育休中は何をすればいいの?② いつもの家事に小さな改善を

 育休中に最も注力すべきは、妻にゆっくり休んでもらって、体力を回復してもらうことに努めること、と書きました。子供の世話については、新米パパとママは同じスタートラインですので、掃除、洗濯、食事に代表される家事を一から覚えていきます。家事のテクニックやノウハウはたくさんの記事や書籍があるので割愛しますが、ここではパパにおすすめする家事への向き合い方をご紹介したいと思います。それは、家事に自分のアプローチを取り入れて、小さな改善、工夫をして時短を目指すということです。

 朝ごはんを例にとります。以前は、ヨーグルトのみで済ます、ときには食べない、など自由にしていましたが、子供ができると生活リズムが規則正しくなり、朝ごはんをきちんと食べるという習慣ができてきます。その都度、メニューを考えるのは非常に大変ですが、パンやゆで卵などベースのメニューを決めてしまい、もう一品は冷蔵庫の食材で適当に調理するといったものです。”なんだ、そんなことか”と感じるかもしれませんが、こうした小さな改善の積み重ねが非常に大切です。

靴下は両足まとめてピンチにつける、いいですね。

ベランダのゴミ袋を90Lから75Lにしてちょうどいいサイズにしてみる、素晴らしいです。

パパの、家事へのこだわりを正しく導く

 今している家事を、より良くすること。これに目を向けることは、得てして男性が陥りがちな、余計にこだわりを入れてむしろ複雑化してしまうことの予防にも効果的です。ただ、ソーセージを焼けばいいだけなのに、なぜ急にローズマリーを散らしだす必要があるのでしょうか。料理に興味を持つことは非常に良いことですが、それが不要な工数になってしまうことが、私にもよくありました。それよりも、洗濯機に溜まっているフィルターのホコリを取るほうがよっぽど重要です。ローズマリーではありません。

 子育て中は毎日目まぐるしく時間が過ぎていきます。小さな改善の積み重が、自分たちの時間を捻出することに繋がります。その時間で、ほんのつかの間、夫婦水入らずでお茶でも飲み、ゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

 



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