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エッセイはとつぜんに

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つれづれなるままに、ひぐらし、ではないが、ときたまPCにむかひて。役には立ちませんが、何の変哲もない日常を楽しめるようにはなるかもね。
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2018年4月の記事一覧

入学祝いに、おくるもの

入学祝いに、おくるもの

この春、夫方の甥っ子が小学校に入学した。

遅ればせながらと1冊の本を添えて入学祝いを送ったら、とても気に入ってくれたらしい。

夫の実家、つまり甥っ子くんのじいじばあばのお家にお泊まりしたときにも、その本を大事そうに抱えて「これ、だれにもらったとおもう?」と玄関を入ってきたそうだ。

「とても気に入っていて、寝る前にも読んでと頼まれた」と、おかあさんが教えてくれた。

本を手にしている甥っ子の、

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のりこえないと、ダメなカベ

のりこえないと、ダメなカベ

一度、フタをして奥へしまいこんでしまったものに再び取りかかるのは、とても大きな勇気とエネルギーがいる。

それがそこにあるのは知っていて、ずっと頭の片隅では気になっていて、でもいまは時間や体力がないからと見てみぬふりをしてきたもの。

もう一度フタを開けるのは、正直ちょっとこわい。当時から時間も経過し、自分の状況もいろいろと変わったいま、その中身と、同じ思いで向き合えるのかわからない。

でもきっ

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