営業かけてきた人にぞんざいな対応したら、上司に静かに怒られた話

こんにちはポケカルビジネスTVヒガキです。

僕がまだ二十代だった頃の話
当時の僕は任せられた仕事で結果を出すことができ始めた時でした。

やっていた仕事はWEBマーケ
自社のサービスサイトの集客をするために
SEOと呼ばれる集客施策を打っていました。

SEOをご存じない方に簡単に説明しますと
googleなどの検索サービスにおいて
検索結果でスポンサー枠を除いた上位部分に自社サイトを検索HITさせること

SEOを施すと検索結果の上位に表示され、お客様が検索結果をクリックして、自社サイトを訪れる可能性が高まるので、こぞってみんなこの対策をしていました。

当時の会社はこのSEOをやろう!
というところからスタートしたので
SEOの初歩の初歩をやっただけで、
グーンと検索結果の順位が上がり
集客数もどんどん増えていきました。

よし!もっと調べよう
もっとSEOしよう!
そう思いSEOの世界にどっぷりハマっていたのでした。

SEOをすれば、集客ができる!
ということでいろいろなサイトがSEOに力をいれました。その中で反則スレスレ、反則なSEOも生まれていき、検索しても良いサイトに巡り合えない。ということも。

そうすると、Googleがアルゴリズム(検索結果を出すロジック)を変え、
また反則SEOが生み出され
アルゴリズムが変わる。
といういたちごっこを当時のSEO界隈ではしている状況でした。

そしてこのアルゴリズム変動により、我々真っ当なサイトの順位も変動してしまう。

目標に対してハイ達成をし続けていたこともあり、鈍化はさせたくない。集客数は減らしたくない。

なので就業後に本を買って読んだり
色々なサイトを読んで最新情報に常にアップデートするようにしていました。

そんなある時、鈴木謙一さんという方のブログにたどり着きました。彼は海外SEO情報ブログというもので発信をしており、海外で行われたイベントや発信などを翻訳してくださるなど最先端のSEOについて色々と見解を記載してくれていました。

当時SEOのテクニックのいたちごっこに辟易していた自分にとって、Googleがこう考えているので、こういう方向性にシフトチェンジするかもしれない。などといった大枠での考え方に、すっかり魅了されてしまい

拙い英語力ながら、Googleのエンジニアのブログを読むなどをして、Googleが今後どういった観点を下にアルゴリズムを変動させてくるのか?を予測しテクニカルなSEO以外なことに目をむけはじめました。


めちゃくちゃ勉強していたし、
結果も出し続けていた

ここまで来ると
社内ではSEOに関して誰も何も言わなくなってきます。SEOに影響ありますと言えば開発案件の優先すっ飛ばしてもらうことも出来ました。
少額の支出に関しては週次のミーティングで事後報告しても怒られることもありませんでした。

段々と結果出しているんだからいいでしょモードになっていきました


そんなある日のこと
上司からSEOのコンサルタント業者さんとのMTGを入れられました。

忙しかったので基本断っていたのですが、たまたま離席中に営業TELをとった上司がアポを受け入れてしまったのでした。

忙しいのに。。
と思いながら、上司同席の元、ミーティングに。
もちろんやる気もなく、普段着のTシャツのまま

ミーティングが始まり
挨拶を済ませ、早速SEOの最新動向について共有いただく。

うーん、古いなぁ。。。

そう思い、相手が話しているよりも先のページを勝手に読み進める。

うーん、良い情報ないなぁ。

この話って、前週にGoogleのエンジニアがこうなるって言ってましたよね?
多分、間違いだと思いますよ。

といったツッコミもし始めてしまう。

そしてミーティングが終了

相手を見送って、自分の席に戻ろうとすると

ヒガキいいか?

と上司の一言

ヒガキ「はい。どうしました?」

上司 「どうだった??」

ヒガキ「いやー、全然だめですね。忙しい中時間割いたのに。。。」

上司 「なるほどな。忙しいところ時間割いてもらってすまんな。」

上司 「でもな、あの態度はないぞ。」

上司 「ああした態度をとられたら、相手はどう感じる??」

ヒガキ「嫌な感じですね」

上司 「確かに勉強不足かもしれない。でも、彼が本当に最新情報を手に入れたらお前に営業くるか?」

上司 「3社だけ限定サービスしていいよ。と言われたとき、うちに持ってきてくれるか?」

上司 「うちのサービスをプライベートで使おうと思うか?何より、うちのサービスの悪口を言うかもしれないだろ」

そうなんです。
ほんと自分のことだけしか考えていなかったのです。
まさか、そんな可能性があるとは。

たかが、営業のアポ
されど、営業のアポ
丁寧な対応をすることのメリットと
ぞんざいな対応をするデメリット

自分の言動一つでメリットもデメリットも生まれるということ。
それならメリットを取ったほうが賢い

上司はそう言いたかったのです。

あの日は黒いドクロのTシャツを着ていたっけ。
多分あの営業の人は、クソドクロ!と毒づいていたことでしょう。


それからは、本当に意識して丁寧に接するようになりました。今でも電話での営業が来ると、丁寧に答えながら、ふとこのことを思い出します。

あまり、部下と商談に出ることはありませんが、言い方、見え方は気をつけなよ。と言っています




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