CDを実店舗で買うことの意味
ここ数日音楽の話が続いていますが、また音楽の話です。
最近CDのことについて改めて考える機会が色々とありました。
そこで今回は「CDを実店舗で買うことの意味」についてお話したいと思います。
CDを実店舗で買っていた
ここ数日の出来事です。
久しぶりに「国内アーティストのCDを買おう」と思い立ったところで、ふとあることを思い出しました。
学生の頃は国内アーティストのCDを買う時、実店舗で購入していたなということを。
(※海外アーティストのCDはここ数年でもネットで買っていました)
店頭でもネットでも、もちろん手に入れるCD(品物)はまったく同じものです。
ネットで今すぐサッと注文できて発売日には自宅に届くこのスタイルは非常に便利なのものですが、なんだか味気ない。
いかに自分自身が“CDの発売日”に気合を入れていたのかということをようやくこの歳になり実感し、「CDを実店舗で買うことの意味」について深く考え始めたのです。
些細なこと
本当に些細なことなのです。
自宅で受け取るか店舗で受け取るか、たったこれだけ。
しかし学生の頃は、予約が始まると自宅から自転車で15分ほど離れた店舗へ即予約をしに向かい、発売日当日になるといくら部活動で遅くなっても店舗へ取りに行っていました。
それだけ自分の中では重要なことで、発売日の夜には全曲を聴いて、翌日にはiPodで聴けるように音源を入れて学校へ行っていました。
発売日が近づくとラジオや雑誌でアーティストが新曲について語っているので、より一層発売日は待ち遠しかった記憶があります。
あの感覚はお金では買えないなと思うと、今更ながら胸にくるものがありますね。
それで
その感覚を今も持てるかどうかはわかりません。
しかし少しばかり願ってしまうわけです。
新曲のCDは店舗受け取りにしようかどうしようかと悩み始め、「あの頃はおこづかいを全財産つぎ込んで買っていた高額のCDも、今見たら大したことはないのだろう......」。
そんな少し寂しい気持ちを抱えながら一応amazonのページを開きアーティスト名を検索。
出てきた初回限定盤の価格に衝撃を受けました。
2万円。
おや......CDにしては少々高いな?(結構高いな?)
当時もこんな価格で販売されていたのかどうかは思い出せないのですが、私が見たこの2万円のCDは「amazon限定バージョン」というものだそう。
しかもamazon限定バージョンであるならば、必然的に店舗ではなくamazon(ネット)で買わなければならないではないかと思い、無理矢理時代について行かされるハメになりそうな今のこの状況に、さすがに笑いが込み上げてきました。
これでは「CDを実店舗で買うことの意味」以前の問題ではないか。
もし学生の頃既にこの初回限定盤をamazonで購入するという状況だったのであれば、クレジットカードを持っていないのでギフト券を手に入れてから通販を利用するという流れになっていたのかもしれません。
「なるほど。だから店では、amazonのギフト券を買っている学生の姿をよく見かけたのか」という10年遅れくらいの答え合わせをここにきてようやくしました。
この高額な初回限定盤をネットで注文すべきか、もしくはベーシックな初回盤をネットで注文すべきか、取り寄せて店頭で買うべきかという増えた選択肢のせいで、私の頭の中では混乱を引き起こしています。
そもそも発売日に間に合わないような......。
追記:初回盤全てが発売日前から売り切れていました。発狂。
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