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おかしなくらい立て続けにいやなことが起きた日

朝、1日を気持ちよくスタートしたのに帰宅する時には気落ちして暗い気持ち。何が起こったって、1日のうちに3度も人の蒔いた種で自分が怒られるという出来事があったから。誰に対しても悪意なく平常心でいても、突然、なんの前触れもなく気分を落ち込ませるような事が立て続けに起きるなんて。1度なら受け流せることも3度となるとさすがにテンションが下がる。

いやな感情から目を背けるのは一時しのぎでしかない。何かを改めて完全に消去しない限り、いやな感情を抱かせる出来事がまた起こる。それはどこからか漂ってくる生ごみの悪臭と同じようなもの。芳香剤をまいて一時消えても、完全に元を絶たないとまた悪臭に悩まされる。

職場でのきついひと言
その1
「つかえない(人)、もういい、他の人にやってもらうから」(上司の勘違い)
その2
「(書類)ここにこう書いてあるのに見えてない?」(他の人の入力ミス)
その3
「こんな間違いしないでほしかった」(他の上司の指示ミス)

共通しているのは、仕事ができない、ミスしたことの指摘。すべて私の非とみなされ叱責された。
その時感じたくやしさは飲み込んだ。聞く耳を持つ人になら事情を説明したかもしれないけど、この場合は火に油を注ぐことになりかねないと思い、反論しなかった。

立ち直る暇もなく、短時間に次々ときついことを言われるなんてめったにないことではないだろうか。これはおかしい。冷静になってくると、この連続して起こる不快な事の意味を知りたくなった。

その3人の上司に対しては、好き嫌いは別として、少しくせ者だと思っているので、言葉遣いや態度など他の人に対して以上に気をつけていた。そして、彼らの日頃の仕事ぶりを見ていると、ケアレスミスをちょいちょいしているけど、他人のミスには厳しいこと、ムーディーで時々不機嫌になること、回りの人が自分の思い通りに動かないと陰口を言うことなどに少し反感をもっていた。
彼らがミスをすると「自分だって間違えるのに、自分のことは棚に上げて人にはは厳しいんだから」「注意するにしても言葉がきつすぎる、相手を尊重してあげればいいのに」「上の立場なのだから見本になるような態度でいればいいのに」と思うことがあった。

そうか、原因はこれかな。
私の心の中に、普段意識していないまでも、彼らへの反発や非難する気持ちが招いたのかもしれない。
「そういうところもある人なんだ」って相手の態度、言い方ややり方を非難せず尊重することが大切なんだろう。

答えがでたからもう終了。あとは自分の心にためこんだくやしさを癒そう。
「くやしかったよね、もう耐えなくていいんだよ、もう終わったよ、よくがんばったね」ありったけのことばで自分を褒めてなぐさめる。お風呂の中で涙があふれ出た。

一夜明けて、くやしさも3人の上司に対する反感も消えていた。きっと明日はもっと気持ちよく過ごせると思う。
自分がいやな感情をリセットして変わることで相手がどうなるか、また観察してみることにしよう。

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