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風邪と麦酒と煙草と珈琲

風邪の気付薬として、アルコールを少しクッといったら、体が温まるらしい。

死ぬわぼけぇ。

まず喉がしんどいのに、なんで喉越しダイレクトアタックすんねん。
麦酒前提の俺もやばいが、煙草と珈琲を今仕込んでいる俺が何を言うとんねんってな。


赤星と、癖がすごい灰皿を出してくれる店で、
この後日本酒とアテを胃におさめ,
しっかりと電車で迷惑な寝方をし、
起きたら着いてた。

こーゆーときに、楽しさからの落差で、
寂しくて人を求めるのは、
男も女もみんな同じなんやろか。


夜が溶けていく。
仕事がたまる。
それでも娯楽を求めて、
朝は奈落の底。

波のように平穏に生きたいのですが、
波は時に嵐になるように、
感情の生き物が情緒丸出しで
毎日を捨ててく。
朝焼けに死す。


今日も噛み締めて、奈落の底から
蜘蛛の糸を探して手繰り寄せる。


芥川め。何が人間失格やねん。
お前だけちゃう、全員や。

志を持ち直すこの自分の時間に、
風邪引いてたことを忘れながら,
煙で自分の喉を弔う。

底から。

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