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ZOOMクラス会のむずかしさ(家で★深読み)

面着のクラス会は開催可能な状況となり、実際に開催されてもいますが、今年は3か月に1回ぐらいのペースでZOOMを用いた高校のリモートクラス会が行われています。

卒業生の約半数は名古屋を中心とする愛知県内に、3割ほどが関東圏に、残り2割が関西圏などその他に住んでいるイメージでしょうか。リモートのいいのは、時間の制約が少なく、集まるのに旅費や宿泊費もかからない点です。

例えば会社のリモート会議は、ひとりがプレゼンしたり意見を述べるのを他の参加者が聴く、という形で進行します。面着の会議とほぼ同じですよね(いや、オレは寝てるし……という人は放っておいて)。

面着のクラス会というのは、冒頭の『近況報告』は順にひとりひとり回しますが、後は席が近くの2-3人ごとに、あるいは気の合う何人かが集まって、それぞれまったく異なる話題で盛り上がったりします。近くで様子を見ながら、その話題に関心無さそうな人が多ければ方向を変えたりもします。

でも、リモートクラス会ではそうはいかない。必然的に、誰かひとりの話を全員が『拝聴』する形になります。
でも、全員が関心を持つ話題ってそうそうありません。
高校時代の思い出話などはかなり共通ですが、その話を聞きたいかどうかはまた別で、話題提供とか促され、興味ない人もいるだろうな、と思いながらも話しつつ、でもモニター画面を参加人数分で分割した小さな領域では表情、よくわかりませんよね。

しかもみなさん、それなりに気を遣う社会人で(そうでない人はそもそも参加しない)、誰かが言い出した、かなり範囲の狭い話題にも一応礼儀なのか乗ってくるので、共有する貴重な時間がどんどん過ぎていく……。
参加者の多くが教師とか公務員とか半官半民系組織の人だったりすると ── 時間の効率活用より円滑な人間関係を重視する職場に長くいたせいでしょう ── 関心がない話題でもそれなりに応答するため、話者も錯覚してしまう……。

定期的に複数回行うことが決まっているオンライン会(いや、クラス会じゃなくてもいいんです ── 要は社内会議などと違って非営利で明確な目的のない懇親会的オンライン会ですな)では、
① 幹事がその日のテーマをはっきり決め、
② タイムマネジメントと話題マネジメントに責任を持ち、
③ 特定の人や特定の話題にtoo-mushの時間を遣わないよう、全員が楽しめるようにMCを務める。

── のがいいと思っています。

……まあ、でも、こんなこと言い出せないよね。
ビジネスの世界じゃないんだから!



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