見出し画像

外食オタクが勝手に選ぶ、静岡県沼津市周辺のオススメグルメ紹介

 気づけば年末の足音が近づく今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。関東や静岡など太平洋側で長く過ごしている私にとって、これからの時期は気温こそ下がれど天気が安定するお出かけシーズン。どの季節が好きかと問われれば私は晩秋を挙げます。富士山が冠雪する冬も静岡に来てからなおさら好きになりました。
 さて、今は情勢的にも落ち着いてきていますから、これからの季節皆様にはぜひとも沼津や静岡県東部に遊びに来ていただければと思っています。そこで普段アニメやライブの感想ばかり書いている私ですが、たまにはこの辺りのオススメみたいなものをご紹介すべく筆を執ってみました。
 人の心をつかむにはやはり胃袋から、というわけで今回ご紹介するのは沼津周辺のオススメグルメ。私は以前書いたエントリで「休日は昼夜必ず外食にして様々な店を発掘」していると書きましたが、2018年3月からの3年半少々で静岡県内の584店舗で食べてきました。基本何でも美味しいと感じるタイプなので自身の味覚に信頼がなく、これまでオススメなどはあまり語らないようにしていたのですが、積み上げた経験を自身に留めるのもさすがにもったいなと思った次第です。今回ご紹介するのはあくまで「私が行った中で」「個人的に好み」な店ですから、今回のオススメに限らず実際に様々な店で食べていただければと思います。それから載ってない中でオススメがあればぜひ教えて下さい。グルメ情報は常に大大大募集しております。
 なお店舗の情報については後々の管理を考え最低限しか書きません(定休日や営業時間は変わりがちなので)。載っている店が気になった方は、お手数ですが一度ご自身で調べてからの訪問をお願いいたします。ここに書いてある内容もあくまで2021年11月現在の情報であることはご了承ください。
 私の周囲には『ラブライブ!サンシャイン!!』がキッカケで沼津に何度も来ている方も多いですが、そのような方でも「こんな店が!」と思えるような店を中心に紹介したいところです。とはいえ必然的に人気店が多くなるため、何度も来ている方や静岡県東部にお住まいの方はご存知のお店も多いかもしれません。拙文ではありますが、たまには休みつつおなかをすかせながらお読みください。それではどうぞ。

沼津市内

沼津魚がし鮨 江戸前鮨 沼津店(沼津駅南口)

 まずご紹介したいのは、沼津駅南口すぐにある商業ビル・イーラdeの3階にある「沼津魚がし鮨 江戸前鮨 沼津店」。その名の通り沼津を中心に展開する寿司店で、関東にもいくつか店舗を構えています。ここの寿司はネタの大きさが特徴的で、初めて訪れる方はきっと驚くことと思います。味ももちろん良く満足感に比して結構お手頃なので、手軽にちょっといい気分になりたい時にピッタリ。チェーン店っぽいと思わず一度は必ず行っていただきたいお店です。ここで寿司を食べると他所で寿司を食べられなくなる、くらいだと思っていますから。
 駅前だけに混雑もする店舗で、イーラde以外にも店舗がいくつかあるので、車で訪れる方は別のロードサイド店舗へ行くのが良いでしょう。

沼津魚がし鮨 江戸前鮨 沼津店
沼津市大手町1-1-6 イーラde 3F
https://www.uogashizushi.co.jp/shop/e-shop/nagare-numazu/

甘味処 どんぐり(沼津駅南口)

 SNSやらTV番組やらでたびたび取り上げられる、沼津が誇る有名喫茶店「どんぐり」。東海道の宿場町の名前がついた座席の前には水が流れており、料理が桶に乗って流れてくるという姿が話題になっている、沼津の街中随一のアトラクションです。喫茶店らしいスイーツからランチになる和食まで、実は幅広いメニューが提供されているのも見所。沼津駅南口の近くにあるためアクセスは良いですが、なんせ度々話題になるので尋常じゃなく並んでいる時もあり、特に連休のおやつ時あたりにはそれなりに待つ覚悟も必要です。それでもぜひ一度体験してほしい店ですから、時間を作って訪問することをオススメします。

甘味処 どんぐり
沼津市大手町5丁目8-22

ボルカノ(沼津駅南口)

 あんかけスパといえば名古屋のイメージが強いかもしれませんが、沼津でも提供しているお店がいくつかあります。その中でも沼津駅南口近くにある「ボルカノ」はいつも賑わう人気店。開店前から列をなしている姿も見られるほどで、のんびり行くと待つことになるかもしれません。
 メニューはあんかけスパにどのようなトッピングを乗せるか選ぶのが基本。個人的にレバーが好きなのでレバカツがオススメです。スパゲッティの上に鎮座する大判のレバカツはテンションが上がりますし、ボリュームも満点。価格も1,000円前後とお手頃です。

ボルカノ
沼津市大手町5丁目4-4

華味(沼津駅南口)

 続いては沼津駅南口すぐにある沼津仲見世商店街の中華料理店「華味(ファーウェイ)」。もとは市内北側にあった人気店で、駅近くに移転すると聞いた時はワクワクしたものです。街中華のようなお手頃な価格で本格中華が味わえるのが特徴で、休日昼や平日夜でも1,000円程度とお手頃なセットメニューを楽しむことができます。私の中で「友人をココに連れていけば間違いない店」の代表格。人気店だけあり待ち客が出るほど賑わっていることもあるため、混雑を避けたい場合は早めに行く方が良いですね。

 なお、仲見世商店街の通り側には「華味flat」という別形態の店舗があり、こちらは昼のみの営業で台湾料理の魯肉飯などを提供しています。リーズナブルなスピードメニューかつ味も抜群に良いので、ササッとイートインで食べるもよし、テイクアウトで買っていくもよしと素晴らしいものですよ。こちらも是非寄ってみてください。

華味
沼津市大手町5-4-11

和風食堂 弥次喜多 平町店(沼津駅南口)

 沼津駅南口から東へ少々歩き、沼津警察署近くにあるのが「和風食堂 弥次喜多 平町店」。とんかつなどの揚げ物や海鮮を味わえる店です。ここはなんといってもお手頃かつボリュームのある定食がオススメ。美味しいおかずでご飯をしっかり食べたい方にはぜひ行ってほしい店です。特に肉厚で大きいアジフライはマスト。
 系列店が複雑なのですが、同じ弥次喜多のなかでも下香貫店は同系列なので、車で行く方は駐車場が狭い平町店より下香貫店の方が良いと思います。なお平町店も地元の方を中心に賑わいますが、下香貫店の方が混雑する傾向にあることにご注意ください。

和風食堂 弥次喜多 平町店
沼津市平町18-11
https://www.instagram.com/yzkt_hilamachi

THE BLUE WATER(沼津駅南口)

 せっかくなのでイマドキのオシャレなカフェも紹介しましょう。沼津駅南口からまっすぐ伸びる通りをしばらく南下した先にある、狩野川に面したカフェ「THE BLUE WATER」。オシャレな店内から穏やかな狩野川を眺めつつ食事を楽しめるだけあり、こちらもかなりの人気店です。
 気軽に小洒落たランチを楽しむもよし、昼下がりにまったりとカフェとして使うもよし。しかしオススメしたいのはやはり夜ですね。狩野川の夜景は沼津を代表する景色で、それを眺めながら過ごす時間は贅沢そのもの。それから食事メニューも魅力的ですが、デザートのアップルパイもぜひ食べてみてください。サクッとしたアップルパイの上にアイスクリームという見た目が映える一品です。

THE BLUE WATER
沼津市魚町15
http://the-blue-water.info
https://www.instagram.com/thebluewater04

千楽 北口店(沼津駅北口)

 続いては沼津駅北口付近から、洋食店の「千楽 北口店」をご紹介します。こちらも地元の方を中心に賑わう店で、定番のオムライスからカツ丼まで、味はよくボリュームもあるメニューを楽しむことができます。駅からやや距離がありますが南口側には本店もあります。
 なかでも名物となっているのが大判のとんかつが乗ったカツハヤシ。1,500円ほどとやや贅沢ではありますが、柔らかな酸味の効いたハヤシソースと衣硬めで肉厚なトンカツはライスとの相性が抜群。並盛でもなかなかのボリュームながら、大盛りともあればガッツリ食べる人でも大満足間違いなし。こちらも一度は食べていただきたいメニューですね。

千楽 北口店
沼津市高島町5-17

あやみ屋(沼津駅北口)

 こちらも沼津駅北口近く、海鮮居酒屋の「あやみ屋」です。先日TV番組『バナナマンのせっかくグルメ』で取り上げられすっかり有名になり、月曜~金曜のランチタイムには早くから待ち客が出るほどの人気っぷり。
 ここの大注目メニューはTV番組でも紹介された大漁刺身のっけ丼で、1,080円でとんでもない量の刺身が乗った海鮮丼という大サービスメニューです。残した場合は罰金のようですが、なんせこのメニューは本当に量が多いので、食べる量に自信がある人以外は他のメニューにすることをオススメします。私も「しばらく刺身はもういい…」となるレベルでしたので。他のメニューも1,000円程度でおいしい海鮮ランチをいただけますので、平日に時間が作れる方はぜひ訪れてみてください。
 土日は時短要請下などの変則営業でもない限りランチ営業はありませんが、経験上、祝祭日でも月曜~金曜の間であればランチ営業をしていると思われます。祝祭日のランチ営業をやめたようです(2023年2月に確認)。確実に行きたい方は店に直接確認することを推奨します。

あやみ屋
沼津市新宿町3-24
http://ayamiya.info

松楅 本店(沼津港)

 県外進出などでいま波に乗っている沼津港のラーメン店「松楅(しょうふく)本店」。沼津港まで来てラーメンかよ…なんて思うことなかれ、ここのうまいラーメンは文字通りうまいのです。雰囲気としては家系ラーメンに近いのですが、濃厚な豚骨スープとコシのある太麺の相性が抜群。こちらもボリューム満点で大盛にすればかなりの満足感。まさかの替え玉し放題というとんこつラーメンもオススメです。
 そして松楅といえば個人的にはチャーハンが至高。ここのチャーハンは並盛が多いため、半チャーハンでも一般的な量から言えば8割チャーハンくらいになっています。ラーメンと半チャーハンだけでも人によっては戦いになるかもしれません。ちなみに大盛りチャーハンを頼むと愉快な量が出ます!
 こちらも県東部を中心にいくつか店舗あるため、車で訪問する方は混雑する本店は避けたほうが良いかもしれません。ただし店舗によってメニューが多少異なる点にご注意ください。

松楅 本店
沼津市千本港町57-1 ホワイトハウス1F
http://www.shofuku.jp

あじや(沼津港)

 沼津港も海鮮の店を1ヶ所紹介しておきましょう。沼津港でランチをするなら、ぜひ沼津みなと新鮮館内にある「あじや」へ。沼津港だけあって観光地価格な店も少なくないのですが、ここではおいしい海鮮料理を1,000円強ほどでいただくことができます。メニューも豊富で、刺身はもちろんのこと、揚げ物や煮物、そして沼津の名産品である干物まで様々。味はもちろんお墨付きです。なかでも大判のアジフライは1枚から単品で注文することもできるので、色々食べてみたいという方にもオススメです。
 そしてここに行くならば、上にリンクを貼り付けたTwitterアカウントをチェックしてください。超お得な情報が載っていますのでお見逃しなく!

あじや
沼津市千本港町128-1 沼津みなと新鮮館内
https://nu-mshinsenkan.com/73922/トップページ/食堂・干物販売%E3%80%80あじや/
https://twitter.com/numazukou_ajiya

拉麺 忠次朗(沼津・香貫)

 沼津の町の東にそびえる香貫山、その南側の麓にある中華料理店が「拉麺 忠次朗」です。駅からは遠くバスで行くにもやや不便(東海バスの八重停留所が最寄りです)ですが、それでも訪ねる価値はあると思っています。ここの強みはなんといってもそのボリューム。大きな丼になみなみと入ったラーメンや大粒の唐揚げなど、ここもまた大満足必至です。味もよく価格もお手頃なだけあって、地元の方で混雑することも多い人気店です。このpostには載っていませんが、他にチャーハンもオススメ。メニューも豊富なので通う楽しみもありますね。

拉麺 忠次朗
沼津市下香貫八重38-1

Grandma シーサイド店(沼津・静浦)

 沼津市南部、海沿いの三の浦と呼ばれるエリアのうち、市街地に近い静浦の海沿いにあるスイーツショップが「Grandma シーサイド店」。このエントリのトップ画像にもしましたが、個人的沼津のイチオシ店舗です。スイーツがおいしいことはもちろんですが、このお店はなんといってもロケーションが最強。カフェスペースにはテラス席があり、外に出れば目の前は真っ青な駿河湾、そして天気のいい日には大きな富士山が海越しにくっきりと見えます。そんな景色を見ながらスイーツをいただくひとときはまさに最高。沼津は海辺の街ながら、ここまで海にしっかりと面したお店はほとんどないので、皆様ぜひ一度訪れてもらえればと思います。
 なお沼津駅南口の近くの本店にもカフェスペースもあるので、静浦まで来るのが大変という方は本店で手軽に味わうこともできます。どちらも同じおいしさですからね。

Grandma シーサイド店
沼津市獅子浜22-27
https://sweets-grandma.com/seaside/
https://twitter.com/grandma_seaside

内浦漁協直営 いけすや(沼津・内浦)

 静浦からさらに南、駿河湾の最も奥に位置する内浦エリアにある人気の食堂が「内浦漁協直営 いけすや」です。内浦地区は養殖真あじの生産量が日本一で、そんな日本一のアジをランチで食べようと休日には待ち客が多く出る大盛況ぶり。すぐ近くの養殖場で育てるアジの刺身やフライ、干物などはいずれも絶品で、沼津でアジを食べてみたい!という方はここを訪れることを強くオススメします。
 私は内陸の埼玉県出身なこともあり、アジといえば大衆魚でありほどほどのものだとずっと思っていましたが、この店をはじめとして沼津のアジを食べてその見方は大きく変わりました。今ではすっかり好物のひとつになっています。

内浦漁協直営 いけすや
沼津市内浦小海30-103
https://ikesuya.com
https://www.facebook.com/ikesuya/

とさわや旅館(沼津・内浦)

 内浦地区の中心部、内浦三津(みと)にある「とさわや旅館」。1階にある食堂でランチを楽しむことができます。地元の方も多く使うため様々なメニューが揃っていますが、遊びに来た方に薦めるならばやはり海の幸。なかでも店イチオシの海鮮丼が鉄板ではありますが、ちょっと贅沢できる方であれば、アジをはじめとした様々な地物の魚を楽しむことができるまな板定食をオススメします。おいしいのはもちろんのことながら、なんせ私の応援する声優・村上奈津実さんが食べた定食ですので…(笑)。

とさわや旅館
沼津市内浦三津88-15
http://www.izunumazu-tosawaya.jp
https://twitter.com/tosawaya174

駿陽荘 やま弥(沼津・西浦)

 伊豆半島のうち北の海に面した、沼津市中心部の対岸側にあたる西浦地区。海越しの富士山をひたすら望む美しい地に立つ民宿「駿陽荘 やま弥」も食事を楽しむことができます。ここの名物は周辺の看板でも見かける鯛丼。駿河湾のマダイと店の農園で飼育している鶏の卵が、ご飯と織りなすハーモニーはたまりません。もうひとつの名物であるアジのなめろうもオススメなので、よく食べる方なら鯛丼のご飯を大盛りにして、なめろうを単品で頼むと両方楽しむことができます。また、西浦地区はみかんの生産が盛んなエリアで、みかんの季節だけ楽しめる炊き込みご飯「西浦みかんごはん」もぜひご賞味ください。鯛やなめろうとの相性も抜群です。
 なお内浦三津にある「おさかな食堂 やまや」とは別の店ですのでご注意ください。そちらもおいしいお店ですけれども。

駿陽荘 やま弥
沼津市西浦平沢92-4
http://www.izu-yamaya.jp
https://twitter.com/shunyosoyamaya

魚重食堂(沼津・戸田)

 沼津市のうち最も南、伊豆半島の西側に位置する戸田(へだ)地区。市街地からはかなり遠いため、沼津観光のついでとなるとちょっと難しい場所かもしれませんが、戸田地区でぜひとも食べてほしいものがあります。それは日本一深い駿河湾に面した町だからこそできる深海魚料理。独特な見た目から敬遠されがちな深海魚ですが、食べてみればそのイメージは覆ること間違いありません。沼津港にも深海魚を楽しめる店はありますが、戸田地区にはタカアシガニや深海魚を提供する飲食店が多いのが特徴で、今回はそのなかの「魚重食堂」をご紹介しましょう。
 この店は地物の深海魚をメインとした料理を提供しており、なかでも極上深海天丼はその名の通りとっても豪華。私も深海魚には詳しくなく、入っていた深海魚が何なのかとかはよく分からないのですが、とりあえず非常においしかったことは覚えています(笑)。ボリューム満点な揚げ物メニューですから、たくさん食べる方でも大満足すること間違いなし。ちなみに店のオススメ深海魚はゲホウという魚のようですので、ゲホウをメインとしたメニューを食べるのも良いと思います。
 戸田地区に公共交通機関で行きたい方に注意ですが、沼津駅などの沼津市メインエリアから戸田地区へ直接行くのは大変です。伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺駅からバスを利用することをオススメします。

魚重食堂
沼津市戸田303-5
http://uoshige.server-shared.com
https://www.facebook.com/uoshigeshokudou/

麺乃野狐禅(沼津・片浜)

 続いては沼津市のうち西側に位置する片浜地区から、海鮮ばかり続いてしまいましたので違う料理でいきましょう。JR片浜駅から東へしばらく歩いた線路近くにあるラーメン店「麺乃野狐禅(やこぜん)」は、周辺に工場などもあり食事時には賑わうお店です。
 背脂多めのラーメンをメインとしたメニューに迷いますが、個人的なオススメは何と言ってもとろぶたそば。存在感のある太麺の上に、その名の通りトロトロに柔らかく煮込まれた大きな豚肉が乗っていて、底に溜まったスープと混ぜれば濃厚な味わいに箸が止まらなくなります。ラーメン好きの方にはぜひ食べてみてほしい一品です。

麺乃野狐禅
沼津市大諏訪645

沼津市外

母さんのしょうが焼き(清水町)

 ここからは沼津市の隣町、駿東郡清水町の店を紹介します。鉄道駅がなく公共交通機関で来る方には馴染みが薄いかもしれませんが、清水町は飲食店のレベルが高いグルメ激戦区。沼津周辺のグルメを語るなら見逃せません。
 さて、清水町にはサントムーン柿田川というショッピングモールがありますが、その東の裏に位置するのが「母さんのしょうが焼き」。その名の通りしょうが焼きをメインに提供するお店です。他に何も言うまい、ここではとにかくしょうが焼きを食べましょう。しょうが焼きとご飯は言わずもがな最高の相性で、とにかく肉でご飯をもりもり食べたい!という方には超オススメ。サイズは色々ありますが、最大サイズのバカ盛りはそのボリュームに圧倒されるはずです。写真はノーマルのものですが、しょうが焼きの味付けを選べるため、自身の好みの味でがっつりいただきましょう。

母さんのしょうが焼き
駿東郡清水町玉川61-4
https://twitter.com/mamasyougayaki

ラーメン猪のしし(清水町)

 先ほど清水町をグルメ激戦区と評しましたが、隣の三島市南部と併せてラーメン激戦区でもあります。評判のいいラーメン店が非常に多く、どの店について書くか迷いましたが、まずは柿田川湧水公園の東にある「ラーメン猪のしし」を紹介します。なんとも味わいのある看板が目印で、オシャレな今風のラーメンというよりは昔ながらのという印象のお店ですが、そこは私の好みによるものなのでご了承ください。
 いずれのメニューもおいしそうなのですが、私が食べたのはメニューのトップにあったスタミナラーメン。ニンニクの効いたパンチのある味わいと上に乗った焼き肉が食欲をそそる一杯です。チャーハンやぎょうざといったサイドメニューもおいしく、地元の方で賑わう人気店であることが納得の味でした。雰囲気的にやや入りづらいかもしれませんが、損はしませんのでぜひ一度訪問してみてください。

ラーメン猪のしし
駿東郡清水町堂庭56-14
https://ja-jp.facebook.com/pages/category/Ramen-Restaurant/ラーメン猪のしし-1701250766812374/

らーめん食堂 にこにこ(清水町)

 続いてもラーメン店、卸団地の北側にある「らーめん食堂 にこにこ」です。こちらも看板のインパクトが強い街中華。近くで働く方々などで賑わうお店で、味だけでなくボリュームもあるお店です。
 らーめん食堂というのにラーメンのないpostを引用してきたことをお許しください。というのも、ココの唐揚げが本当に私好みでおいしかったのです。香ばしく揚がりザックリとした厚めの衣の大粒唐揚げ…この手の唐揚げを提供しているお店はあまり見ないので、好みな方はぜひとも食べてみてほしいです。ご飯がめちゃくちゃ進みます。チャーハンも非常においしいですし、店の一番人気というみそ辛口ラーメンも大変良かったです。メニューが豊富なので色々と食べてみたいお店ですね。

らーめん食堂 にこにこ
駿東郡清水町久米田68-1

毎日牧場(清水町)

 ラーメンから離れ、続いては卸団地の西側にあるステーキハウス「毎日牧場」。メインを注文するとサラダバーがついてくるタイプの店です。ワンポンドある豪快なステーキから食べやすいハンバーグまで肉料理は様々で、味も食べごたえもたまりません。そしてサラダバーには野菜はもちろんのことパスタやカレー、デザートまであり、満足するまでひたすら食べることができます。ただしおいしいからと食前にカレーなどを食べ過ぎると、メインの肉で限界を迎えるので要注意。私はやらかしました(笑)。お肉を食べていい気分になりたい方はぜひこのお店へ。
※引用したpostで食べているのはキャンペーンメニューです。普段はあるか分からないのでお店にご確認を。

毎日牧場
駿東郡清水町湯川10-55
https://www.mai-boku.jp
https://twitter.com/maiboku7720

ohdou cafe(清水町)

 ガッツリ系なところばかり紹介してしまったため、清水町の最後はオシャレな店にしましょう。清水町の南東部、三島市との境にある「ohdou cafe(オードーカフェ)」。私は最初カフェと間違えて訪問したのですが、かわいらしいキャラクターが示すとおりパスタのお店です。自家製生パスタが売りで、ここのパスタは食べたらきっと衝撃を受けます。本当にモチモチとしか言いようがないくらいモチモチなんですよ。公共交通機関で行こうとするとやや大変な場所で、基本的に1,500円くらいとちょっぴり良いお値段でもありますが、それでもぜひ食べてみてほしいくらいモチモチなのです。ああ素晴らしきモチモチ。

ohdou cafe
駿東郡清水町畑中65-4
https://ohdoucafe.jpn.com
https://www.instagram.com/ohdoucafe/

讃岐うどん まるかつ(三島市)

 続いては三島市から。JR東海道線で言えば沼津駅の隣、東海道新幹線の通る三島駅は静岡県東部の玄関口。伊豆国一之宮である三嶋大社を有し、東海道三島宿として栄えた歴史ある町です。市街地を流れるせせらぎが非常に気持ちの良く、沼津と併せてぜひ観光していただきたい私のお気に入りの町でもあります。
 そんな歴史ある三島市街地にはオシャレな雰囲気のお店が多いのが特徴的。三嶋大社の西側にあるうどん店「讃岐うどん まるかつ」もその例に漏れない人気店です。讃岐うどんと銘打った店は静岡東部では珍しい印象ですね。
 ここのコシと弾力のあるうどんはたまらないもので、大盛りにすればそんな美味しいうどんを満足するまでいただけます。天ぷらも色々あり迷うところで、私が訪問した際には夏らしくナスの天ぷらにしてみました。postの写真から伝わるでしょうか、このボリュームで味も良いと言うのに非常にリーズナブルで、もしすぐ近くに住んでいたら普段遣い間違いなしなお店でした。

讃岐うどん まるかつ
三島市本町1-21

田中亭(三島市)

 三島市の東側、登れば箱根に至る山の麓にあるのが「田中亭」です。肉料理の店で、主に提供しているのはハンバーグとステーキ。特にジューシーハンバーグは是非とも食べていただきたい一品です。見た目から大ぶりなハンバーグでテンションが上がるのですが、食べようとナイフを立てればフワッとしていることに驚き、切ってみるとあふれる肉汁…見ているだけでもたまらないものです。そして言わずもがな味もよし。引用したpostではご飯を大盛りにしていますが、それでもなんと1,180円という非常にリーズナブルな価格でした。ココ最近開拓したお店の中でもかなり満足度が高かったですね…それだけあり人気店ですので混雑には気をつけてください。

田中亭
三島市柳郷地6-1 山田ハイツ102
https://www.facebook.com/田中亭-179595422591682/

鈴福(三島市)

 三島市のかなり南の方、鉄道駅でいえば大場駅のあたり。場所の国道136号線下田街道沿いにあるラーメン店が「鈴福」です。こちらの辛口味噌ラーメンは非常に評判がよく、連日地元の方を中心に大盛況。私の友人は「近くを通るといつも駐車場が埋まっている」と話していました。私は辛いもの好き(激辛までは無理ですが)でもあり、そんな人気店ですからさぞおいしいだろうと思ってはいましたが、ここは非常に良かったですね。食の進むちょうどいいピリ辛さと、くどくなくスルスルといける味噌味が非常においしいスープで、これは完全にやみつきになります。辛めラーメンがお好きな方、行列に並んででも食べる価値はありますので是非どうぞ。

鈴福
三島市安久37-3

畑ごはん あぐり

 三島市の最後にこちらも市の南端、農園が経営するレストランの「畑ごはん あぐり」をご紹介します。三島市を含む箱根西麓地域は野菜づくりが盛んで、B級グルメのみしまコロッケに使われる馬鈴薯をはじめ様々な野菜が生産されています。このお店では季節に合わせた三島近郊の野菜を使った料理を楽しむことができます。
 2,000円弱ほどの贅沢にはなりますが、季節野菜のおばんざいセットを是非食べてみてください。野菜はもちろん肉か魚から選べる主菜も非常に丁寧に作られていて、その優しい味わいにはきっと感動していただけると思います。ここまでご紹介した店を見ていただければ分かる通り、私自身野菜を主役として食べる機会というのはあまりないのですが、季節と自然を感じられる野菜料理は素晴らしいことをこの店で実感しました。

畑ごはん あぐり
三島市御園82-1
https://www.instagram.com/hatakegohan_agri/

CHICO★SPICE(函南町)

 JR東海道線には函南(かんなみ)駅がありますが、田方郡函南町の中心部は伊豆箱根鉄道の伊豆仁田駅周辺。そんな函南町の「CHICO★SPICE(チコスパイス)」はその名の通りスパイスカレーの専門店です。欧風カレーからインドカレーまで、静岡県東部にも様々なカレー店がありますが、この店の特徴は曜日限定で朝カレーを提供していること。シーサーのロゴマークが示す通り、沖縄の食材を使ったスパイスカレーは心も体も温まる一品で、朝から食べれば元気が出ること間違いなしです。提供するカレーは日替わりのようですので、instagramアカウントなどからご確認ください。

CHICO★SPICE
田方郡函南町間宮680
https://chico-sp-website.web.app
https://www.instagram.com/chicospicecurry/

一匹の鯨(伊豆の国市)

 世界遺産として有名になった韮山反射炉や伊豆長岡温泉がある伊豆の国市から、伊豆箱根鉄道駿豆線の伊豆長岡駅の近くにあるラーメン屋「一匹の鯨」をご紹介します。ここのラーメンはよそとは一味違う「おとなのラーメン」です。最近は味の強いラーメンが流行な印象がありますが、こちらはすっきりと澄んだ繊細なスープが特徴的。トッピングにもミョウガや春菊といったまさにおとなな味わいのものが使われています。引用したpostのR30ラーメンが定番ではありますが、他にもシンプルなものからちょっと意外なものまで、なんだか楽しそうなメニューが揃っています。普段食べているラーメンとは違うおとなの世界、いかがでしょうか?

一匹の鯨
伊豆の国市南條184-2
https://twitter.com/ippikinokujira

野風増(伊豆市)

 伊豆箱根鉄道駿豆線の終点ひとつ手前、伊豆市の牧之郷駅すぐ近くにあるとんかつ店「野風増(のふうぞ)」も私のイチオシです。ログハウス風のモダンで落ち着く店内の雰囲気が良い店ですが、出てくるとんかつはボリューム満点。オススメの鶏カツはこの大きさ、もうたまりませんね。衣は香ばしくサクサクに揚がり、鶏肉は肉厚で柔らく…ボリュームだけでなく味も非常に良いお店です。沼津周辺のとんかつ店も色々と行きましたが、今のところこのお店が個人的ナンバーワン。公共交通機関を利用の方でも行きやすいですから、伊豆へ遊びに来た際は是非お立ち寄りください。

野風増
伊豆市牧之郷534-3

やまびこ(伊豆市)

 修善寺駅からバスに揺られて山の中へ進むと「伊豆の小京都」と呼ばれる修善寺温泉に着きますが、そこからさらに山の上に進み、修善寺虹の郷の近くにある人気のそば屋が「やまびこ」です。修善寺にはそば屋が数多くありますが、ここは山の上でテラス席もあるため、伊豆の山々を眺めつつ自然を感じながら過ごすことができます。手打ちそばをメインに季節の山菜などを提供していて、なかでも注目したいのは例年11月から5月くらいまで登場する自然薯のメニュー。そばに入れてもよし、ご飯とも相性よし、そのまま磯辺揚げとして食べるもよし。もっちりとした味わいがたまらない一品、伊豆の自然を味覚を通して感じてみてください。

やまびこ
伊豆市修善寺3726-1
http://www.yamabiko-izu.com

Coffee Shop アドニス(富士市)

 沼津市の西隣、富士市のJR吉原駅から出ている私鉄の岳南鉄道に乗り換えた先にある吉原本町駅。東海道の吉原宿付近は、現在も吉原商店街を中心に市街地が形成されています。吉原商店街にはB級グルメのつけナポリタンなるものがあり、「Coffee Shop アドニス」はその発祥のお店と言われています。喫茶店ながら食事でつけナポリタンを求めて訪れる方は多く、昼間には混み合うこともあります。
 つけナポリタンとはその名の通り、ナポリタンをつけ麺風にアレンジしたちょっと不思議な料理です。酸味の効いたトマトベースのつけ汁はチーズや野菜、ゴロッとした鶏肉など具だくさんなのが特徴で、やや太めの麺との相性は抜群。B級グルメというとお隣富士宮市の富士宮やきそばが圧倒的に有名ですが、こちらも是非世に広まって欲しいグルメです。

Coffee Shop アドニス
富士市吉原2丁目3-16
https://coffee-shop-cafe.business.site
https://twitter.com/kazunoritomonor

KAGUYA IWAMOTOYAMA CAFE(富士市)

 食事処が続きましたので、最後に久しぶりにカフェをご紹介します。富士市の西側、富士川の左岸にそびえる岩本山の山頂付近にある「KAGUYA IWAMOTOYAMA CAFE」も連日賑わっているオシャレなカフェ。車がないと登るのは少し大変ですが、山頂だけあって景色は素晴らしく、テラス席からは富士市の町並みと雄大な駿河湾を眺めることができます。一番人気はパンケーキのようですが、私が訪問した休日の夕方手前には当然のように売り切れていたので、食べたい方は早めに行くのが吉。カフェタイムの他にランチ営業も行っています。パンケーキがなくともパフェなどのスイーツはあり、絶景を眺めながら静岡らしい抹茶ドリンクといただくのも良いものですから、近くを通りかかった際には立ち寄ってみてください。

KAGUYA IWAMOTOYAMA CAFE
富士市花木立1605
https://www.kaguya-cafe.com
https://www.instagram.com/kaguya_iwamotoyama_cafe/


長々と書いてきましたが、今回のご紹介は以上となります。今回、ということなのでいずれまた追加エントリを書くかもしれません。いやなんせ32箇所も書いてしまいましたが全く書き足りないんですよ。文量の都合で相当絞っているので。しかも長泉町・裾野市・御殿場市・富士宮市など開拓が進んでいない町も多く、熱海市や伊東市など伊豆半島も含めればキリがありません。静岡県東部のグルメ開拓はまだまだ進行中ですから、今後も鋭意進めてまいります。このようにまとめるた形でなくとも、Twitterで休日の外食を発信しているので、気が向いたら覗いてみてください(オタクの戯言が大半のうるさいアカウントなので、グルメ情報が欲しい方はフォローせず思い出した頃にメディア欄を眺めるくらいがオススメです)。
 冒頭にも申し上げましたが、静岡県のグルメ情報は常に募集中ですので是非ともよろしくお願いします。西部となるとなかなか行く機会がないのですが、静岡市くらいまでならたまに行く守備範囲ですので。それから「ここを調査してみてほしい」とか「書いてある以外のオススメ教えて!」みたいなのがあればコメント欄や私のTwitterアカウント宛にでも投げてください。可能な範囲でお答えさせていただきます。
 それでは皆様、是非とも沼津や静岡県東部の食をお楽しみください。

※2023年6月24日、内容を一部更新しました。

2022年4月12日追記:第2弾書きました☆

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?