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みなさん、おはようございます。



今、TVで「第七世代」という言葉を良く耳にしませんか?


そう、霜降り明星を筆頭とする若手お笑い芸人が今「お笑い第七世代」として全メディア引っ張りだこですよね。


これは元々ダウンタウンやウッチャンナンチャン、とんねるずがお笑い第三世代と呼ばれていたことから霜降り明星のせいやさんが「じゃあうちらは第七世代やね」と言ったのがキッカケなんですよね。


ただこれその時せいや君は別に「第七世代はお笑いに限った事ではない」とも言ってるんですよ。芸人、アーティスト、YouTuberジャンル問わず新しい波を作ろうと頑張ってる今の若手全体を第七世代と定義してたんです。



ってことは、、、、

第七世代音楽部門もあるってことじゃないですか!!!!





というわけで今回は音楽の第七世代を勝手に決めつけて紹介していきたいと思います!








音楽の第七世代①

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Creepy Nuts

・これはもう第七世代言い出しっぺの張本人が実際に「あなたも第七世代です」と公言しているアーティストさんです。そう、Creepy Nuts。フリースタイルラップバトルの3年連続チャンピオン"R-指定"と童貞なのに世界一のDJ"DJ松永"という二人が組んでる無敵ユニット。

・DJなのにオードリー若林も唸らせるDJ松永の捻くれ鋭角トークで火曜日に担当しているラジオ"オールナイトニッポンも0"大人気。DJ松永はマジであの2010年代初頭のアメトーークの若林、バカリズム、有吉みたいな脳がひっくり返るような角度のトークしてくれてすごく面白いんですよね。まさに第七世代のコペルニクス。

・そしてラップ知らん誰がみてもただものではないとわかるR-指定の気持ちよすぎるラップ。あの中国マフィアのようなめちゃくちゃ怖くて強い呂布カルマはんがバトルの途中で「あ、ダメだ。勝てねえわこれ。」って言っちゃうぐらいの異常な即興バトルの強さ。もうマジで即興で思いついたとは思えない韻の踏み方したりするんすよね。あと千原ジュニアみたいなすごい上手いこと言うんですよなあ。なので第七世代の千原ジュニアです。







音楽の第七世代②

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King Gnu

・まあ今音楽界で一番かっこいいバンドと言えば支持率圧倒的一位でしょう。でもこんなに売れるとは思わなかったなあ。もっとニッチな層にウケるバンドなのかと思いきや、今や日本を代表するバンドですからね。まあでも本当にKing Gnuは第七世代的な新しい売れ方をしてるなあと思います。正直、Creepy Nutsは第七世代だけど第七世代っぽくないっちゃないんですよね。なんかしっかり下積み経験して、しっかり日本一、世界一と言う称号を獲得し、そして地に足ついた芸人顔負けのしっかりとしたトークスキルでTVやラジオで徐々に徐々に爪痕を残していって、人気を獲得したという、言わば今までの王道の売れ方。言うなれば霜降り明星。ちゃんと下積みを経て、M-1チャンピオンというタイトルを獲得し、徐々に番組で爪痕を残していってという王道の売れ方をしてるんですが、King Gnuはすごくイマドキな感じなんですよね。

・TVやラジオで爪痕を残していってというよりはニッチな層を獲得して、ニッチな層の熱量でのし上がったみたいな雰囲気あるんですよね。言うなればYouTuber的な感じ?今の時代は全員が発信する能力を持っているからみんな大きさは違えど、影響力は持ってるんですよね。King Gnuはニッチな層がこういうブログとかSNSとかで書き込みたくなるような言動、行動、まあほぼ井口(Vo.)なんですけど異常な行動を起こして、SNSで拡散されて認知されたっていう感じがあるんですよね。

・もちろん常田さん(Gt.)という天才の実力の部分もあるんだけど、意外と実力があるやつって売れにくいじゃないですか。売れにくいっていうかサブカル層に支持される感じ?ってか天才ってTVとか出たがらないじゃん。だから自ずと大衆には支持されないし、それがカッケーみたいなところもあるわけじゃないですか。だけど常田さんはちゃんとメディアにも顔を出し、しっかりと商売人として、キンコン西野とかホリエモン的な実業家のような売れる戦略もしつつ、才能も発揮して、有識者も認めさす。メジャーシーンもサブカルシーンもどっちも奪い去っていくというそういう新しい天才ですよね。まさに第七世代。






音楽の第七世代③

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Official髭男dism

・真面目!なんかねえ、結局真面目ですよね、第七世代って、結局みんな真面目なんだよなあ。なんか本当お笑いも音楽も今の前線走ってる世代ってすごく真面目なんですよね。本当ちゃんと頑張ってる人しかいないですよね。あの〜エンターテイナーって、昔はもっと、頑張ってない人達が多かった気がするんですよね。あのー東野幸治っていう変なお笑い第3.5世代の芸人さんがいるんですけど「芸人なんてね、1つのネタで一生飯食ってやろうっていうやつらなんですよ」って言う名言を言ってたんですよ。本当むしろ頑張りたくない、ダラダラTV出て喋っとったら、ライブに出て歌歌っとったら、それこそ好きなことして生きていくじゃないけど、そんな社会不適合者達がそういうエンタメの世界に出て、天才だけが食っていけるっていう世界だったと思うんですよね。お笑いでも音楽でもなんでも。だからこそ親はそういう世界に入ろうもんならめちゃくちゃ反対するんだと思うんですよ。

・でも今って、エンターテイナー、めちゃくちゃ頑張ってますよね。むしろ普通のサラリーマンよりも頑張ってますよね。めちゃくちゃしんどい量の仕事するし、寝る間も惜しんでネタ書いて、曲作って、あ〜これウケない。あ〜これは結構ライブでウケるな。反響良いなあ。じゃあこれにこれをやって・・・あ、またウケなくなった。じゃあこれをまたこうして・・・というのを血眼になってみんなやってますよね。昔はそんなやつ、いなかったと思いますよ。だからこそ昔って売れるのが異常に早かったんだと思います。ダウンタウン、さんま、尾崎豊、Dragon Ash、嵐とかもう10代、20代前半でバゴーンって売れてたじゃないですか。もうシンプルに才能1択、下積みなしでバゴーン行ってたけど、今第七第七言うてるけど、みんな20代後半〜30代前半ですよね。みんなしっかり下積んでるんすよ。もう才能あるやつも下積んじゃってるから、もう今売れてる音楽ってマジでバケモンしかいないですよね。

・だって髭男だってさ。才能の塊やん。あんな老若男女に愛される綺麗な歌詞書けないでしょう。ってか2000年初頭ぐらいだったらもう多分それだけで売れてたと思うんだよ。もう歌詞良いの書ける。OK。じゃああとはプロのおじさん達が作曲するで〜でOKなわけじゃん。いやいやいやいや、作曲も出来ますよ。そして作曲もえ、なにこのプロ顔負けの口ずさみたくなるような気持ちいいメロディにブラックミュージックテイストで濃厚なリズム。OKOK!よっしゃじゃあこれであとは歌うま選手権とかで優勝したような新人歌手に歌わして大儲けじゃあ〜え?あ、歌も歌えるんですか?え、なにこのプロ顔負けの綺麗な高音に、若干ハスキーで味もある。。。そして紅白に出ておばあちゃんに見せたいという素晴らしきエピソード。もうね、こんなやつしか売れないでしょ。うん、就職しよ。






音楽の第七世代④

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chelmico

・もうしんどいよ!って思うじゃん。もうこんな天才で努力家しかいない。こんなアーティストしか第七世代にはいないのかよ。もうしんどいよ!ってなっちゃうよね。いや分かる分かる。いやもうこんな頑張らないと生きていけない世の中、しんどいよっていう方。中にはいるよ。フラフラ売れてるやつもいるよ。ってか頑張ってるやつらって、別に辛いと思ってねえんだよ。頑張ることを。目標、ゴールに向かって、徐々に徐々に成長していくのが楽しいやつらなんだよ。頑張ってる俺カッケーともちょっと違うくて、あのよくいるじゃん、ポケモンとかでさ、最初の森のとこでずっとレベル上げして、最終進化させてからジム戦とか行くやつ。あんなレベル上げとか地獄みてえな作業じゃん。めっちゃ面白くないしただひたすら野生のポケモンを倒してレベルを上げる作業。あれやってるやついるじゃん。あれなんだよ。でもさ、それが好きな人しか成功してないわけではないのよ。

・chelmicoはそっちじゃないと思うし、ってかそっちじゃないであって欲しい。まあ言うなれば、テンプルラン。テンプルランってあれ、初めてやる時も100回目もやる事って変わんないじゃん。ってか別にハイスコア出そうが出さまいが楽しいじゃん。負けようが勝とうが楽しいじゃん。じゃあああいうテンプルランとかって、別にやる事って変わんないけど、やり続けたらなんかステージとか、なんかアイテムとか増えて、装飾が変わるじゃん。つまり環境が変わっていくじゃん。なんかchelmicoって、ポケモンとかみたいなRPGじゃなくて、テンプルランみたいな、無料のシンプルミニゲームって感じなんだよなあ。別にやってて苦じゃないから暇な時やってたらなんかめっちゃ強くなってた的な。そういう感じ。

・そういう第七世代もいんのよね。だからまあ王道のね、Creepy Nutsとか霜降り的な、ちゃんと下積して、辛い時も乗り越えて頑張ってタイトル獲得して人気を獲得した王道第七世代。はたまた実業家、戦略家タイプの今の時代とかを考えて、なにがウケるかを研究して人気を獲得したKing GnuとかEXIT的な戦略第七世代。もう才能ありまくりで別にもう売れてるのに全然図に乗らず勤勉に努力する髭男とかミキみたいな努力家第七世代、そしてなんか好きな事をずっとやってて自分の好きな事を追求してたら周りが環境が変化していったchelmicoとかハナコみたいなテンプルラン第七世代。まあ無理くり分けるとこういう感じですね。だいぶ無理くりですけど。






音楽の第七世代⑤

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Suchmos

・やっぱりあのーどの業種というか、こうやって区分していってまとめていくと、どれにも属さない、異常者っていうのは、やっぱり出てくるんですよね。そう、キセキの世代でいうところの幻の6人目、幻の第七世代、Suchmos。あの〜、本当は。本当はね、多分音楽業界的にもあ、今後はこのSuchmosが、音楽業界を席巻し、引っ張っていくんだろうなあと、思ってたと思うよ。まあ言うなればもうダウンタウンみたいなもんですよね。突如彗星のごとく現れて、今まで流行ってた音楽と全く違う事をして、世間を驚愕させ、そしてガラッと流行の音楽ジャンルを丸洗いして、ごっそり変えた男たちですから。そしてありとあらゆる若手がダウンタウンの真似をしたように、ありとあらゆる若手バンドがこぞってシティポップを作り始めたんですから。

・ただね〜、あの〜、異常者なんだよ。彼らは。本当に売れる気がない。1ミリも売れる気がないし、本当に自分たちがやりたい事をやる人たちなんだよ。chelmicoたちともちょっと違うんだよ。chelmicoとかハナコは好きな事をやり続けるんだよ。だけどSuchmosはやりたい事をやる人たちなんだよ。だからやり続けないんだよね。よっしゃシティポップブームを作り上げた。よっしゃこれでシティポップのパイオニアとして作り続けてれば売れるぞ〜通常の方ならこう考える。そして賢い人はただ少し変化していかないと、後続車に抜かされてしまうから、マイナーチェンジで個性を出して自分のポジションを確率するぞ〜となる。そしてSuchmosは、あ〜なんかシティポップ、飽きたな。他のやろうぜ。王の座席を自ら離席し、どっかいっちまった。そして案の定空席はしっかり後続のKing Gnuに取られ、今やトレードマークだったアディダスさえもKing Gnuに取られた。

・さっきの区分分けにするならば、まあお笑い第七世代で言ったら金属バットですかね。めちゃくちゃ人気あるのに、フリーダム過ぎてメディアが追いつけない幻の第七世代。







といわけで今回は音楽部門の第七世代を紹介いたしました。



では僕は霜降りミキXITのCreepy回でも見ます。

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