![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66420394/rectangle_large_type_2_5a7cc1222a96a5e427e2d9d0dd7094c2.png?width=1200)
みんな、生き詰まってないか。ネット誹謗中傷とビートルズ。
誰だって、人生うまく行かないなぁって思ってる。ハタから見ればうまく行っているように見える人だって、実は「私の人生うまく行ってないなぁ」って思ってたりする。これは世の常。今に始まったことではない。
が。
ネットという掃き溜めを知った人は、無意識にその不満をデジタルの向こうにいる人にぶつけ、攻撃したりする。"見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくる"みたいな、まさにその状態。
これまでの社会がつくった「勝者」と「敗者」のイメージ。そこから生まれる羨みや妬み。自分の未来予想図と今とのギャップ。閉塞感。ネットがその"闇"をクリアに"明るみ"に出してくれた。
なんだか切ない。
ALL YOU NEED IS ?
世の中、どれだけ理性的に頑張っても必ず行き詰まることがある。そして、行き詰まった先にあるのが「攻撃」だ。その行き詰まった先の攻撃をなくすにはどうしたらいいか、ジョン・レノンは「Love」だと歌っていた。
「All you need is love」は、当時起きていたベトナム戦争に対する反戦歌。歌詞が詩的すぎて、ネイティブも本意の解釈は分かれるらしい。ネットでいい感じの日本語訳がなかったので、コピーライターの私なりに意訳してみた。
みんな、できなかったんだ。君にできることもないだろう。
みんな、歌えなかったんだ。君にも歌えないだろう。
君にはもう何かを伝えることすらできないだろう。
でも、この状況を好転させる方法が一つだけあるんだ。
みんな、成しえなかったんだ。君に成しえることもないだろう。
みんな、救えなかったんだ。君に救える命もないだろう。
君にできることも、もうないだろう。
でも、君が君らしく居続けるための方法が一つだけあるんだよ。
それは、簡単。Loveなんだ。
みんな、知らないんだ。君も知ることはできないだろう。
みんな、見ることができないんだ。君も見ることはないだろう。
そして、君は、君の居場所を変えることもできない。
でもね、簡単なんだ。Loveを感じていればいい。
これからの世間は「多様性」が大事というが、それは「認め合う」ことだと思う。「自分を認めること。そして同じく、他人を認めてあげること。」肯定や称賛を強要しているのではない。ただただ「存在を認める」ということだ。
ジョン・レノンのいう「Love」は、「愛する」ということではなく「認め合う」ことだと思う。
自分の幸せは自分の考え方次第。自分を不幸にするのも自分次第。行き詰まっていると思ってバリアをはってるのは、案外自分だったりする。落ち着いて、そのバリアを脱ぐことが「認める」ってことじゃないかな。自分を認められれば、見えなかった幸せや可能性が見えてくるはず。
ちなみに
「All you need is love」の曲の最後。アウトロでは、ビートルズの別の名曲の1フレーズがこっそりと、でも印象的にリフレインされている。
She Loves You, Yeah, Yeah, Yeah
彼女は、君のこと、好きって言ってるよ。
そう、誰かは君のことが好きだから。大丈夫。攻撃をやめて、安心して、自信を持って。
※本記事での「ALL YOU NEED IS LOVE」の解釈は、私個人のものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?