次世代政策デザイン研究所 三ツ石將嗣

(一社)埼玉県物産観光協会DMO事業本部特命担当室長。副業として規制改革コンサルティン…

次世代政策デザイン研究所 三ツ石將嗣

(一社)埼玉県物産観光協会DMO事業本部特命担当室長。副業として規制改革コンサルティング「次世代政策デザイン研究所」代表。埼玉県を若者が訪れ、暮らし、誇りをもって働ける地域へ。餃子と日本ワインが好き。

最近の記事

脱腸記 術後12日 不用意なクシャミ

 今朝は、起床も支障なく、縫い目がチクチクピリピリくらい。傷は閉じ終わったなと思っていた。  しかし、窓の外に拡がる明るい景色を見た瞬間、何故かくしゃみが込み上げ、直後コイン大の熱さを伴った痛みが下腹部を走る。  包み終わった餃子を皿に置いたら閉じ目が開いて餡が見える。そんな残念なシーンが脳裏に浮かび、やがてゆっくり消えた。  昨日、「不用意でないクシャミなどないでしょ(笑)」とオンライン打合せ時にビジネスパートナーに言われた(←何の打ち合わせ?)。  ならば、対症療法

    • 脱腸記 「除災得幸」鬼子母神

       生年を書いたところで受付の方から「除『厄』だと厄年の人になっちゃいますよ〜」ということで、予約の名目を急遽変更、「除災得幸」の祈願を雑司ヶ谷の鬼子母神堂にお願い。  新型コロナウイルス感染症対策のため、見学の人は入れない御堂の本陣は、お坊さんと僕らだけで厳かな雰囲気。  若いお坊さんが、サビのあるいい声で腹の底からあげられる祈りが堂内に響き、日常とは違う空間を揺蕩う感じになる。  腹の底から出る声のパワーを羨ましく、また、参拝に意外と段差が多く大きいなと「痛」感したの

      • 脱腸記 術後13日 #Bodygram

         祖母が生前願っていた(という)「將嗣はがんを治す医学者になる」は実現出来なかった。その代わりに社会貢献をするというのもなかなか難しい。  少なくとも医療介護で周りに迷惑をかける存在に出来るだけならないようにする。お腹は引き締め、堪忍袋は大きく。  今朝は昨日の布袋さんへの決意表明を踏まえ、そして昨日の日経の論説を踏まえ、自分の体と健康の自己認識に加え、データ化も推進することとする。 「ぼでぃぐらむ〜!(ドラえもん風に)」  日経の村山コメンテーターの説明によると以下

        • 秩父地域で飲食起業希望者募集/産官で起業支援/1期生は本格開業準備中

          秩父で「起業の夢」をかなえませんか?  一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社が運営する秩父市起業支援プロジェクト「秩父チャレンジショップ」は、飲食店経営に挑戦したい人材を募集している。飲食業を核とした地域活性化が狙い。31日まで。  秩父地域以外に在住もしくは秩父地域において創業を希望する飲食店「経営」未経験者で、地域の活動に積極的に参加し、協調性が維持できることなどが条件。  秩父市が所有し公社が運営管理する西武秩父駅徒歩3分の物件を利用料月額10万円、内装や厨房機

        脱腸記 術後12日 不用意なクシャミ

          読書メモ『競争政策の経済学』(大橋 弘 日本経済新聞出版)

          <本書の問題意識は、需要家の自由な意思にもとづく選択を確保する競争基盤が、人口減少とデジタル化によって揺るがされてはいないかという点にあった。>(「終章 ポストコロナ時代に求められる競争政策の視点」 p.300)  わが国が世界に先駆けて突入した人口減少社会。市場が拡大しない中で、地方銀行など地域の生活経済を支える企業を生き残らせるための合併は是か非か。  デジタル化が進む中で、AIアルゴリズムによる価格形成は消費者にとってプラスになるのかマイナスになるのか。その基盤を握る

          読書メモ『競争政策の経済学』(大橋 弘 日本経済新聞出版)

          活用進む政府の事業再構築補助金事業 ~企業の事例と専門家のコメント~

           経済産業省が実施する政府の「事業再構築補助金」の「事例集」が公開された。本稿では、うち1社の事例について紹介するとともに、実際に補助金申請の支援を行っている専門家の声を紹介したい。  計画・書類作成や補助事業終了後5年間の経営状況等についての年次報告といった負担感や、自社の計画は「事業再構築」に当たるのだろうかといった迷いから、まだ申請に至っていない経営者の皆様に少しでも参考になれば幸いだ。  この補助金事業の正式名称は「中小企業等事業再構築促進事業」、政府の令和2年度

          活用進む政府の事業再構築補助金事業 ~企業の事例と専門家のコメント~

          創業232周年祭開幕、進む現代日本最大級の大木桶づくり~笛木醤油(埼玉県川島町)~

           2021年9月10日(金)、埼玉県川島町の笛木醤油株式会社で創業232周年祭が開幕した。今回の目玉の1つは、現代日本では最大級となる30石、高さ直径ともに2メートルを超える大木桶づくりだ。  9月6日(月)、日本各地で、醤油や味噌、酒などを醸造する大桶の製造や修理を行っている木桶職人集団「結い物で繋ぐ会」のメンバーが笛木醤油に集結、同月8日(水)から組み立てを開始した。  日本の伝統的な調味料である醤油は、杉の大木桶で「もろみ」を季節の温度変化に寄り添いじっくりと仕込む

          創業232周年祭開幕、進む現代日本最大級の大木桶づくり~笛木醤油(埼玉県川島町)~

          収納と展開の機能併せ持つ移動式本棚、ときがわ材で 建築家の卵、地域課題の解決に挑戦

          (移動式本棚の説明をする永田さん)  「地域にはいろんな頑張っている人たちがいる。その人と人の間をつなぐデザインをすることでサポートしていければ」と語るのは、川越市に住む建築家の卵・永田伊吹さん(26)。  永田さんは、この春、ときがわ町で月1回行われる古本市「本屋ときがわ町」のために、箱として重量のある本を収納・運搬でき、イベント開催時には棚として展開するときがわ材製の移動式本棚を制作。本棚は6月のイベントでデビューした。  制作のきっかけはときがわ町で起業支援事

          収納と展開の機能併せ持つ移動式本棚、ときがわ材で 建築家の卵、地域課題の解決に挑戦