見出し画像

「生理の貧困」を救いたい!女性のQOLを高めるポーラ静岡ゾーンの活動

こんにちは、「POLAサステナビリティ公式note」です。 
先日、全国のポーラの店舗やビューティーディレクターのグループが様々なSDGsの取り組みをプレゼンし、称え合う「第2回SDGs大会」が開催されました。

*関連するリリースはこちら

https://www.pola.co.jp/company/pressrelease/un1llu000000ha7m-att/po20221005.pdf

大会では、事前の審査を通過した5組がプレゼンをし、ポーラの行動スローガンであるWe Care More.*を最も体現しているWe Care More.賞 には、『「生理の貧困」を救いたい!女性のQOLを高める静岡ゾーンの活動』が選ばれました。この活動は、ポーラのショップで集めた寄付金を県や市のNPO団体に寄付し、地域の学校や行政などに無料配布する取り組みです。

今回は、「生理の貧困」という一見隠れてしまいそうなテーマに対し、真摯に取り組んでいる活動についてご紹介します。
是非ご一読ください。

*We Care Moreについてはこちら

https://www.pola.co.jp/wecaremore/

1.  「生理の貧困を救いたい!」取り組み内容のご紹介
2.  静岡県として「生理の貧困支援窓口」として設置!
3.担当者の想い、これからの未来に向けて

1.「生理の貧困を救いたい!」1人の想いからスタートした活動内容


ポーラ静岡エリアで働く小長谷さんは、TVの特集で過去1年以内に「経済的な理由によって生理用品を入手するのに苦労した」と答えた若者が20%*もいることを知りショックを受けました。*生理に関する課題を解決するための任意団体「#みんなの生理」の調査より
これは、即ち「生理の貧困の課題を抱えている人は5人に1人にもわたる」という数字です。この現状に驚かれる方も多いのではないでしょうか。
そこで、「本来発揮できる力や未来の可能性を閉ざされている女性たちに、なにかポーラでできることをしたい」という想いで、ポーラショップでの寄付の活動を呼びかけました。
 
その後、この取り組みは様々な活動に広がりました。取り組みの一部をご紹介します。
 
【取り組み内容】
■ポーラショップのお客さまが製品購入時、マイバックにご協力いただいた場合、店舗として使用予定だったペーパーバックの代金分を「生理の貧困」のための寄付金として積み立てる。
 
■静岡県指定管理の静岡県男女共同参画センター(あざれあ)に働きかける。ポーラのアクションがきっかけとなり指定管理団体として初の「生理貧困窓口」が設立。生理用品の支援開始につながる。
 
■静岡市のNPO法人静岡女性会館と連携し、市内の定時制高校や、経済的に困難を抱えている方へ生理用品を無償配布。
 
■活動に共感してくださったポーラショップのお客さまである高校の先生と一緒に、市内の高校で「女性の体と健康、資源の大切さ」をテーマに授業を3回実施。授業の中では実際に布ナプキン作りを体験。
 

2. 静岡県指定管理団体初の「生理の貧困支援の窓口」が設置。


現在、静岡県の男女共同参画センター(あざれあ)では、トイレに「生理用品の無償配布」とかかれたカードが置かれています。このカードを図書館カウンターで提示すると、一定量のナプキンを受け取ることができる仕組みです。
 
実は当初、静岡県には「生理の貧困に対する窓口」自体がありませんでした。
小長谷さんは、県に寄付をしたい旨を伝えましたところ窓口がないと知り、それでも諦めずに男女共同参画センターに話をしに訪れたそうです。
そこで、県指定管理団体で初めての「生理の貧困支援の窓口」を設けていただくことが叶いました。
「ポーラが声をかけてくれてから、動くことができた」と、声をかけてもらった時は本当に嬉しかった、と小長谷さんは語ります。
 
また、この活動が静岡新聞に取り上げられ、記事をきっかけに定時制高校や生活困窮世帯に生理用品を配布するといった活動にもつながりました。
 
 

3. 担当の想い、これから成し遂げたいこと

発案者の想い

生理の貧困に対してショップとともに取り組みをし、県管理の団体との連動につなげた静岡ゾーンの活動。
担当者の小長谷さんは、まずは関りのあるポーラショップのオーナーに自分の想いを伝えることからスタートしたと言います。
 
「貧困で生理用品が買えなくて学校に行けなくなってしまう学生やネグレクトで親に買ってもらえない子供達がいること」
「学生生活でも食費か生理用品を買うか悩んだ時に生理ナプキンが後回しになる人がいること。」
そして、「それについてどう思う?なんとかポーラの企業としてできることはないのか。」と問いかけたそうです。
 
隠れた課題になりがちな、生理の貧困というテーマに対して、真摯にあつい想いをぶつけた結果が周囲の心を動かしました。
 

高校生に向けた生理の授業。嬉しい声。

ポーラのグランドオーナー*と共に高校生に向けて実施した生理の授業では、約120名を対象に「生理と健康」について伝えることができました。

布ナプキンの特別授業

 実際に授業を受けた高校生の方からは「生理について学ぶ貴重な機会となり、知らなかったことが知れて良かった」という意見や「布ナプキン作りが楽しかった」という声をいただきました。
今後、男子生徒に生理について勉強してもらう活動なども実施できればと考えています。
*多数の店舗のオーナーをマネジメントしながら経営をしているオーナー

未来に向けての想い

小長谷さんは、「もっと女性のQOLを高めたい」と語ります。
「生理の貧困」で困っている人や、そういったものが足枷になっている人たちに、より生き生き勉強でき、生き生き暮らしていけるような未来を目指しています。
 
静岡ゾーンの活動は、「目の前の人を救いたい」という心づかいが「世界を変える」可能性があるということを示してくれました。
 
ポーラはこれからも、1人ひとりの社会に対する課題意識や、願いを活動に変えていきます。

取り組みに参画しているポーラ静岡ゾーンのみなさま





みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!