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ポリアモリー特有の幸福「コンパージョン」

前回の記事(こちら)で言及した、「モノアモリストにとっては嫉妬して辛い状況だけどポリアモリストにとっては幸せを感じる」この感情「コンパージョン」と呼ばれる。

こちらのブログ(by小林明子さん)でも紹介されている。一部引用させてもらいます。

「ポリアモリーの愛は、所有ではなくシェア。人を愛する気持ちを他の人とシェアすることに喜びを感じるコンパージョンは、愛の延長線上にあるともいえます」

私の個人的な考え方を言葉で「恋人を他人とシェアしたい」を一歩深く解説すると↓(異性愛者の♀である私の言葉で書きます)

■「私の恋人達は私にはもったいないくらい最高の人だから、他の女性にもこの人の素晴らしさを楽しんもらいたい。」(美味しい食べ物を見つけたら他の人にも味わってもらいたいのと似ている)
■「私は自分の事を魅力的な人間だと思っているけど、世界の人口は77億人。全人類があなたに与えうる価値や喜びを自分一人で与えられるなんて思うほど傲慢ではない。大好きな人には、ぜひ外に出て、世界に出て、私とは違う類の素敵な人達とも素敵な経験をしてほしい。」
■「自分の恋人は素敵な人だから、彼が好きになる女性はさぞかし魅力的な人だろう。私も友達になりたい!

私は、恋人を無形文化遺産みたいに思っている。自分にとっても世界にとっても大切な宝物。素晴らし過ぎるので、私ひとりが握り締めていちゃいけない。

私のコンパージョン体験

恋人から、長年にわたりずっと惹かれ合っている人がいるという話を聞いた時。
体の中から湧き上がるホワーンと暖かい感覚。安心に近いものかも知れない。複数の魅力的な人との恋愛を楽しんでいるのは自分だけじゃないんだな。私の知らないところで、この人も色々あるんだなあ、嬉しい!より一層その人を好きになった。
きっとその人の私への伝え方が誠実で、私への配慮もされていたから素直に事実を肯定的に受け取れたのかも知れない。そこに変に「自慢しよう」とか私を「不安にさせよう」とかいう低レベルの意図が少しでも含まれていたら私も不快に思ったかもしれない。(いや、もしそんな意図が含まれていたら私はそれを感じ取り、その男性にがっかりするだろう。)

お互いポリアモリストと言っても、「あなたは私にとって唯一無二である」という愛情表現は常に大事だし、「この人、自分と他の恋人と比べてるかも?」と誤解される発言はNG。常に発言の出どころが「愛」と「思いやり」であることを強調するのが単独恋愛よりも大事かもしれない。例)喜びを共有する事であなたとよりよい関係を作りたいから他の恋人の話をする、情報の透明性を出して信頼を築く為に他の恋人の事を報告する、など。

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今回は沢山私個人の感じ方を書いた。「コンパージョン」ひとつとっても、ひとりひとり違った感じ方があると思う。是非あなたのコンパージョン・エピソードを教えてね!

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