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やりたい仕事をみつけたものの・・・

以前、私にはどうしてもやりたい仕事があり、求人を探していた時があった。すでに前の勤め先は辞めていたので、即日勤務可、売りはそれだけ。あとは経験なし、若手という年代ではない、勤務時間に制限あり、そんな条件。雇う側の立場になれば、書類選考の段階で会ってみたいと思う人材ではないだろう。
ただでさえ少ない求人の中で、やっとみつけたと喜び、早速応募して不採用。それが数回重なった。それでもあきらめずに、1ヵ月以内にみつかればいいと思っていたのに、不労が2週間続くと心穏やかではなくなっていった。

タロットカードを1枚ひくと、チャンスが舞い込むっていうカードだった。カードに励まされ応募。そしてまた不採用。

自分が経験のある仕事なら好条件で就くことはできる、ちょっとだけ芽生えた浮気心。時間がたつと、賃金が安くても、通勤が多少不便でも、労働時間が長くても、その仕事をやりたいと思った。

働いていない間に感じたことは、たとえ生活に困らないお金があったとしても働きたいという思いだった。
以前、友人の集まりで「億万長者になったらどんな生活をする?」という話題になった時、多くの友人が、給料が安くてもいい、週何日かは自分がやりたい仕事をする、と言った。

もうこんなに働きたくないって思ったのに休みになるとまた働きたくなるし、働いていないと落ち着かない。
働くってことは本能なのかしら。

働くことは、社会という群れの中で存在し、報酬を得ることで自分の力を使って生きているという存在感や安心感を感じられる手段なのかもしれないと思った。

結局、やりたい仕事はどうなったかというと、、、その業界の仕事には就いたので遠回りでやりたい仕事に近づいていくことにした。

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