Kazum Ueda |クリエイティブ・ディレクター

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Kazum Ueda |クリエイティブ・ディレクター

広告 / ブランディング / マーケティング / 地域活性分野の戦略やクリエイティブを専門。ここでは主に社会のサステナブル・スイッチ(食、農業、教育分野)とクリエイティブについて、つらつら考えていることなどを記していきます。

最近の記事

時をデザインする道具 「トキヲクム」 (コクヨデザインアワード)

僕らmrk(マーク)という名のユニットで手がけた作品「トキヲクム」がコクヨデザインアワード2022で優秀賞とオーディエンス賞を受賞した。 「トキヲクム」は、自分が「これから過ごす時間」をプログラムする道具だ。これからの小一時間を「どう過ごしたいか」を考え、お香のブロックから最大6つを選び取り、積み上げる。ブロックにはそれぞれ香り・効能が割り当てられており、例えば「勉強」だったら上から「集中・集中・リラックス・集中・集中・リラックス」などのように積み上げることができる。深いこ

    • みんな、生き詰まってないか。ネット誹謗中傷とビートルズ。

      誰だって、人生うまく行かないなぁって思ってる。ハタから見ればうまく行っているように見える人だって、実は「私の人生うまく行ってないなぁ」って思ってたりする。これは世の常。今に始まったことではない。 が。 ネットという掃き溜めを知った人は、無意識にその不満をデジタルの向こうにいる人にぶつけ、攻撃したりする。"見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくる"みたいな、まさにその状態。 これまでの社会がつくった「勝者」と「敗者」のイメージ。そこから生まれる羨みや妬み。自分の未来

      • 広告クリエーターが、プランターバッグを開発してみようとしてる話。

        クリエーター、野菜栽培という沼にハマる気がついたら、家庭菜園を初めて10年くらいたっていました。家庭菜園といっても、畑を持っているわけではなく、自宅のテラスにプランターを並べて、一年中、様々な野菜栽培を楽しんでいます。 きっかけは、確かブルーベリーの木。マンションのテラスに何か置きたいなと思い、ブルーベリーの鉢植えを置きました。それを機に、ハーブだ、観葉植物だ、野菜だって感じで気が付けば10年。今現在、テラスには、イチゴ、キュウリ、ミニトマト、トウモロコシ、落花生、枝豆など

        • できるか?農業の有機シフト。米企業のクリエイティブ発想な取り組みにヒントを考える。

          有機農業へのシフトは可能か有機栽培へのシフトが今、世界的な農業課題の一つとなっています。 現在、日本では、全ての農地のうちの有機農地の割合はたったの0.2%。(令和元年農林水産省資料「有機農業をめぐる事情」より)。これを、農水省は2050年に25%まで引き上げようと息巻いています。なかなか大胆な目標ですね。 とういうのも、有機農業へのシフトは簡単なことではありません。慣行栽培(従来型農業)を有機栽培に変えようと思うと、農薬や肥料を変えればいいという話ではなく、栽培方法や収

        時をデザインする道具 「トキヲクム」 (コクヨデザインアワード)