誕生日プレゼントがない

今日は夫の誕生日で、朝「おめでとう」を言うのを忘れ、さらにゴーヤチャンプルなんてありきたりの夕ご飯になる予定で、特別感はゼロ。
まぁ今さらお祝いするような年でもないし、いっかーって感じだ。

逆の場合でも、夫は閉店間際のケーキ屋さんで小さなケーキ２個買って帰るのがせいぜい。
欲しいもの買っていいよと言うのにも慣れた(そう言われると買わない)。

昨日はふと思いついて、義母の洋服を買って家まで届けた。
帰り道の車は、過去30数年分の話で盛り上がった。
義父母の言動に泣いたり怒ったりした思い出も、今では笑い話のネタだ。

考えてみれば夫でも手を焼くようなことがあったからこそ、私たち夫婦は上手くいった気がする。

帰宅して、冷蔵庫の残り物で適当な夕ご飯になった。
そしてまた反省会💦

帰りの車の中で自分で言ったことなのに、私はすっかり忘れていた。

お義母さんの必要なものを買ってあげるのがお姉さんだったら、嫁の私がするより嬉しいはず。
(実際そうだったし💧)
でももうお姉さんはいなくて、それは叶わないこと。
だから私がお義母さんのTシャツを買って持って行くのは、お姉さんの供養でもあるんだよ。

そんなこと言ったらしい。
つい数時間前のことなのに忘れていたが、夫はそれが嬉しいとポツリ。
(ギャーこんなとこで言って、恥ずかしいぞ)

７年前の今日、お姉さんが亡くなったという知らせを受けた。
明け方に、夫の携帯から漏れ聞こえるほどの、義母の悲痛な声だった。

夫はどうしても外せない仕事があって出かけていき、私ひとりで高速をとばした。

威張りんぼうの義母だけれど、今でも義姉と比べるようなこと言う義母だけれど、あの日のことを思うと優しくしなくちゃと思う。
可哀想なんて思われるのは、義母のプライドが許さないかもしれないけれど。

そんなわけで、あの日からは夫の誕生日が姉の供養の日にもなった。
プレゼントはないけれど、ひとりいろんなことに思いを馳せている。

プレゼント、ちょうどいいものがあった！
車検を受けるため息子が持って行った車、もうタイヤが消耗して車検が通らないらしい。
４本で十数万になるけど、どうする？とLINE。
それでいいと返信しておいた。

そうだ、夫の誕生日プレゼントはタイヤ４本！
なんだか素敵😆しかも乗ってるのは私💦