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藤井風氏オリジナル曲及びカヴァー動画視聴によるドーパミン中毒とその対処法に関する極めて主観的な考察

●この考察の目的

風氏の音楽視聴によるドーパミンの多量分泌(いわゆる音楽中毒)を抑える方法を模索し、風氏の音楽と共存する方法を探る

●発症の経緯

デビュー曲『何なんw』を聴き藤井風氏に音楽的にハマった患者(私)はその後オリジナル曲をリピートしまくり更にYouTubeカヴァー動画を見まくり20日程でドーパミン中毒となり不眠に陥る。完全なる藤井風氏音楽の依存症である。

《音楽中毒とは》

音楽を聴くことによって中脳辺縁系の報酬系(幸福、エクスタシーを司る神経回路のグループ)に作用し、脳内で快楽物質ドーパミンが過剰に分泌され依存に陥る状態

●患者の特徴

これは風氏の音楽のみに反応する症状であり他の音楽では全く見られない。ドーパミンの過剰分泌で多幸感が得られやめられないのだ。
ちなみに消音による動画視聴では脳内の違和感はさほど感じられないので、風氏の美貌を眺めることによる快感はこの症状とはあまり関係がない。
ドーパミンは基本的に音の魅力により過剰分泌されると推測される。

●具体的な症状は3つ

症状は不眠と食欲不振である。
1.入眠障害
2.早朝覚醒
 睡眠は3時間で起きてしまう
3.食欲の低下 
 味は美味しいが食べられる量が半減した

●実践した対処法は自己暗示

日常生活に支障が出たので早急なる対処の必要性を感じ、前々から日常的に行っていた自己暗示を強化した。
自己暗示はこの本より習得した。

『暗示で心と身体を癒しなさい!』 
 エミール・クーエ著
 かんき出版


1857年に生まれたフランスの薬剤師、エミール・クーエ氏が提唱したこの有名な自己暗示は
「人間は暗示に支配されている。身体を支配するのは『意思』ではなく『想像』である」という事実を発見し、主にキーワードを唱えるという画期的治療法で、自己に暗示をかけるものである。(今この本を知人に貸していて手元にないので適当である)
暗示をかけると身体が変化するのである。
具体的には毎朝、毎日就寝時などに同じ文言を20回唱える。
不眠気味の患者が以前から声に出していた文言は
・「私は毎日あらゆる面で良くなっている」
・「私は毎日ぐっすりと眠る」
・「私は毎晩すぐに眠りにつき朝早く起きる」などである。
これにより明らかに睡眠が改善した。
車運転中など気がついた時に文言を唱えると更に効果的である。

この経験を元に、新たに藤井風氏音楽ドーパミン中毒の治療を開始した。
「私はドーパミン中毒ではない」を追加したのだ。
一時は依存症が酷く、風氏音楽断ちも決意した患者だが、この自己暗示により改善が見られたので現在は視聴をそれほど制限せず、比較的自由に聴くことが可能となった。

●今後の注意点

・なるべく夜遅くに聴かない
・ドーパミンの分泌が著しいと感じた場合は前述した「消音による動画視聴」を傾聴の代替とする。
(ドーパミンによる快感の代わりに動画の風氏を鑑賞する視覚的恍惚を得ることで禁断症状を抑える)

●まとめ

過度な視聴による中毒を脱し、藤井風氏の音楽と共にバラベレン民(注)としての生を全うしたい。

●藤井風氏音楽中毒予備軍へのアドバイス

もしあなたが風氏の聴きすぎで寝不足に悩んでいるなら何度も前述した「消音による風氏鑑賞」を実践していただきたい。
歌声がなくとも正真正銘の風氏である。

あなたが更に「風くんは歌ってると貴公子みたいでカッコいいのに喋ると『わし』とか『どうじゃったじゃろうか』とか言って田舎のカワイイ男の子って感じでどっちが本当の風くんだか分からない」という悩みを抱えているなら、そんな些末な思考は忘れてしまうようお願いする。
人間は多元的な存在である。
『千本桜』を弾いていた13才のおぼこい少年と、顎が割れて色気を爆発させているエロい青年はどちらも同じ人物なのである。


尚且つ「本当の誰々」というものは存在しない。
どちらも本当でどちらも嘘なのだ。
真実なんてものはとっくのとうに知っていることを知らないだけでしょう。
あなたの心の中にいる風氏が「本当の風氏」であり、ファンの数だけ「本当の風氏」は存在するのである。

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注:バラベレン民 → 藤井風ファンの呼び名
デビュー曲「何なんw」のスキャット部の歌詞が「バラベレン」と聴こえることに由来する(たぶん)
L'Arc-en-Cielにおける「ドエル」のようなものである

(この考察は、5月26日にInstagramに投稿したものです)

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