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痛みとの対話

いつもと変わらぬ生活をしていたのに
突然おなかが痛くなった。
腹痛をおこすなんてめったにないこと。
最初は気にかけていなかったのに
だんだん増してくる痛みとともに、不安も増す。
1日目、一晩寝れば治るだろう。
痛くて寝返り打てなかった夜が明けて
2日目、まだ痛い。原因をさぐる。
自己解決は無理。病院を探して診察をうける。
3日目、少し痛みは和らぐが他の症状がでて再受診。

この痛みとともに過ごした3日間、いろんなことを考えた。
1日目、なぜ痛くなったのかな? 悪いもの食べた?
2日目、地元の専門医で、口コミのよいドクターを
探しているうちはまだ余裕。痛みとともに、心配が増す。
診察後即入院ってことあるかな?
3日目、まだ痛みがあるってことは、昨日誤診だったのかも?
ひょっとして重い病気なんじゃない? 手術とか?

こんなに一部の臓器に真剣に向き合うことってなかった。
あたりまえにあるものには普段目がいかなかったりするけど
実はそれはとっても大切なものだったりする。
自分の体でも、家族でも、職場仲間でもそう。

痛むおなかをさすりながら、なにか悪いことしちゃった?
無理させていたのならごめんね。いつもがんばってくれて
ありがとう。
もう暴飲暴食しないから。ストレスため過ぎないから。
よく噛んで食べるから。冷えないように労わるから。
って声をかけてみた。
明日はもっと良くなっているような気がする。

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