ポリアモリストとモノアモリストの恋愛は成立するのか
ポリアモリスト(多重恋愛者)とモノアモリスト(単独恋愛者)の恋愛は成立するのか
私個人的な回答は「NO」。(例外あり)
理由は、両者の目指しているところが真逆だからだ。
モノアモリストは「あなたには私が一番(私だけ)、私にはあなたが一番(あなただけ)」という状態を目指し
ポリアモリストは「愛し愛される喜びをお互い制限なく経験し、その喜びを分かち合う」状態を目指す。
具体的な例を出すと、恋人に他に好きな人ができたと聞いたら、モノアモリストは「そんなの嫌だ!どうしよう!」と思う、つまりネガティブな出来事と捉える。
逆にそれはポリアモリストにとっては「おめでとう!お祝いしよう!」というポジティブな出来事。
なんでこんなに違うのか?それを理解する為に嫉妬について詳しく見ていこう。
⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑
嫉妬が嫉妬ではないポリアモリー
恋愛における嫉妬には大きく分けて2つある(ミヤコ分析)
1:「この人は自分よりも〇〇さんの方を愛しているのかもしれない」
(愛情を比較して優劣をつけ、自分に対する愛情量の方が低いかもと疑う)
2:「結果、この人を取られてしまうかも知れない」
(未来を予期して起こる恐怖)
(3:「自分だけずるい!私だってそれが欲しいのに!(羨望)」は恋愛以外でも感じる嫉妬の類なのでここではさておく。)
⇩
〈これをポリアモリー恋愛の考え方から見ると〉
⇩
1:「そもそも私とこの人の間にある愛は掛け替えのないもの。比べるなんてナンセンス」
2:「パートナーを独占しないことが前提の関係。近い未来に恋人に新しい恋人ができたら自分の家族が増えたみたいで嬉しいな。大好きな人がより多くの愛を感じていて幸せそう、私も嬉しい。」
⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑
嫉妬の分析で分かるように、モノアモリストの嫌いな状況は、実はポリアモリストにとっては「喜ぶ状況」なのだ
逆に、ポリアモリストにとって苦しいのは
◯愛する対象を制限される事。
◯将来の感情を約束する事。
でも、これこそがモノアモリストの人が嬉しさを感じるポイントなのかなと思う。
モノアモリストとポリアモリスト。「嬉しい」と「苦しい」が、真逆。そんな二人が一緒になったら、お互いが幸せになるって難しそう。
モノアモリストとポリアモリストが幸せな交際関係を築ける例外としては、モノアモリストの方が「自分もポリアモリストになれたら良いな」と思っている場合かなと思う。そういう人はポリアモリストのポテンシャルを持つモノアモリスト。
なんらかのきっかけでポリアモリーのコンセプトを好きになれば、最初は嫉妬の痛みを感じても、だんだんなくなっていって、ポリアモリストに変化するのかなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?