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オンでもオフでも、自分らしくがいいのはきものも同じ!【火曜日連載:2022年5月17日版】

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『あらたま流きもの雑記』とは――
 火曜日連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
 主に普段きもの一式の紹介と解説、少々のお出かけレポートをお届けします。また、私がきものに思う事、きもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれ小話として付いています。
 ・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
 ・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
 ・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
 きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
 大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気或いは既にきもの生活を楽しんでいる方の更なる楽しみに繋がることを願っております。

 出店予定のイベントまであと12日!リアルな数字が目の前にありますと、心身引き締まってまいります。
 当日は、リアルな書き物作業着か?或いは余所行き感を考慮するか?未だに迷っています。前日まで迷うんだろうなあ。
 ああ、カメラ担いで取材に行くときの恰好ってのもそれはそれで趣がありますでしょうか?考えれば考えるほど、深みにズブズブはまっていきますねこういうのは。

 それでは、本日も始めて参りましょう。
 いつもの拙著プチ宣伝のあとに、目次が続きますよ(^▽^)/

 PDFファイルでの『コトコの言霊』お試し読みがお楽しみ頂けます。
 現状、イベント前のチラ見せ、という位置づけです。本編は30部限定本文80ページの文庫本(同人誌)で、イベント会場での販売以外での取り扱いは今のところ考えていません。

本日ご紹介の一式

 本を一冊仕上げるというのは、なかなかどうして、手間と時間がかかります。
 大昔、制服に身を包み学生鞄を抱えて、毛虫がいつ落ちてくるとも知れない桜並木の下を歩いていた頃。正味16ページの、中綴じコピー本をお友達と一緒に作ったことがあります。掲載するお話を締め切りまでに仕上げる、本の体裁に沿ってページを割り振る、手差しで天地を違えぬよう両面コピーする……コピー印刷ですから、もっと手軽に、ホッチキスで留めて完成!と思ってましたから、途中で何度も嫌になりました(;^ω^)

 そして、現在。
 同じような事を、ページ数がうんと増えた本でやっています。印刷や製本といった難しいところはプロのオペレーターさんにお任せですが、本の中身は私ひとりの責任でもって仕上げねばなりません。
 トラブルで泣きそうになる時も……せめて着るもので気分を上げたくて、きもので作業するのでした。

 作業用浴衣、カフェエプロン

旅館でカンヅメ……なんて優雅さは微塵もないけど

 毎度おなじみはたら・きもの一式です。この日は夏日でして、浴衣の下は半袖Tシャツを着ていました。半幅帯締めて下駄をつっかけたら、夏祭りにいけちゃうのでは?という感じ。
 実際には、目がギュッと詰まった生地で厚みもあるので、真夏に着るには少々しんどい浴衣。梅雨時の肌寒い日に着ると快適だったりします。

 おうちプリンタで出力したゲラ刷りに朱入れをしていたので、カフェエプロンのポッケには赤ボールペンが。他にもスマホだったり、メモ帳だったり、のど飴だったりをぽんぽん放り込んでいます。
 激動の昭和を生きた祖母は、私がカフェエプロンのポッケに入れてるようなものを帯の中に入れていました。小銭入れや鍵などかなり大事なものまで、けっこう気軽に放り込んでいた印象があります。それはまるで、某猫型ロボットの四次元ポケットのようで……帯のどこにどのように仕舞い込んでいたのか未だに謎です。
 以前、祖母の真似をしてみたことがあるのですが、家事などで動くうちに帯の下から落っこちてきてしまいました。このような状況では貴重品なんて怖くて入れられないわ……と肝が冷えちゃいましたよ。

 おうちの中ならば、カフェエプロンのポッケ。
 おうちの外ならば、薄くて軽いサコッシュ
 この二つを四次元ポケット代わりに使うのが、私にはいい塩梅です。


神田界隈をきものではしご酒

いつもの一杯もきものだと味わいが変わるかも

 嗚呼、やっと。
 きもの散歩の記事を書くの何時ぶりでしょうね?
 疫病禍も以前ほどの勢いはなくなってきたのか、在来線で移動する範囲内ならばだいぶお出かけのハードルが下がってきました。
 先日、きもので半日ほど出掛けたので、今回の小話はその備忘録です。

 現在木曜日に連載している『そば処 千妖にいらっしゃい』の取材も兼ねて、カメラを背負って神田界隈へ出かけました。
 担当編集(←家族です)も久々の外出で足が弾んだのでしょうか、せっかくだからちょいと一杯ひっかけようか?……を二件ほどやりました。

 長い距離を元気に歩きたかったので、デニムのきものミンサー半幅帯で軽快な一式にしました。足元はSOU-SOUさんのカジュアル地下足袋でした。スニーカー感覚で歩けるので、わんぱく気分の時には重宝しています。


名酒センター

 神田明神さんから坂をちょっとだけ下ったところに、小粋に日本酒を楽しめるところがあります。チョイ飲みにおススメの、名酒センターです。
 冷蔵棚から好きな銘柄を選んで(お店の方が相談に乗ってくださるので、はじめてでも安心)45mlのグラスでいただきます。私のおすすめは、三種類を選ぶと100円お得になる飲み比べセット(写真右上……だいぶ飲んじゃってますね💦)!
 味わってみて、気に入った銘柄が購入用冷蔵庫にあれば、その場で「お迎え」して帰ることも出来ます。

 営業トークと分かっていながらも「おきもので日本酒、素敵ですね!」と言っていただけまして、嬉し恥ずかしでございました。
 また行きます!!

かんだやぶそば

 私にとっては、この散策のメインはこちらのお蕎麦屋さんでした。お話を書く上で、五感から得られたモノを表現するなら、体験できるものは体験したい(空想上のものならば疑似体験を探します)ですから。

 てくてく歩いた後にはうっすら汗ばむ日でしたので、せいろうそばが来るまでの間、エビスビール鴨ロースで涼を得ました。
 お通しでいただいたねりみそは熱燗の最高のお友達ですが、ピリッとした風味がビールにも合うのです。これだけで長っちりしたくなっちゃいそうですよ。

 お蕎麦はしっかりと啜っていただく派の私、呼吸が大事ですので、この日は紐から上をかなり緩めに着て臨みました。
 おかげで胃袋にも余裕ができたのでしょう「せいろうそば、もう一枚食べたかったかも」なんてことを言い出す始末でしたが、それもまた一興ということで(;´∀`)

 

 ――次はどんな一式で、何処にカメラ背負っていきましょう?
 ちょっとずつでも、みんなでお出掛けできる機会が増えることを祈りつつ、お散歩コースを練ってみますね。


いかがでしたか

 よくよく考えてみますと、日本国内で「きもので出入りしてはいけません」という場所って、聞いた事が無いのです。ドレスコードということでしたら、式典に浴衣はダメよ!てのは有りますけども、遊園地や動物園とか……和服禁止って但し書きは見たこと無いなあって。
 海外旅行で教会を見学したときに「サンダル禁止、短パン禁止、タンクトップ禁止」と注意されたことがあったことを思い出しました。要するに、神聖な場所で肌の露出はいかがなものか!?ということなんですが、これも和服はクリアできちゃうのでは……草履をサンダル扱いされたらアウトかな。足袋を履いてるならギリセーフってしてくれるかしら。
 ともあれ、私もまだまだ、国内でも行ったこと無いところがたくさんあります。きもので行けるなら、行ってみたいな。


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 それでは。
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 次回もお楽しみに、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ


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