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共同親権・セックスワーク・キャリア・女性の自立

令和フェミニズム、秋本枝央です。
令和フェミニズムでは男女の相互理解をテーマに、「本当の意味での女性の自立」を重要視しています。


本当の意味の「自立した女性」とは?

本当の意味の「自立した女性」とは?

「女性の自立」というと一部では、

  • 頭がよくて、経済力のある女性だけができること

  • 女性が自活できるように、外側からサポートしてもらうこと

このような理解をされることがあるようですが、それは間違いです。自立とは、文字通り「自分の力でやっていくこと」を言います。

当然そこには色んな人の助けや社会的サポートがありますが、あくまでも最終的に頑張るのは自分です。

自分の人生に責任をもって、最後までやり遂げるのが「本当の意味での自立」だと思います。

本当の意味で自立している女性は、パートナーがいてもいなくても経済的にも精神的にも自立し、自分の意見を持って生きている方だと考えます。

本当の意味で自立している女性とは?

  • 自分の人生に責任をもって、最後までやり遂げる

  • パートナーがいてもいなくても経済的にも精神的にも自立ししている

女性が本当の意味で自立できれば解決できる、社会の諸問題

女性が本当の意味で自立できれば解決できる、社会の諸問題

「経済的にも精神的にも、自立してやっていくなんて自信がない…」
このように思う女性は多いかもしれませんが、思っているほど難しくはありません

なにも、年収600万・1000万…などたくさん稼いでいることだけが「自立」ではないのです。

年収が低くとも、不安定な仕事ではあっても、贅沢できなくても…。最低限自分の力で生きていくことができていれば、それは立派な「自立」だと思います。

冒頭でも述べたように、自立とは「頭がよくて、経済力のある女性だけができること」ではありません。

  • 最低限生活ができて

  • 仕事があって

  • 税金など納めることができている

これだけでも十分立派なことだと思うんですね。自立のスタートは、「自分にもできる!」「やってみよう!」と思う気持ちからだと思います。

女性自身が解決のキーを握る

女性自身が解決のキーを握る

女性の自立の話題になると、「男性社会が女性の自立を邪魔している!」と主張する人たちがいますが、果たしてそうでしょうか?

会社によっては男性の方が出世しやすい場合があるのは、事実としてあると思います。

しかし、日本社会全体が女性の出世やキャリアに厳しいかと言えば、決してそんなことはないとわたしは思います。

どの職種や会社を目指すか、どれくらいがんばるかは、結局のところ女性自身にかかっているのです。これはとてもシンプルな話です。

「男性は、男性上司が持ち上げてくれるから出世しやすい」という女性がいますが、それは僻みでしかないでしょう。キャリア形成に本気の女性は、「どうやればもっと上に行けるか」を自分で分析しています。

結局のところ、女性の自立に必要なのは

  1. 本人のやる気

  2. やってみよう!という勇気

  3. 自分にもできる!という自信

だとわたしは考えます。日本の社会をよくするのは女性の活躍というのは本当です。しかし、上の3つの意識がなければうまくいかないどころか、下手すれば厄介者になってしまいます。

女性はもっと、当事者意識を持とう!

女性はもっと、当事者意識を持とう!

前置きから入らせてもらいましたが、女性が真の意味で自立することで解決できる諸問題はたくさんあります。たとえば、

  1. 片親親権、子どもの連れ去り

  2. セックスワークと貧困

  3. 女性とキャリアの問題

があります。これらは、女性が経済的も精神的にも男性に依存せず自分の人生に責任を持つ意識があれば解決できる問題です。

どこかで男性頼りだったり、自分の人生に主体性がないことで自立できないケースを見かけます。

これは女性が受け身なために、自分の問題なのに当事者意識を持てていないことに原因があると考えます。

当事者意識を持てていないというのは、少々厳しい言い方かもしれません。しかしそれが原因で、世の中には次のような問題が起こっているのです。

  1. 片親親権、子どもの連れ去り

  2. セックスワークと貧困

  3. 女性とキャリアの問題

片親親権、子どもの連れ去り問題

片親親権、子どもの連れ去り問題

その一つが「片親親権、子どもの連れ去り問題」です。

日本は世界では珍しい「片親親権」の国です。離婚をしたら、ほぼ確実と言っていいほど母親だけに親権が渡る状態です。

加えて、男性から子どもを引き離す形で子どもを「奪い」、子どもに会わせないケースが後を絶ちません。それを後押しするのが「母親神話」と言えます。

  • 子どもは女性が育てた方が幸せになれる

  • 女性が産んだのだから、子どもの親権は女性に渡るべき

  • 男性に家事、育児ができるはずがない

こういった思い込みや風習から、女性の経済状況に関わらず、離婚後の親権は女性に渡っているのが日本の現状です。

日本のラディカルフェミニスト(ツイフェミ)は、「DV夫から避難するため」という理由を誇張し、母親の片親親権を正当化しています。

しかし、DVを理由とし離婚後に面会交流をしない割合(父親が元妻や子どもに会わない理由)は、全体のわずか3%であることがわかっています。つまり、DVが原因で離婚するケースはほとんどないのです。

DVなどの理由で子どもに深刻な被害が及ばないのであれば、離婚後も夫婦で協力して子育てを行っていくのは当然です。

別居はしても近所に住む、子どもが別居親とも会えるようにする、養育費は二人で出し合う…。親の責任としてこれは当然ですし、離婚後も子どもに会えるという親の権利のためでもあります。

共同親権にすべき理由

  1. DVで離婚するケースはほとんどない

  2. 子どもは両親に会う権利があり、別居親も子どもに会う権利がある

  3. 二人で子育てするのは、一度夫婦になった者の責任

  4. 親権が両方にあることで、片方が育児放棄をすることを防ぐ

  5. 養育費や社会福祉に頼りきりにならず、女性も必然的に自立できる

手厚いシンママ手当が女性の自立を阻み、片親親権を後押ししている

手厚いシンママ手当が女性の自立を阻み、片親親権を後押ししている

荒川区議会議員の小坂英二さんが、シングルマザーの「収入」について、このようなツイートをされました。

■荒川区、子供2人世帯の母子家庭
■生活保護や支援制度を通じた「一か月での支給」
(なお、免除内容は全国の自治体で僅かな違いはあるものの、概ね同水準の支援になると予想される)

1.生活保護 274,430円
  (内訳)
 ・生活扶助 150,290円
 ・住宅扶助  69,800円
 ・教育扶助   7,360円
 ・特例加算   3,000円
 ・児童養育加算20,380円
 ・母子加算  23,600円

2.手当関係 101,560円
  (内訳)
 ・児童手当  20,000円
 ・児童扶養手当54,560円
 ・児童育成手当27,000円

上記の1,2を合計した上で、児童手当、児童扶養手当の金額分は生活保護費からマイナスする。その結果の支給金額は301,430円です。

なんと、支給金額が301,430円も!!!

いかがでしょうか?思ったよりももらえていますよね?これでは働くのがバカバカしくなりますし、女性の自立心がそがれてしまうのではないでしょうか?

一方で、親権を奪われた男性は1円ももらえません。女性は子どもを連れ去り、シングルマザーとして国に保護されながら、働かずに手当や控除を受けられる…。

これはどう見ても、男性差別でしょう。

子ども連れ去りの「裏技」を教える行政

子ども連れ去りの「裏技」を教える行政

シンママの手厚すぎる手当も問題ですが、さらには子どもの連れ去りを行政が「指導している」というから驚きです。

NPOキミトも森めぐみさんのツイートによると、世田谷区の男女共同参画課が、

「夫の知ぬ間にお金くすねて離婚しろ!」
「裁判で聞かれたら適当に誤魔化せ!」

などと指南していたというのです!女性「のみ」をひいきする、これが男女共同参画の実態なのでしょうか?

セックスワークと貧困

ラディカルフェミニスト(ツイフェミ)はよくツイッター上で、

「SEXWORK IS WORK(性風俗も、職業の一つ)と言うやつはありえない!!」
「性風俗の実情を知らないんだ!!彼女たちは可哀想なんだ!!」

と主張していますが、まったくもってバカげたことです。性風俗は立派な職業ですし、産業として昔から成り立ってきたことです。

彼女たちの事情も知らず、一方的に可哀想とか、救ってあげなきゃなどとレッテルを貼ることこそが差別です。ツイフェミというのは差別主義者なのです。

現代において、借金の肩代わりとして無理やり働かされるといったことはあり得ません(マンガの見過ぎです)。大手であれば、ヤクザがバックにいるなどということもないですし、企業自体はちゃんと税金も払っています

そして何よりも、自ら望んでその世界で働いている人も多いことを、ツイフェミは知るべきです(聞き入れないでしょうけど)。

  • 人生で綺麗なときを、映像で残しておきたいからAVの道へ

  • 手っ取り早く稼げるから風俗の道へ

  • お金持ちとのコネを作って、独立したいからホステスの道へ

これらは実際に、職業選択のひとつとしてあることです。その世界しか行くところがない…という人の受け皿にもなっていますし、ポジティブな理由で選ぶ人も多いのが現状です。

一方で、やはり問題点があることは確かです。1年だけ働くつもりが、あまりにもお給料がいいので2年、3年と長引いてしまい、そのままダラダラと働くことに…。

その間普通の仕事をしていれば、職務経歴書にも書けるキャリアを形成できたのに、逃してしまう。むしろ、履歴書としては空白の期間がどんどん空いてしまう

そういうことが積み重なり、彼氏にも言えず、結婚も転職の機会も逃してしまう女性も少なくありません。

水商売や風俗は、長く勤めれば勤めるほど、昼職への社会復帰が難しくなります。

  • 昼職の時給があまりにも低いと感じる

  • 自由シフトで働いていたのに、固定シフトになるのがおっくう

  • 昼職になれば、贅沢できなくなってしまう

こういった理由から社会復帰がむずかしくなり、自信がなくなり、転職の勇気もなくなってキャリアを逃してしまう女性は少なからず存在します。

ここでも大事になってくるのが、本当の意味での自立です。水商売、性風俗でも税金は払う必要があります。きちんと支払うことで、お金のやりくりや大切さを学べます

また、一度個人事業主になってみることで(ナイトワークは個人事業主)、正社員の方がなにかといいことに気が付くかもしれません

「自分にはこれしかないから」などと卑下することなく、キャリアを諦めず、女性自身が勇気ある一歩を踏み出すことが重要だと考えます。

女性とキャリアの問題

女性とキャリアの問題

「セックスワークと貧困」でも述べたように、女性が本当の意味で自立して生活するためには、その人自身が勇気をもって一歩を踏み出すことが重要です。

最終的に男性が救ってくれることを期待したり、専業主婦になればいいやと、テキトーにキャリアを重ねてしまう気持ちもわかりますが、最後に女性を救うのは「仕事」だとわたしは考えます。

それは結婚する・しない、子どもを産む・産まないにかかわらずです。すべての女性が、若いうちから自分で食べていくことを意識し、将来を考える必要があると思います。

『リーン・イン』の著者であるシェリル・サンドバーグは本の中で、若い女性が結婚や出産を考慮しキャリアを抑えることを、「見えない赤ん坊を抱える」と表現しました。

まったくもってその通りですよね。
日本では専業主婦が文化として確立されていますから(外国ではそうではありません)、余計に「女性は仕事はいつかやめるもの」という意識が強いです。

わたしは、女性自身がそのように考えるのはとてももったいないことだと思います。キャリアは、最初が肝心。
もちろんあとから何度でも挽回はできますが、35歳で新しいことを始めるのと、21歳ではじめるのとでは、どちらが大変でしょうか

結婚も出産も諦め、35歳頃からキャリアに全振りしようと思っても、無理ではありませんが、やはり体力的にきついです。
また、すでに何年も同じ分野でやってきた同年代の人に負けてしまいます。

「もっと早い段階から、ここを目指していればよかった…」
少ない女性が、そう思うことになるのです。

それならば高校や大学卒業の時点で、結婚してもしなくても支障のないように、一人で生きていくつもりで仕事を選んでいくことが大事なのです。

人生なにがあるかわかりませんから、予定は大きく変わることもあります。しかし、意識の面で「自立する」という気持ちがあるかないかで、その後が大きく変わってくるのです。

自分がやってきたこと、経験と自信だけはあなたを裏切りません。

女性であればこそ、わたしは本当の意味での自立が必要だと考えます。それが自分のためでもあり、パートナーのためでもあり、社会のためにも繋がるからです。

Twitter (X)アカウント:秋本枝央 令和フェミニズム


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