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すきなこと①

物語が好きだ。フィクション(嘘)が好きだ。作り物の世界が好きだ。
きっとそこにはひとにぎりの”真実”とたくさんの”欲望”があるからだ。

音楽が好きだ。本が好きだ。映像が好きだ。絵画が好きだ。舞台が好きだ。写真が好きだ。
そのどれもがいつも自分に”物語”と”快楽”を供給してくれるからだ。

映画が好きだ。アニメーションが好きだ。ミュージックビデオが好きだ、映像そのものが大好きだ。
観るのも好きだし、作るのも好きだ。
幼い頃から映画好きの祖父に連れられてたくさんの映画を観た。
海外の映画が好きだ。祖父の買ってきたスクリーンやキネマ旬報をよく眺めていた。
どこか異世界に連れていかれるような現実感のなさが大好きだ。
日本の映画が好きだ。
自分の日常の延長線上に感じられる質感と空気感が大好きだ。
身近に感じる空気感の生々しさにどこか嫌悪感がありつつも、身近に感じる風景が魅力に感じた。

アニメーション映画「銀河鉄道の夜」が大好きだ。
自分の創作活動の原点だ。

細野晴臣の音楽が好きだ。宮沢賢治が好きだ。杉井ギサブロー監督やスタッフの方々が生み出した、演出、美術が、作画が大好きだ。
音楽・映像・文学そしてエロスとタナトス。
自分の好きがたくさん詰まった作品だ。

丘のてっぺんから祭りで賑わう街をひとり眺めるジョバンニの姿に、ちょっとしたシンパシーを感じた。
世界の様子を眺めるような作品を作りたいと思った。

TVアニメーション作品「TEXHNOLYZE」が好きだ

浜崎博嗣監督の表現に対する姿勢が好きだ。彼の音に対するアプローチが好きだ。彼の画面に対するアプローチが好きだ。彼の色気のある絵が好きだ。監督のアニメ的な記号表現ではなく映像的なアプローチにはとても影響を受けた。
映画の世界に行きたかった自分がアニメーションの世界に行こうと決めたのはこの作品との出会いがきっかけだ。

好きを生業にするのはとても大変だ。
心身ともにつらいこともたくさんある。
それでも物語が好きだ。
物語を生み出すのも大好きだ。

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