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地味に生徒会とかやったことある

そういや中学生の時に生徒会に入ってたことがある。
確か三年生の時の前期やったはず。
なんでなりたかったのかは忘れたけど、目立ちたかったのかもしれない。
立候補すると担任の先生に言った時に「お前またふざけてんのか」と言われたし、親にも「え?あんたが?」ととにかく自分は人から見れば、そういうタイプじゃなかったんだと思う。
すごい薄い記憶やけど、ぼくが立候補したのは生徒会の書記で、他に立候補者がいなかったから、ほぼ確定。もちろん生徒会選挙でも当選。
生徒会史上最もやる気のない生徒会役員だったと思う。
何曜日かの昼休みは、一応生徒会室で昼食をとって、次の定例会議で何を話すのかを決めたりだとか、まぁ必要なことをしなければいけなかったけど、毎回女子の副会長のアダ名を永久に考えるだけのアホみたいな時間を過ごしていた。

生徒会は運動会の時もテントの下で涼んで放送だとかを分担したり、そこそこ仕事はあったけど、リレーの時に流れてる曲で踊ってて怒られたり、ピンマイクつけて徒競走のスターターをやった時もピストルの火薬が風で飛んでいって「いちについて、よーい。あれ?あ、しまったーー。」という独り言がスピーカーを通して町中に響く事故も起こった。
つまり生徒会にいたけど、生徒会としての思い出はほとんどなくて、ふざけたり怒られた記憶しか残っていない。

ただ僕の代では、それは叶わなかったけど、1つだけちゃんとやったことがある。
その当時の会議の中で「学ランとセーラー服を辞めたい」という議題が出たことがあった。
それは学校としてもこれが決定すれば、それなりの転機になることである。
「ブレザーが着たい」ただそれだけの願望。
ファッションとしての欲。
オシャレな服着たいという自我。
こればっかりは生徒会も各委員も前のめりで実現に向けて話し合った。
僕はその時の会議の内容は忘れたけど、なんか楽しかったのは覚えてる。
「おおーなんか自分たちの話し合いで制服が変わるかもしれない!」そういう興奮があった。
新しいデザインの制服の展示会にも行ったことがある。
結局、ぼくは三年生の前期だけ生徒会にいたから、その後のことは後期の人に任せることになって、当たり前だけど自分の代で「はい変えましょう」と自分が中学にいる間に制服が変わることはなかった。
けど、嬉しかったのは5歳下の妹が中学校に入学した時、セーラー服からブレザーに変わった最初の新入生になったことだった。
「お前がブレザーを着ているのは、俺が変えたからなんだよフフフ」と優越感に肩まで浸った。

なんてことをふと思い出した。

夏ですね スイカでも食いたいもんですわね