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好調も不調も、いつも通り

うまくいかない時って、自分が自分じゃない気がしてしまう。

調子のよいときが「正常」で、調子のわるいときが「異常」であるかのように、こんなはずじゃ……と。うまくいってない自分を認めたくないな、と。

でも本当は、好調も不調もどちらも「いつも通り」なんじゃないか。

先日、友人が悩みを話してくれて、それを聞きながら、彼女はこれまでにも同じようなことで悩んだことあったよなあ、と思い出していた。たしかに毎回が同じ悩みではないし、本人が身をおいている環境だって、もちろん本人自身だって変わったはず。でも、その友人が悩んでいる光景はわたしから見れば「いつも通り」だなって。

人のことだと分かるんだけど、やっぱり自分のことって自分が一番見えてなかったりする。鏡に映してしか自分の姿を目視できないように。だから、自分が「異常」だと感じていても、外から見ると意外とそれすら「いつも通り」なのかもしれない。

とはいえ、好調だから調子にのっても大丈夫とか、不調でも悩まなくてもいいとか、そういうんではない。ただ「あ、いつものやつ、きた」くらいの気持ちで受け入れられたらいいな、なんて。特別何かしようなんて思わなくても、ただそのままにしておけば、いつの間にか過ぎ去ってたりするんじゃないか。

好調なのもいつも通りだし、不調なのもいつも通り。いつだってシーソーみたいに、あっちに傾いたりこっちに傾いたりしながら、うまいことバランスとっていければ、ゆくゆく帳尻が合えば、それでいいじゃないか。

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