読みたくも無い小説【ショートショート】
朝っぱらからお気に入りのクラシックが鳴り響いた。キャッチーな曲。誰でも知っている曲。百貨店とかで流れている曲。改めて聴くとめっちゃいい曲。
単純な演奏なように聴こえるが、こんなを曲作れと言われても作れないし、何らかの楽器を使って演奏する事も出来ない。
昔から知っている曲だったが、ダウンロードするまではタイトルも知らなかったし、寧ろ作者の名前は既に忘れた。
ほんの二小節ほど聞いたところで慌てて曲を止める。この曲をアラームとして設定していた。
よって優雅な気分にはならない。クソ