ちゃんと見たのは初めてだったかも。しっとり弾き語りライブセットで、ピアノの上手さに驚いた。繊細な声がジャジーなテンションコードと相性抜群。あと、正直お顔がめちゃくちゃ良くて、鍵盤から顔を上げた時に毎回目が合う場所に立ってしまったために「竜人くん…♡」になった。思ったより細い腕と足首を凝視したりした。音出しでほとんどの曲を弾いてくれたのはサービスだったのかな、とか思ってしまった、かっこいいので。

ちょっと感想がキモくなってきたのでこの辺でやめておこう。KIRINJIの話とかはまたしようかな。KIRINJI4人だった。


まだ食べたもの・飲んだものの話をしていないのに2000字を超えた。そもそも、一年で最も楽しみにしているイベント2日間の話を一つの記事で書き切ろうとすることに無理があったな。

2日間で5万歩も歩いて、平日も立ち仕事をしているのでまだ筋肉痛は消えていません。痛みすら愛おしくて縋っていたい森道。来年も行けるように生きていこう。

あ〜〜〜、戻りたい。

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