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「目覚めのコーヒーは朝食後にして」

「私、朝食は食べない、ブラックコーヒーだけでいい」
目覚めたあと、気だるそうにロングヘアーをかきあげながらマリちゃんは言った。
大学生の頃、友人のマリちゃんとアメリカ旅行に一緒に行った時のこと。ニューヨークで泊まったホテルの部屋からはマンハッタンの摩天楼が見えた。ブラックコーヒーなんて飲んだこともない私は、映画のワンシーンみたいなマリちゃんを見て思った
「マリちゃん、大人じゃん。なんかかっこいい」

コーヒーとは無縁だった私が、その後何年もたって、いろんな職を経てバリスタになるとは。コーヒーの味わい、抽出だけでなく、健康に及ぼす影響についての研究結果にも興味をもっていった。

コーヒーは飲むタイミングや抽出方法によっても体への効果が違う。メリットもあればデメリットもある。私は過去の苦い経験から(以前投稿したNOTE↓)鉄分の吸収を妨げないように食後は最低30分はあけてから飲むようにはしている。

最近、飲むタイミングを朝食後、しばらくして、10時~11時にしてみたら、眠気がとれて頭がシャキっとして、やる気アップする効果を実感した。

コーヒーの健康効果についての研究結果によると、起きてからすぐコーヒーを飲んではいけないのだ。
朝食前にコーヒーを飲むと、
血圧や血糖値が急上昇する、
カフェイン依存のリスクが高まる、
脳が興奮したあと緊張が続くなど、
健康面では悪影響があるから。

起きてから30分~1時間すると「コルチゾール」というホルモンが分泌される。これは血流上げて脳を覚醒させ、ストレスから身を守ってくれるホルモン。起き抜けにコーヒーを飲むと、カフェインとコルチゾールの両方にある覚醒作用が上がり過ぎて脳が興奮状態になる。それに、空腹時にコーヒーを飲むと、コーヒーのクロロゲン酸の働きで胃液が多く出過ぎて、胃の粘膜を荒らす可能性がある。
だから、
「マリちゃん、朝食抜きのコーヒーは体によくないよ」

モーニングコーヒーは、
起きてから1時間以内に飲まない、
朝食後、しばらくして、コルチゾールの分泌が弱まる9~11時くらいの間に飲む、
そうすれば、コーヒーのよい効果で覚醒効果や集中力がアップする。

#私のコーヒー時間

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