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創作

創作とは排泄的であるとよく言われるが、果たして私は創作物を排泄物だとか、産み出した子どもであるとか思わない。

それは単なる創作物であるし、そこになんらかの美があるなら美を感じさえするのだが。

これは、石化の魔法によるものかもしれないし、ただの創作感の違いかもしれない。

ただ分かるのは、創作するにはなんらかの圧力というか、アウトプットするだけのインプットのような圧力が必要だ。

そこには、ただなんらかを食べる、摂取するだけではダメで。その情報量だとか圧力に自分がちょうどよく押されてないといけない。

自分が規定されるだけの他者がないといけない。他者に見つめられてはじめて、自己を意識する。自己を意識するから、そこに自己と他者というミックスされた関係性的なものが脳の中で規定される。

そのミックスドな関係性がオリジナルとして創作物ということになる。

それには、まず自己があるということと、それに対する異物としての他者、あるいは世界という規定された感覚を作るところから始めることが必要になってくる。

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