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”この辺が現実的”な、在宅デスク構築

noteには「デスクをすっきりさせるマガジン」をはじめ「オシャレで美しい在宅デスクの記事」が読めますが、『実際問題そんなオシャレな在宅デスクはなかなか作れないし、そもそも場所もなければ予算も無いしな……』という方も多いのではないでしょうか。自分も仕事が在宅勤務になりはや半年以上。狭い自宅のマンションで、最小限の予算で、どうにか在宅デスクを構築したので記事を書くことにしました。決してオシャレではない。それでも、専用のモニター、デスク、椅子を用意することで、自分的にはかなり快適なワークスペースを作ることができました。

我が家は都内の2LDKのマンション。リノベはされていますが躯体は古く、建具の寸法が小さくてドアが低く、ベッドや冷蔵庫を入れるのに苦労した、全体的に狭さが目立つ物件です。LDKは奥さんがお料理・ミシンで縫い物・パソコン仕事をするスペース。お互いWEB会議も多く、LDKで奥さんと一緒に仕事は難しい。あとは夫婦の寝室(ベッドで満杯)と、娘の部屋しかない。

在宅勤務が始まった当初は、唯一「まともな机」のある小6娘の部屋の机を間借りしていましたが、小学校から帰ってくる娘に悪いし、娘がお友達を呼ぶ時は寝室に避難したり、なかなか不便でした。会社では大型のモニターを使っていたので、ノートPCだけでは生産性が低すぎる。諸々耐えきれなくなって、思い切ってワークスペースを作ることにしました。場所は寝室の、ベッドと押し入れの間の、幅1メートルほどのスペース。

デスク構築の起点となったのはこのカリモクのDチェア。リビングでもう13年ほど使っていますが、これがいくら座っていても不思議なほど疲れにくい。

ダイニングで使っていたものを運び込みました。ダイニング用なら汚れに強いビニールレザーも良いですが、長時間座るとビニールレザーは蒸れるので、ファブリックがオススメ。そして脚にはカグスベールを。サイズはL。

ただ、Dチェアは座面が低いんですね(405mm)。Dチェアと組み合わせるDテーブルは620/660mm(可変)で、通常のデスク天板(700mm)より低い。Dチェアを活かす以上、一般的なテーブルは高さが合わず、使えない。
そこで悩んだ末、予算とスペースと機能を最低限で満たすラインとして、一本脚の昇降テーブルを購入。

タンスのゲン……なめとんのか……と思いつつ、ちょうどいいサイズのデスクを探すと何故か何度も出てくるので、結局タンスのゲンを買ってしまいました。脚が邪魔かな?と思いましたが致命的なほどではなく、それよりも左右に脚が無いことで(人間の)足の置き場に自由度があるし、何より昇降機能で無段階に高さが調整できるのが良い。金属のベースはずっしり重く、安定感に問題は無いし、全体的な品質も悪くない(少なくともIK■Aよりは良く、ニ◾️リと遜色ない)。タンスのゲン、名前のわりに信頼できます。

モニターは迷った末に中古のこれを。

こだわりは解像度で、通常のHD(1920×1080)よりも縦長(1920×1200 WUXGA)が欲しかった。この「ちょっとの高さ」でExcelなどの作業性がだいぶ違う。ただ、WUXGAはあまりメジャーではなく価格が高めだったので、思い切って中古品を。ケーブルにレンタル会社のタグがついてたのでオフィスのリース/レンタル落ちでした。使用時間は確認できませんでしたが、品質的には全然問題なし。購入価格も1万円を切っていたので納得レベル。

そしてモニターアームはこちら。

当時、Amazonでカテゴリー1位/最安値だったので迷わず購入。カテゴリー1位なら強度不足などはなかろうという判断。見た目はイマイチですが、狭いスペースなので裏からはもちろん、横から見ることもない。アームを使うことで狭いデスクのスペースを最大限使えるし、位置や角度を色々試せるので非常に有用でした。そもそも椅子も机も一般的な高さではないので、調整の自由度の高いモニターアームの導入は必須でした。モニターを縦にしてみたり横にしてみたり、位置や角度は気分によって色々変えています。これ3000円なら文句は無いですね。

ただし、デスク天板の裏面は薄く加工されており、クランプの接合面が半分くらいしか接してないので、組み合わせは自己責任で。今のところぐらつきなどはありません。

あとはサイドテーブルを。

サイドテーブルはメインのテーブルとの高さ関係が気になりますが、メインのテーブルが昇降式なので微調整できてこちらも問題なし。タンスのゲン、優秀です。

そして欠かせないのが電機ひざ掛け。

春先もずっと使っていたし、今でも手放せません。エアコンだけだと頭がぼうっとしてくるので、エアコンはやや低めの温度で、足元を電機ひざ掛けで暖めるほうが快適で集中できます。この電機ひざ掛けは洗えるので衛生的だし、電気代は最小限。在宅だとここが地味に大事です。ただ、少し繊維が服につくのが気になるかな。

最後に、めちゃくちゃ地味ですが、あると便利なアイテムを。

黒のビニタイです。新品のケーブルを縛ってあるアレですね。長さを自由に切り出して、ぜいたくにバンバン使うことができます。ケーブル周りはこれを駆使してまとめています。

というわけで、デスク1万円、モニター1万円、アーム3000円、+αで構築された在宅スペース、どうでしょうか。椅子はアリものが快適だったので、椅子から買う場合はもっと予算が必要だけど、十分許容範囲なのではないでしょうか?ちなみにこの写真で手前に写っているのはベッドの端です。このくらいのスペースでも十分に快適なデスクを作ることができました。ケーブルの処理に命をかける記事が人気ですが、モニターの位置は日々動かすし配線もし直すので、あまり神経質にまとめることはしていません。必要にして十分。これくらいが現実的じゃないでしょうか!

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