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はじめに|音楽家がWebマーケティングを学ぶメリット
長引く不況や新型コロナウィルスの影響で、音楽家は稼ぎにくい時代となりました。経営難に陥りクラウドファンディングなどで寄付金を募るオーケストラも増えています。
CDからストリーミングサービスへの移行なども音楽家が稼げなくなった要因という見方もありますが、一方で誰でも気軽に音楽活動にチャレンジできる時代になったとも言えます。
Webを活用することで、好きなことを仕事にできる人が増えればと、「音大卒Webマーケター歴8年」という経験を活かして記事を書いています。
音楽家の生き残り戦略とは?
音楽でだけで食べていくのは難しい時代と言えますが、自分の売り方次第ではWebが普及する以前よりチャンスが多い時代です。
これからの音楽家はどのように活動していけばよいのでしょうか。事例をもとに主な選択肢を3つご紹介します。
ジャンルを広げること
純粋なクラシック音楽だけでなく、ゲーム音楽などのコンサートを企画することで来場者を増やしているオーケストラも増えています。
やりたい音楽や自分が表現したいことと、誰かに「お金を払ってでも聴きたい」と思ってもらえるような求められる音楽は違うかもしれません。
稼ぐための音楽をやりたいのであれば、市場動向を把握することが重要です。もっと顧客視点に立った企画が必要となります。
デジタル活用など活動範囲を広げる
ホールで楽しむだけでなく、動画配信などデジタル活用をすることで、今までとは違う層の顧客を獲得できるようになります。
ホールで演奏する場合、大規模でも数百人程度ですが、Webを活用することで数万人に一気に音楽を届けることができます。動画配信をきっかけに演奏会に来てくれるファンが増えるという効果も期待できます。
また、音楽教室などで教えながら音楽活動をしたいという人も、オンライン開催にすることでより多くの生徒を抱えることができるのでおすすめです。
兼業・副業
コロナにより副業やリモートワークOKという職場も増え、サラリーマンをしながらの音楽活動がしやすくなりました。
練習時間が減るのはデメリットですが、安定した収入を得ることで良い道具を揃えたりできるので、アルバイトをしながら活動するよりはメリットも大きいかもしれません。
このnoteでは、選択肢としてWebマーケターやWebデザイナーという仕事をおすすめしたいと考えています。
プロの音楽家とは何か?
このような思い込みをしている人が多いのではないでしょうか?
「コンクールで受賞しないとプロになれない」
「音楽大学を卒業しないとプロになれない」
昔はそうだったのかもしれませんが今は違います。インターネットやSNSが普及した現代では、自分の演奏や活動をダイレクトに他の人に届けることができます。
もちろん、コンクール受賞者と同じ土俵で戦っては勝ち目がありません。オーケストラのオーディションに落ちたら、その団体に所属することはできません。しかし、自分でお客様を集めてコンサートを開催したり、YouTubeを使って演奏を配信することはできます。
何をもって"プロの音楽家"か?ということに明確な定義はありません。服やコスメにもプチプラとハイブランドがあるように、音楽家も十人十色でOK。柔軟に活動する人が増えたらもっと業界が盛り上がっていくのではと考えています。
低リスクで挑戦できる時代
「世の中には自分より上手な人が沢山いる。失敗したら自分の時間とお金が無駄になってしまう。」
挑戦するのが怖いという人はきっと心の中でこのようなことを思っているのではないでしょうか。音楽家としてのキャリアを諦めても人生は続いていきます。お先真っ暗では一歩を踏み出すハードルが高くなってしまいます。
マーケティングを学ぶことは、自分の音楽家としての活動の役に立つだけでなく、その後の人生の選択肢を増やすことにつながります。
「30歳まで頑張ってダメだったら音楽家を辞めて会社員になればいい」
「家族も持ちたいし、もっと収入を増やしたいから副業でやっていたWebマーケティングの仕事を増やそう」
このように思うことができれば、もっと自由に悩むことなく音楽活動に専念できるはずです。
音楽だけで稼ぐことは難しいですが、昔と比べたら挑戦することへのハードルはかなり低くなっているといえます。
音楽家がマーケティングを学ぶ3つのメリットとは?
音楽大学を卒業しても「その後どのように活動するべきか」という答えまでは教えてくれません。マーケティングを学ぶことは、この答えを導く手がかりとなります。
①自分の活動に役立つ
マーケティングを学ぶことで、お客様の視点で考えることができたり、市場の中での自分の立ち位置がわかるようになります。
「どんな演奏会を開いたらお客様は喜んできてくれるかな?」
「子ども向けの演奏会を開こう!集客はどの媒体を使ったら、沢山の親子に知ってもらえるかな?」
このような考え方ができるようになることで、あなたの演奏をもっと沢山の人に届けることができるようになります。
②副業として収入を得ることができる
音楽家にWebマーケティングをおすすめする理由として、場所や時間を選ばずに副業できるという点があります。
Webマーケティングはパソコン一台あればどこでもできます。時には留学先から日本の仕事をしたり、コンクールが近ければ専念したりと自由にアルバイトよりも高い収入を得ることができます。
仕事は会社に所属しなくても、クラウドソーシングを使えばフリーランスとしておこなうことができます。
③セカンドキャリアの幅が広がる
音楽家として活動している人の中には、バイトで生計を立てながら、オーケストラの欠員が出て募集がかかるチャンスを伺っているという人もいるかもしれません。
しかし、30歳を過ぎると一気にバイトの募集もなくなります。このようなきっかけで音楽活動を辞めざるを得なくなるという人も多いのです。
Webマーケティングに限らずですが、このような時何か別のスキルを身につけておくことで選択肢は一気に広がります。
今後の流れ
Webマーケティングを学ぶことで、"好きなことを仕事にできるひとが増えたらいいな"、"リスクを恐れず挑戦できる人が増えたらいいな"このような想いでノウハウを公開しています。
マーケティングとは?
┗あなたの演奏にはいくらの価値がある?
┗自主公演が赤字になる!陥りがちな失敗5選
┗マーケティングとは?
┗音楽家がやるべきマーケティングとは?
企画編
┗企画ってどこまで何を決めるの?
┗プログラムを決めるときのポイント
┗開催日時を決める時の注意点
┗会場選びのポイント
┗スタッフの手配について
┗集客の準備
ビジュアルデザイン編
┗デザインの重要性
┗デザインを統一する効果
┗チラシに載せるべき内容は?
┗SNSのサムネイルはどう作る?
┗ファンを増やすプログラムの作り方
集客編
┗どのような集客方法があるの?
┗チラシって必要なの?
┗集客アップに有効なSNSの活用法
┗リピーターを増やすためのDM施策
┗外部サイトを活用しよう
┗電子チケットを活用しよう
┗リマインドも忘れずに
タイムテーブル編
┗タイムテーブルはどうつくる?
┗スタッフとの打ち合わせのコツ
本番編
┗演奏に集中するために準備すること
┗リハーサルの時間の使い方
┗次につながる!アンケートの重要性
┗アンケートの項目はなにが必要?
アフターフォロー
┗ファンを増やすには何をするべき?
┗ファンを定着させるSNSの活用法
毎週月曜日に更新予定
一流の音楽家になれる人はほんの一握りですが、あなたの演奏を必要としてくれる人は必ずいるはずです。
マーケティングを学ぶことでそのようなファンと出会うことができるはずです
毎週月曜日に更新予定ですのでチェックしていただけたら嬉しいです。
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