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レシピ付きエッセイ🍳 詩を食べる「ポエジオ食堂」

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詩を文字通り「味わう」には、詩を食べてみるのがいちばん。ポエジオはエスペラント語で「詩情」のこと。詩からインスパイアされたレシピを紹介します。
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#詩

【詩を食べる】母との甘い記憶、「いにしへの日は」(三好達治)/春のおいなりさん弁…

ここは、詩情を味わう架空の食堂「ポエジオ食堂」―詩のソムリエによる、詩を味わうレシピつき…

【詩を食べる】すだすだと吹きゆる若夏の風(読み人知らず)/若夏のきゅうり素麺

ここは、詩情を味わう架空の食堂「ポエジオ食堂」―詩のソムリエによる、詩を味わうレシピエッ…

【詩を食べる】通りすがりの女に(ボードレール)/カルダモン風味のチョコレートスフ…

詩のソムリエによる、詩を「味わう」ためのレシピエッセイです。もうすぐバレンタインデー。そ…

【詩を食べる】雪(三好達治)/雪の花ミルク蒸しパン

詩のソムリエによる、詩を「味わう」ためのレシピエッセイです。寒い日がつづきますね。今日紹…

【詩を食べる】七十五セントぶんの切符(ヒューズ)/黒人たちのフライドチキン

詩のソムリエによる、詩を「味わう」ためのレシピエッセイです。今日紹介するのは、アフリカン…

【詩を食べる】明日、死ぬかもしれないじゃん!(ドロシー・パーカー)/NY風キャロッ…

詩のソムリエによる、詩を「味わう」ためのレシピエッセイです。今日紹介するのは、NYで活躍し…

【詩を食べる】この豚だってかわいいよ(八木重吉)/ピッグス・イン・ブランケッツ

詩のソムリエによる、詩を「味わう」ためのレシピエッセイです。今日紹介するのは、かわいい「豚」の詩にあわせたかわいいレシピ、「ピッグス・イン・ブランケッツ(毛布にくるまれた豚ちゃん)」。あたたかい気持ちにくるまれる詩とレシピをお楽しみください。 「豚」の詩を発見 なんというかわいさ!八木重吉の「豚」 大正〜昭和初期の夭折の詩人、八木重吉の詩を読んでいて、こんな詩を見つけた。 ああ、なんてかわいい! 春の陽だまりのなか、トコトコ歩いてくる豚のようすが目に浮かぶようだ。 の

【詩を食べるレシピ】春でぇむん/気軽に作れる、春のおでん

詩を文字通り「味わう」ためのエッセイとレシピです。レシピもあるので、よかったら詩を読んで…

#35 梅一輪いちりんほどの暖かさ(嵐雪)/酒粕みるくぜんざい

詩を文字通り「味わう」ためのエッセイとレシピです。レシピもあるので、よかったら詩を読んで…

#30 プラテーロとわたし(ヒメーネス)/アンダルシアのセラニート弁当

ろばを飼いたい、とずっと思っている。 ふんわりと銀いろのろば。名前を呼ぶと、うれしそうに…

#29 望郷は、失せることなきエメラルド(吉田一穂)/銀杏からすみ

「あ、日本酒…福島のお酒、頼んでいいですか」 ここは渋谷の居酒屋。福島出身の先輩が、メニ…

#27 夕星は、かがやく朝が…(サッポー)/ユワレラキア(肉団子のレモンクリームスー…

夜眠るまえ、古びた大きな『世界名詩選』をぱらぱらめくる。神を讃える勇壮な紀元前ギリシャ詩…

#23 はかない習性がおまえを支える(大畑専)/本気のお粥

大学生のとき。ひんやりとうす暗い大学図書館でも、ひと気のない棚。 『詩学』(1951)という…

#19 ピーマンは畑の太鼓(工藤直子)/冷やしピーマン

7月。わたしは岡山県瀬戸内市の畑に立っていた。 久々の晴天。暑いけど時おり吹き抜ける風がここちよい。 むせかえるような草と土の香り。虫の音。 あ、「夏休み」だな。わたしは社会人で、しかも会社を辞めたので「夏休み」なんてないんだけど、からだが勝手に夏休みと認識する。うーん、わくわくしてきたぞ。 ここは株式会社いぶきさんの畑。岡山から“当たり前に買える感動野菜”を目指して、 鮮度・安全にこだわった野菜を生産し、 収穫体験などコミュニティづくりに農業を活かす取り組みをされてま