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広告クリエーターが、プランターバッグを開発してみようとしてる話。

クリエーター、野菜栽培という沼にハマる

気がついたら、家庭菜園を初めて10年くらいたっていました。家庭菜園といっても、畑を持っているわけではなく、自宅のテラスにプランターを並べて、一年中、様々な野菜栽培を楽しんでいます。

きっかけは、確かブルーベリーの木。マンションのテラスに何か置きたいなと思い、ブルーベリーの鉢植えを置きました。それを機に、ハーブだ、観葉植物だ、野菜だって感じで気が付けば10年。今現在、テラスには、イチゴ、キュウリ、ミニトマト、トウモロコシ、落花生、枝豆などプランターが所狭しと並び、洗濯物を干す場所がないぐらいに茂っています。

このようなテラスの様子や、収穫した野菜の写真を周囲に見せると、みんな口を揃えたように言うんです。

「えー!こんなの家でできるの!?ステキ!やってみたい!きゃー!」

自分が楽しんでやっていることが褒められている感じで、とても嬉しい瞬間でもあります(笑)。

みんな、自然を欲している

さてさて。今、特に都市部において「自然への回帰」のブームが起きていると強く感じています。一大キャンプブームの到来、都市部のシェア農園は(高額にも関わらず)予約待ちの盛況っぷり、農家の数が減る一方、若い世代の新規就農が増加傾向にあり、都会から地方に移住する人も増えているようですね。テレビをつけても、田舎の一軒家やら、離島暮らしやら、サバイバルやら、池の水を抜く話題ばかり。インスタでは、「自然」の写真が"映え"まくる。

コロナ禍も一つの要因ではありますが、もっと大きなレベルで時代の流れ、とてつもない変化がやってきていると、僕は感じています。

先ほどの「やってみたい!きゃー!」って言ってくれる皆さんも、きっとそう、自然を求めているんです。でも、いざ「やる?」となると二の足を踏んじゃうんです。当然だと思います。何を揃えばいいのか分かんない。育て方が分かんない。過去に失敗した記憶しかない。

ただ「やりたいのに、できない」って言うのが、私からすればすごく勿体無くて。だって「植物や野菜の栽培ほど、日々のストレスを和らげてくれるものはない」「植物や野菜の栽培ほど、地球と一体化できる趣味はない」と私は思ってますから。とってもオススメしたい。

土との触れ合いをデザインする


そこで思ったんです。野菜の栽培を今の時代に合わせて「デザイン」してみたら面白いのではと。

今、爆発的到来中のキャンプブーム。火がついた一因として、キャンプギアやキャンプサイトのデザイン性と機能性が飛躍的に高まり、それに伴いスノーピークやコールマンといったメーカーがキャンプを「スタイル」として提案したことが挙げられます。

結果、今や「キャンプをする」ことは、「私は自然派」というアイデンティティを表現するものと言えるほど価値が昇華しました。これと同様のことが、家庭菜園やガーデニング、農業の分野でも起きるのも時間の問題ではないかと思うんです。

いっかい、やってみよう

そこで、つくってみることにしました。最初の題材として考えたのが、私がベランダの物干し竿に吊り下げて育てるこの「野菜用プランターバッグ」です。


安い材料でDYIして作ってるものなので見栄えは悪いですが、ちょっと素敵な感じがしませんか?これは私がプランターを置きすぎて場所がなくなった時に「物干し竿が空いてるじゃん」と、吊り下げて栽培してみた方法なのですが、これがなかなかの成功を納めました。

・物干し竿にかければ、日当たりばっちり。
・狭いベランダでも足元の邪魔にならない。
・室内から窓を通して見える緑が気持ちいい。
・水耕栽培にすれば、ベランダも手も汚れない。

と、いいことずくめなんです。これまで、イチゴ、シソ、ミニトマト、茎ブロッコリーが収穫できるまでに育てることができました。これなら、マンション住まいの都市型生活をしている人でも、きっと導入しやすいはず。

これを皮切りに、例えばエプロンや選定バサミ、さらには鍬(くわ)などの都市型ガーデニング用具も、考えていけたら楽しいなと思っています。さあ、普段広告づくりの仕事してますが、モノづくりは初めて。どうなることやら。

最後に

もしこれを読んでくださった方で、下記のような人や業者さんに繋がりがある方がいらっしゃいましたが、ご紹介などしていただけると嬉しいです。

・プランター等のガーデニング用品、鍬などの農具などを下請けで設計・製造している製作所の方
・小ロットのものに対し、パターンや試作をしてくれるアパレル製作所の方
・キャンプ用品を製造している製作所の方

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