返答詩集

#1  銀河に願いを
 銀河に願いを投げかけるとして
光となって返ってくるのなら
種が花を咲かせるのなら
なんて名付けよう

#2  眠りと目覚めの狭間で揺らめく光
 眠りと目覚めで夢を見ている
その揺らめいた光を探して
旅に出ることが 生きるということだとしたら


#3  命という花が咲くための 希望という種を蒔く
命が花だとしたら 種は希望だっただろうか
そうであるように 真っ暗な世界で灯した温かに煌めくものを
どうか絶やさないように 生きていたい

#4  子守歌
 お守りのように未来に持って行きたい。
 どこまで守れるだろう。
 信じられるものがそのままであるための、子守歌。

#5  生きるための歌声
生きるために、何を歌えばいいだろう。信じたもの、握りしめたもの。大事なもの。捨ててしまったもの。胸にしまってあるもの。生きた全てが歌詞になる。この世界の全てがメロディになる。

#6  余韻
失われたものへと手を伸ばす。きっともう出会えない。
でも前に進まなければ それが生きるということ。
でも諦めきれない。どうすればいいだろう。
未来に行くことを、やめないで。きっとまた出会える。
失ったりしない。心の中にある。

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