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記事一覧

かに座のひとたち

最近、かに座のひとたちに囲まれている。 なんだろうか。 2023年から、かに座の人との縁が深いのだ。 2023年の頭に仲が深まった人、 同年4月に出会いものすごく親切にし…

ぽか
2日前
3

あたらしい指輪

よく右手の中指に指輪をしている。 していた。 だが今日、10年くらいつけてきた指輪を無くした。 ショック。 あー、ショック。 シルバーの、ねじねじした形(伝われ)…

ぽか
7日前
4

音楽の栞(2024年4月)

盛りだくさんの4月は、季節もあってかどこか華やいでいた。 3月後半からの「トンネルを抜けた感じ」がまさに実感としてあって、多少のゆらぎや疲労こそあれ、それら自体が…

ぽか
9日前
4

手紙を書く

手紙が好き。 いただくのも、書いてわたすのも。 でも、手紙を書くとき、いつも迷う。 「これって、ただ気持ちを押しつけてるだけでは?ただのエゴなのでは?」 って。 …

ぽか
2週間前
4

そういう時期

2023年12月ごろから、やたらとnoteを更新するようになった。 そのきっかけは、だいすきなアーティスト/役者の高野洸さんがきっかけだったように思う。 彼の楽曲をはじめ…

ぽか
3週間前
1

心にカスミン

やっちまった。 人付き合いも会話も本当に本当にヘタでニガテで失敗しては、なんてこった、と頭を抱えつづけてはや四半世紀。 冒頭のやっちまった、というのは、仲良くな…

ぽか
3週間前
5

春の色

黄色がね、とってもきれいで。 今の山形は、場所によるけれど桜はまだ満開とまではいかず、朝晩はストーブをつけたくなるくらい冷えるっていう、そんな感じ。 でも、もう…

ぽか
1か月前
8

映画 “PERFECT DAYS”

劇場が明るくなっても、しばらく立ち上がれなかった。 胸はいっぱいだし、涙は止まらないし、頭の中であの場面この場面がリフレインしているしで、もうね。 なんどもため…

ぽか
1か月前
15

音楽の栞(2024年3月)

3月は、前半と後半で色がまったくちがった。 例によって体感はやはり長く、盛りだくさんの1ヶ月。 1月・2月につづきヘトヘトだったが、後半はそのトンネルをほぼ抜けたか…

ぽか
1か月前
12

心に『テッド・ラッソ』

『テッド・ラッソ』を見終えた。 なんなら2周目に突入している。 すばらしかった。 主人公・テッドが、サッカーチームの監督となるところから物語は始まるが、ただのス…

ぽか
1か月前
7

ひとつ手放し、またひとつ

不思議なもんだ。 ひとつ終わると、ちゃんとまたひとつ始まってゆくらしい。 ひとつの別れが、またひとつの出会いを連れてくるみたいだ。 この3月、2年半の片思いに終止…

ぽか
1か月前
24

藤井風『満ちてゆく』その道すがら

ずっと考えていた。 ってどういうことなんだろうって。 だって、矛盾してる気がしたの。 「手を放す」のも「軽くなる」のも、満ちるどころかむしろ失ってるのでは?って…

ぽか
1か月前
29

目をさまし、目をそらし

春なので、順調に気もちが落ちこんでいる。 なにせ春なので。 春は、切なくてなんぼ、不安でなんぼ、浮ついてなんぼだ。 この落ちこみ具合は、ちゃんと春がきている証拠…

ぽか
1か月前
15

星野源『よみがえる変態』

源さんの『よみがえる変態』の文庫版。 先の2泊3日の東京旅行と、帰ってきてからの数日をかけて、読了した。 もう、なんて言葉にしたらいいのだろうか。 1994年生まれの…

ぽか
1か月前
15

高野洸『チクタクタ』へのジレンマ

困った。 とっても大好きな曲なのに、共感しすぎて苦しくて聴けない…… そんな曲に久しぶりに出会っている。 わたしの贔屓にしているアーティスト・高野洸の『チクタク…

ぽか
1か月前
6

ばらばらのまま、そのままで

2泊3日で東京に行ってきた。 9日の朝に、雪がどっさり降る灰色の山形を出発した。 東京滞在中はずっと晴天で、これでもかというくらい太陽を浴び貯めた気がする。 11日…

ぽか
2か月前
16
かに座のひとたち

かに座のひとたち

最近、かに座のひとたちに囲まれている。

なんだろうか。

2023年から、かに座の人との縁が深いのだ。

2023年の頭に仲が深まった人、
同年4月に出会いものすごく親切にしてくれた同僚、
同年の夏に出会ってから私生活でも仲良くしてくれる同僚(2人)、
同じころ知ったお気に入りのアーティスト、
2024年の春に出会った別現場の同僚(同い年!)、
などなど。

み〜〜〜んな、6月下旬から7月中旬ご

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あたらしい指輪

あたらしい指輪

よく右手の中指に指輪をしている。

していた。

だが今日、10年くらいつけてきた指輪を無くした。

ショック。

あー、ショック。

シルバーの、ねじねじした形(伝われ)の指輪。

ちょっと外して洗濯機の上に置いといたが最後、そのまま洗濯機のフタ開閉部分の溝の奥底に落ちてしまい帰らぬ存在となってしまった……。

くう。

迂闊だった。

お気に入りだったのになあ。

そういえば。

振り返ってみ

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音楽の栞(2024年4月)

音楽の栞(2024年4月)

盛りだくさんの4月は、季節もあってかどこか華やいでいた。

3月後半からの「トンネルを抜けた感じ」がまさに実感としてあって、多少のゆらぎや疲労こそあれ、それら自体が心地よく、いい疲れを感じることができた。

そんな4月をよく聴いた音楽とともに振り返りたい。

4月のプレイリスト不思議なんだけど、4月はやたらと
「愛」とか「手放す」とか「豊か」とかいう言葉によく出くわした。

中でも「愛」は、怖いく

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手紙を書く

手紙を書く

手紙が好き。

いただくのも、書いてわたすのも。

でも、手紙を書くとき、いつも迷う。

「これって、ただ気持ちを押しつけてるだけでは?ただのエゴなのでは?」
って。

どれくらい伝えていいんだろう、
迷惑じゃないかな、
って。

本音って、ちょっと怖いから。

手紙って、何も隠せない気がするから。

手紙のやりとりは好きだけれど、手紙を書くということはすなわち裸の心を差し出すようで、どこか照れや

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そういう時期

そういう時期

2023年12月ごろから、やたらとnoteを更新するようになった。

そのきっかけは、だいすきなアーティスト/役者の高野洸さんがきっかけだったように思う。

彼の楽曲をはじめ、そのご活躍についてのわたしの(重めの)感想を、書き出して整理して記録して眺めるために、あれこれと書くようになった。

そして同時期、わたしは地元に帰ってきたものの自分の殻にとじこもっては孤独を自ら選んで話し相手をもたなかった

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心にカスミン

心にカスミン

やっちまった。

人付き合いも会話も本当に本当にヘタでニガテで失敗しては、なんてこった、と頭を抱えつづけてはや四半世紀。

冒頭のやっちまった、というのは、仲良くなりたい人との距離感を完全にまちがったのである。

またやっちまったわ……。

穴があれば入りt……あれ、こんなところに穴が、かくも見事な墓穴があるじゃあないか、ああそうか、この墓穴はいつの間にか自分で掘ってたのですね、自ら墓穴を掘っては

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春の色

春の色

黄色がね、とってもきれいで。

今の山形は、場所によるけれど桜はまだ満開とまではいかず、朝晩はストーブをつけたくなるくらい冷えるっていう、そんな感じ。

でも、もうすっかり春。

この春は、よく黄色が目に入る。

だいたいが花なのだけれど、
水仙・菜の花・たんぽぽ、それから名前のわからない背の高い花。

とても、とーってもきれい。

土を照らした太陽のあたたかい光が、そのまま花となって咲いてるよう

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映画 “PERFECT DAYS”

映画 “PERFECT DAYS”

劇場が明るくなっても、しばらく立ち上がれなかった。

胸はいっぱいだし、涙は止まらないし、頭の中であの場面この場面がリフレインしているしで、もうね。

なんどもため息がもれ、つられてほほ笑み、つられて泣き、胸をいっぱいに満たしたものがあふれてはハンカチをぬらし、いつか東京で見た景色をなつかしみ、あの頃と今の生活をなぞり、音楽に酔いしれ、音と光と風にめぐる時間と季節を感じ……そんな2時間。

やかま

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音楽の栞(2024年3月)

音楽の栞(2024年3月)

3月は、前半と後半で色がまったくちがった。

例によって体感はやはり長く、盛りだくさんの1ヶ月。

1月・2月につづきヘトヘトだったが、後半はそのトンネルをほぼ抜けたか、もう抜けつつあるか、それくらいにまで来た感触があった。

そんな3月を、音楽とともに振り返っておきたい。

3月のプレイリストシャッフルせずに聴くならこの順番かな、という並びにしてある。

以下は順不同でいくつかピックアップしてお

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心に『テッド・ラッソ』

心に『テッド・ラッソ』

『テッド・ラッソ』を見終えた。

なんなら2周目に突入している。

すばらしかった。

主人公・テッドが、サッカーチームの監督となるところから物語は始まるが、ただのスポーツドラマではない。

コメディであり、人情ものであり、セラピーですらある。

とにかく徹底して「人間」「生き方」を描き、問い、語りかけ耳を傾けてはやさしく寄り添ってくれる物語だ。

見終えたあとも、登場人物たちが心の中に居つづけて

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ひとつ手放し、またひとつ

ひとつ手放し、またひとつ

不思議なもんだ。

ひとつ終わると、ちゃんとまたひとつ始まってゆくらしい。

ひとつの別れが、またひとつの出会いを連れてくるみたいだ。

この3月、2年半の片思いに終止符をうち、3年にわたる名前のつけられない関係を終わらせた。

それは、これからも大事に思いつづけるであろう相手のことも、わたし自身のことも、これまでの思い出も、傷つけずに守るための選択だった。

とても勇気が必要だったし、後悔が全く

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藤井風『満ちてゆく』その道すがら

藤井風『満ちてゆく』その道すがら

ずっと考えていた。

ってどういうことなんだろうって。

だって、矛盾してる気がしたの。

「手を放す」のも「軽くなる」のも、満ちるどころかむしろ失ってるのでは?って。

だから、うつくしいこの曲にうっとり聴き入りながらも、どういうことなんだろうって、どこか掴めずにいた。

3月。

どうしたって別れの季節。

今年もちゃんと、わたしにも別れの季節はやってきた。

その中に、わたしにとって大きな別

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目をさまし、目をそらし

目をさまし、目をそらし

春なので、順調に気もちが落ちこんでいる。

なにせ春なので。

春は、切なくてなんぼ、不安でなんぼ、浮ついてなんぼだ。

この落ちこみ具合は、ちゃんと春がきている証拠だ。

そういうことにしておきたい。

ちなみに山形は、今朝からめちゃくちゃ雪が降っている(なんでだよ)。

物心ついたときから、わたしの頭の中では、ずっと誰かの声がしている。

「ぐるぐる考えすぎる」というわたしの性分は具体的には、

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星野源『よみがえる変態』

星野源『よみがえる変態』

源さんの『よみがえる変態』の文庫版。

先の2泊3日の東京旅行と、帰ってきてからの数日をかけて、読了した。

もう、なんて言葉にしたらいいのだろうか。

1994年生まれのわたしは、いま29歳、今年30歳になる。

で、この『よみがえる変態』のもとのエッセイが連載されていたのが、2011年の春ころから。

源さんは1981年生まれだから、ちょうど源さんが30歳前後の頃の日々や風景や思いがつづられて

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高野洸『チクタクタ』へのジレンマ

高野洸『チクタクタ』へのジレンマ

困った。

とっても大好きな曲なのに、共感しすぎて苦しくて聴けない……
そんな曲に久しぶりに出会っている。

わたしの贔屓にしているアーティスト・高野洸の『チクタクタ』という曲だ。

この『チクタクタ』は、2024年1月30日にリリースされた、高野洸8thシングル『ex-Doll』のカップリング曲のひとつである。

おいおい1月リリースてあーたもう3月だぞ……?とは思いつつ、いい曲って、初期衝動よ

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ばらばらのまま、そのままで

ばらばらのまま、そのままで

2泊3日で東京に行ってきた。

9日の朝に、雪がどっさり降る灰色の山形を出発した。

東京滞在中はずっと晴天で、これでもかというくらい太陽を浴び貯めた気がする。

11日の夕方ごろ山形に帰ってきたのだけれど、9日の雪は夢でも見てたのかなというくらい天気がよくて安心した。

それに、東京で浴びた太陽のぬくもりが自分の中にまだ残っているような感じもした。

雪はちゃんと止むし、いつか溶けて大地を潤すし

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