見出し画像

中国生活&オタ活記録【深圳・如梦之梦観劇】

中国での生活を写真と共に記録するnoteです。

深圳に行ってきた

4月下旬に深圳に行ってきました!

目的は肖战さん主演のストレートプレイ
「如梦之梦」(A Dream Like a Dream)です。

この舞台を生で観ることを夢見ていました。

中国に渡航することのできない日が続いていたため、毎日のように渡航関連の情報を調べては一喜一憂していました。

観に行きたいと願っている時間、行くための準備をしている時間がもはや日常になってしまい、深圳に行く当日になっても、気持ちがなかなか準備モードから抜けられず、実感が湧かない状態でしたが。。

ようやくです。。

上海→深圳

深圳には、上海から飛行機で移動しました。

国内線の搭乗口近くで肖战さんの広告を発見💐happy!!

お天気にも恵まれました。

名前に「海」「湾」が付く駅がたくさん

約2時間半で深圳に到着!!
空港から地下鉄が出ており、劇場のある「后海」駅までは5駅。
30分ほどで到着しました。便利です。

地下鉄の中にも肖战さんの広告が沢山あって、天国でした。

駅を出ると、見渡す限りの高層ビルが目の前に広がり、圧倒されました。

ホテルの窓から見えた景色もこんな感じです。
ビルだらけですよね。
右奥にある白い楕円形の建物が劇場です。

深圳到着日はmy観劇日前日。
本当は公園やアートセンターなどに遊びに行こうとしていたのですが、ホテルに着いたら意外と遅い時間になってしまったので、劇場まで散歩することにしました。

劇場前の様子

劇場前に到着です!

左の劇場では公演中

えっ

テーマパーク???

「劇場の写真を撮って、ご飯食べて帰ろう」くらいの気持ちでいたのに、楽しすぎて全く帰れなくなってしまいました。
(観光行かずにこっちに来て正解だった)

あちこちで写真を撮って楽しんでいたら、いつの間にか肖战さんのパネル前でファン達の記念撮影をすることになり、そこで知り合った人と晩ご飯を食べることになりました。

コミュ力急上昇!!

初対面であることを忘れてしまうくらい、とても気軽に話しかけてくれる人が多いので、こちらも自然とオープンになれます。

初めて成都の料理を食べました!

タレがとても濃厚で美味しかったのですが
段々辛さが増してきて。。
水を飲んでも中和できないくらい、激辛でした。。

一緒に晩ご飯に行った人は重慶に住んでいる人で、余裕そうに食べていました。さすが!!

お店の中に写真が沢山貼られていて、笑顔が止まりませんでした。
公演期間中、劇場周辺のほぼ全ての店舗が肖战さんだらけになっていました。

パネルが置いてあるだけでなく、グッズも沢山販売されていました。
もはや屋台でした🏮

まあ買うよね!!!!!

観劇初日

いよいよ観劇日がやってきました!
とはいえ、この日私が観るのはソワレのみなので、夜まで完全フリーです。

★補足★

舞台の上演形式について

この作品には
・14:00-17:30上演の"上本"(マチネ)
・19:30-23:30上演の"下本"(ソワレ)
があり、途中の休憩は20分です。
ヘビーですよね。

そして、マチネとソワレで一つの物語が完成する形式になっていて、チケットは別々に販売されます。

舞台をご覧になる方は、この販売方法の辛さを特に分かっていただけるのではないかと思います。マチネとソワレが両方取れないと物語が完結しません。
そんな・・・

しかも、


・マチネ:肖战さんの出番は2/3ほどで、圧倒的に長い時間肖战さんのお芝居を観ることができる
・ソワレ:肖战さんが出てくるのは最初と最後のみで、出番は合計30分ほどだが、肖战さんの歌+カーテンコールがあり、カーテンコールは写真も動画も撮影OK

と、それぞれに美味しいポイントがあります。
つまり両方勝ち取るしかない

引き続き、劇場周辺で散歩

19時半まで何も予定を入れておらず、結局また劇場周辺に遊びに行くことに。

今思えば、どう計算しても間に合うのですが、当時の自分は他の駅に行ってソワレまでに戻って来られなかったら生命が終わると本気で考えていたので、観劇日の観光は放棄しました。

他にも、「パスポートの写真がかなり前のものだから、本人確認で私の顔って分かってもらなかったらどうしよう・・・」とずっと考えていました。
(この件に関して、深圳出発3日前あたりから真剣に考えていて、腹痛になりました)

どうしても観たい公演だったとはいえ、人間は冷静さを失うと正常な判断ができなくなりますね。

そのパスポートを使って国に入ってきたのに
劇場に入れないことがあるかいな!!!
と当時の自分に言いたいです。

あちこちにファンが出しているバナースタンドが設置されていて楽しかったです。
(ゼニガメとカラカラ かわいい こんな大きい子達どこで売ってるの)

ポスターでアピールしまくりの
ドリンクスタンド。

フォトスポット。
常に誰かしら並んで撮影していました。
(これは奇跡的に撮れた誰もいない瞬間のショット)

劇場近くの映画館に长空之王のポスターが!

パネルの後ろのお店では、ずっとご本人の歌が流れていました。

ホテルに戻って準備

この日も、歩いている途中で沢山のファンの人達と知り合って、色々とおしゃべりしながら行動を共にしました。

短時間で、ファンの人達がプレゼントしてくれたグッズ(ソンムル的な)がとんでもない量になり、荷物を整理しにホテルに戻りました。
(ありがとう🙏🏻)

劇場に持っていくものは

命より大切な

チケット
Nikonの8~24倍ズーム双眼鏡
Galaxy
S23 Ultra

!!!

Nikonの双眼鏡とGalaxy S23 Ultraは、この舞台のために買いました。

入場

ついに!!入場!!

チケットには名前と身分証番号が印刷されており、劇場の前で本人確認があります。
このための顔認証用ゲートが複数台設置されていていました。

中国の身分証は、ゲートでスキャンできるのですが、私が持っているのはパスポートなので、スタッフの人にチェックしてもらい入場しました。

その後、空港と同レベルの荷物検査を終えて




😭

ここに来て、初めて実感が湧いてきて、涙目になりました。

劇場のロビーには、肖战さんがアンバサダーを務めるブランドから、連名での祝い花が。

近づいてみると、フィルムの形をしたガラスの展示があり、肖战さんのシルエットと劇中の台詞が載っていました。
なんて愛に溢れたお祝いなんでしょう。

右側から見るとこんな感じです。
公演名とお名前がドーン!!と載っていました。

TOD'Sからの祝い花です。
ゴージャス!!!

写真を撮っていたらあっという間に開演10分前になったので、客席に向かいました。

客席に入る前に、再度本人確認がありました。
(お手洗いに行って戻ってきた場合も必ずチェックがあり、とても厳しいです。)

お水は持ち込み禁止で、入口前に置いていく必要がありました。

調べたところ、水を飲む音が演技に影響するから、危険物を持ち込まれる可能性があるから、などの理由があるそうです。

開演

肖战さんの声で注意事項に関するアナウンスがあり、開演です。

落ち着いて、しっとりとした低音が劇場に響きわたり、悲鳴を必死に抑えた声にならない声があちこちから聞こえました。
私も息が止まりました。。

ステージの構造は四角になっていて、演者さんは前方席を囲むように、奥・手前・上手・下手に移動しつつ演技します。

前方席だと、内側からお芝居を観ることになる感じです。座席の回転もできます。
もはや物語の世界の中に入っていますね。

上手・下手側のセットには階段があり、演者さんはセットの上段に上がってお芝居することもありました。

あらすじ

マチネとソワレは以下のようなあらすじになっています。

なるべく簡潔にしようと頑張ったのですが、作品のスケールが大きすぎて、短くまとめるのはハードでした。。

長いです。。

【マチネ】
・「五号病人」(肖战さん)サイドの物語
・若い医師が入院してから1日以内に、病棟で5人のうち4人の患者が変死
・5人のうち、唯一生き残っていた患者=「五号病人」と呼ばれる彼は、不死の病と診断されている
・何の慰めも与えられずに亡くなっていった患者たちを見て、無力さを感じた医師は、多くの時間を費やして瀕死の五号病人を慰め、彼の物語を聞くことにする
・子供が生まれてすぐ亡くなり、妻が失踪し、不死の病を患うという、波乱万丈な運命に見舞われていた彼は、気持ちを和らげるために世界を周る旅に出る
・五号はパリで江红という女性に出会い、お互いに一目惚れし、生活を共にするようになる
・五号の病の謎を解くため、江红は彼をジプシーに会わせる
・ジプシーは、失踪した五号の妻のことや、五号の病のことを言い当て、彼の人生の謎は「もう一つの謎」によって解決されると告げる。
そして、ある城の中にある「フランス人男性と中国人女性が描かれた絵画」の存在を教える
・五号は、この手がかりから、絵画に描かれていた女性「顾香兰」本人を見つける

【ソワレ】
・「顾香兰」(许晴さん)サイドの物語
・顾香兰は五号に自分の生涯について語る。
彼女は上海で有名な芸妓だった。フランスから上海に来た伯爵が彼女に恋に落ち、彼女を母国に連れ帰って妻に迎えた
・顾香兰は伯爵の城で絵を描き始め、芸術家の友人たちと交流するようになるが、伯爵は反対。故郷を離れた顾香兰は、新たなアイデンティティと自由を求めていたが、伯爵は自分の理想の中に顾香兰を縛り付けた。
個展でボヘミアンのドレスを着ようとした彼女にも、伯爵はチャイナドレスを着るように命じた。二人の関係は悪くなっていった
・しかし、伯爵は多額の借金を残して列車事故で亡くなり、顾香兰は城を売却せざるを得なくなり財政難に直面する
・最終的に、彼女は乳母としての道を歩み、アフリカの裕福な家庭で仕事を見つけた
・そのアフリカの家庭を築いていたのは伯爵だった。伯爵は実は亡くなっていなかった。
偶然伯爵と再会した顾香兰は、耐え難い苦痛を味わい、復讐を誓う
・やがて伯爵も病死し、顾香兰は彼の死ぬ間際の姿を見届けて中国へ帰った。
五号の腕の中で、顾香兰はこれまでの人生を語り終え、その後、この世を去った
・顾香兰の話を聞き終えた五号は、再び旅に出た。パリに戻って江红を探したが、彼女はすでにパリにいなかった
・舞台は病棟に戻る。
医師に自分の物語を語り終えて、五号もこの世を去った

★物語の中で明言はされていませんが、五号は伯爵の生まれ変わりで、伯爵が過去に犯した罪や顾香兰からの恨みを背負ってしまったことで、波乱に満ちた運命を辿るようになったことが暗示されています。

肖战さん演じられる「五号病人」について(ソワレ)

🌻
舞台は、病院のベッドに横たわっていた五号が起き上がって医師と会話するシーンから始まりました。

パジャマ姿で
髪がところどころはねていて
眠そうに話す五号さん


握りしめた双眼鏡をそのまま粉砕しそうになりました。

🌻
お肌が綺麗すぎる
デフォルトが、美肌アプリの加工後

あまりにお美しくて、何度も目を疑いました。
比喩ではなく、本当に存在そのものが発光していました。

🌻
台詞の一言目からそこに肖战さんはいませんでした。
身にまとうオーラも、発声の仕方も、すべてが五号そのものでした。

🌻
物語終盤、顾香兰の話を聞き終えて旅に出た五号が、かつて江红と二人で暮らしていたパリの家に行き、江红から彼に宛てて書かれた手紙を偶然見つけるシーンがあるのですが、1階席後方からでもはっきり見えるほど、肖战さんが大粒の涙をポロポロとこぼしていました。

その時の肖战さんが「お芝居として泣いていた」のではなく、本当に「手紙を読んで、その瞬間こみ上げてきた感情がそのまま涙になった」、そんな自然すぎる表現をしていて、強く心を打たれました。

あんなにも舞台上で役として生きる役者さんを初めて見ました。

4/23カーテンコール

拍手をしたり動画を撮ったり大忙しでブレ気味&一部TwitterのID映り込みありですが、カーテンコールの写真です!!

舞台の一番奥で、他の役者さんに拍手を送る肖战さん

前方席の真ん中には通路があり、カーテンコールで出演者全員が通ります
なんということだろう

階段からステージに登るときに少し勢いをつけて、ぴょん!とジャンプしていた肖战さん🐰

先輩の肩を優しく抱きながらはけていく肖战さん

終演後

ステージ横を通って退場します。
先ほどまで肖战さんたちがお芝居していたステージ。。。

肖战さんを見た感動と興奮がおさまらない、そんな熱気に溢れた終演後の会場でした。

そのせいか開演前に客席前で預けたお水をほとんどの人が忘れて帰っていきました。

私も、すっかり魂が抜けていて、お水の存在を忘れてロビーまで降りてしまい、劇場を出る直前で気が付いて取りに戻りました。

海上世界文化艺术中心

観劇初日の翌日は、「海上世界文化艺术中心」というアートセンターに行きました!

ちょうどこの時期に、見たかった写真展「黎晓亮:1/3个展」が深圳で開催されていました。

中に入ると、カメラマン黎晓亮さんが撮影したアーティスト・俳優のモノクロ写真が空間全体を埋めるように展示されています。

さらに奥に進むと

ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア

そして、左手には

ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア

公演の前や後に来ている人達が多く、写真の前に長い列ができていました。並んでいるうちに、あっという間に1時間半が経過していました。

閉館ぎりぎりまで並んでようやく撮れた
アップver.

展示の帰りには、広東料理を食べに行きました。心もお腹も満たされた一日でした。

I'm watching Dream Like a Dream at Shenzhen

結局
深圳に来てから毎日遊びに来てしまう劇場前
この肖战さんランド、ずっとこのままにしておきませんか・・・

観劇最終日

翌日は、あっという間にやってきてしまった観劇最終日

念願のマチネ・ソワレです。

この日は二階席だったので、ロビー横の階段で座席に向かいます。

二階に上がると大きなポスターが。

こちらは階段から撮った特大ポスター。
壮観です。

肖战さん演じられる「五号病人」について(マチネ)

🌻
「おそらく出演者の中で、一番くらいに背が高いはずなのに、雰囲気もシルエットもどこかちょこん。としていてかわいい   しゃがむとさらにちょこんとして、小動物的なかわいさが溢れる(不思議な魅力)」
※公演当日のメモアプリに記録していた感想

🌻
前半に、他の役者さんが話す中、五号さんが暗い舞台を何周も何周も歩くシーンがあり(体感的には2~3分ほど)、そのまま永遠に歩き続けていてほしかったです。

🌻
ソワレの感想と重なりますが、五号が奥さんと会話するシーンでの肖战さんが「ナチュラルなお芝居」「役が憑依」という次元を超越して、あまりにも役として自然に生きていました。

台詞のテンポ感、表情、仕草、全てにおいて、台本が存在するように思えませんでした。

🌻
五号が奥さんと口論になり声を荒げるシーンで、肖战さんの「感情の爆発のさせ方」がリアルすぎて、怖くなるほど圧倒されました。

会場のあちこちからも、「ヒッ・・・」と息を呑むような声が上がっていました。

🌻
奥さんが失踪してしまった五号が、道行く人たちに次々と奥さんを見かけていないか尋ねるシーンがありました。

(通行人の一人に)
「すみません、私の妻を見かけませんでしたか?」
(次の一人に)
「すみません!私の妻を見かけませんでしたか?」
(次の一人に)
「すみません、焼きとうもろこしを2本持った女性を見かけませんでしか?金髪で、とても綺麗で、大きな目をしていて、焼きとうもろこしを2本持っていて……」
(次の一人に)
「すみません!私の妻を見かけませんでしたか?彼女はハーフです。自分の父親に会ったことがないんです。私たちの子供が死んでしまって、彼女はすごく辛い思いをしているんです……私も今とても具合が悪いんです……誰か私の妻を見かけませんでしたか?彼女は焼きとうもろこしを2本買っていたんです……」

台本より引用・訳

五号がすれ違う一人一人に必死に話しかけるも、誰も答えることなく舞台を去っていき、彼は錯乱していきます。

公演では、上記の台本の言葉がさらに繰り返されていて、台詞のスピードも尋常ではなかったのですが、焦りや絶望がどんどん増していく 嵐のような台詞回しの中で、一文字一文字の発音がとても明瞭で、極限まで持っていったテンションの中でもコントロールされた表現に心が震えました。

🌻
五号と江红が城に行ったら日本人アーティストと間違えられてしまい、そのまま日本人のふりをするシーンがあるのですが、ここで3分ほど肖战さんの日本語アドリブが披露され、一度客席で天に昇りました。

基本的には中国語を喋った後、語尾に「です」「ですね」を付けて強引に日本語ということにするスタイルだったのですが、その他、ご本人がご存知であろう単語を可能な限り喋る様子がかわいすぎました。。

公演後メモ

一言一言に大きなジェスチャーが付いていて、本当にかわいかったです。。

🌻
物語の舞台が台北からパリに切り替わる際、事前のナレーションでの説明や 大きな舞台セットの転換など無かったにも関わらず、肖战さんの目線だけで「パリに来た」ことが分かり、鳥肌が立ちました。

この体験には本当に驚きました。

あの瞬間、肖战さんの目がパリの風景を見ていたからだとしか説明しようがありません。。

役そのものだけでなく、役の生きる時間・空間ごと観客に届ける力を持っている、「立体的なお芝居」をされる役者さんだ・・・と、心の底から感動しました。

4/25カーテンコール

シルエットがやさしい

👏👏👏👏👏👏👏👏

帰りたくない

———帰りたくない———

終演後

終演後は、ソワレで隣になった人とお話が盛り上がり、「この後海底捞で集まるんだけど来ない??」と誘われて、そのまま30人近くのファンの集いに参加してきました!!!

公演の話をしたり、お誕生日の人を皆でお祝いしたりして、本当に楽しい時間でした。
解散する頃には3時になっていました。
(午前中、帰りの飛行機に乗るのに)

今回出会った人達に、「また何度も中国に遊びに来てね!!!」と温かい言葉をかけてもらえて、連絡先も交換できて嬉しかったです。
また会いたいです💐

おわり

空港に向かう地下鉄から見える景色

思い出深い、深圳の旅でした。
絶対にまた行きたいです!!!

春の中国生活&オタ活記録は今回で締めたいと思います!!
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました~!🌹

いいなと思ったら応援しよう!