⑥[病気の壁を越えて~ルワンダでの新たな奇跡の始まり~] アフリカに上陸
こんにちは、アフリカと子どもが大好きな19歳のハセガワトアです。
前回、受験勉強の最中、チック症状で利き手が動いてしまい、文字が書けなくなってしまったところまでお話ししました。
今回は、利き手で文字が書けなくなってから、どのようにしてアフリカに行くに至ったのかなどについてお話していきたいと思います。
受験をするか、高校卒業に集中するかの葛藤
利き手が使えなくなってからというもの、ノートは取れなくなり、テスト等は利き手と反対の手で受けるようになりました。
また、そのストレスでパニック症はさらに酷くなり、一時間授業に出るのも難しくなっていき、チック症も声が出るようになりトゥレット症候群になりました。
そんな状態のまま三年生になったので、志望校合格はおろか、出席数が全然足りませんでした。
一年間で休める数の半分を一学期のうちに使ってしまい、留年が本格的に怪しくなってきたのです。
こうなったら、受験を諦めて高校卒業に集中するか、志望校を目指し続けるか、四六時中その葛藤が頭から離れなくなりました。
大学合格を目指し勉強に励むものの、高校を留年してその年の受験資格を失う、というのがこのどちらもを失う最悪のパターンです。
それを避けるために、私は悩んだ末、高校卒業に集中することを選びました。
高校三年生の夏休み
受験を諦めたら、夏休みの予定がなくなりました。
受験生にとっては大切な夏休み、みんなが勉強に励む中、何もしていない自分がものすごく情けなくて、どうせ何もしないなら大好きなアフリカに行きたい、そう思うようになりました。
そこで、私がずっと行ってみたかったケニアでブランドの経営をされている方に、この夏休みにケニアに行きたい、という話をさせていただきました。
しかし、ちょうどその時期ケニアでは大統領選挙がありました。
ただでさえ治安が良いとは言えない地域が、選挙の時期はさらに荒れるのです。
こうして、ケニアには行かない方が良いと教えていただき、代わりにケニアの近くで治安の良いルワンダへの渡航を勧めてくださいました。
そして、ルワンダでボランティアインターンを募集しているKISEKIを紹介してくださったのです。
様々な心配はよそに、私はすぐにCEOの山田さんに連絡しました。
山田さんは快く受け入れてくださり、夏休みの一週間をルワンダで過ごすことが決まりました。
ついに、憧れのアフリカに上陸
こうして高校三年生の夏休み、ついに大好きだったアフリカに渡航することが叶いました。
渡航前は、初めての海外渡航ということもあり、一人で行けるのかな、英語聞き取れるかな、などのたくさんの心配や、大好きだったアフリカが全く自分に合わなかったらどうしようなどという不安でいっぱいでした。
しかし、KISEKIに到着した瞬間、すべての心配や不安は消えました。
レジデンスには日本人の優しい先輩がたくさんいて、ナーサリーでは簡単な英語でママたちがたくさん話しかけてくれる、そして子どもたちは知らない外国人である私にも寄ってきてくれる。
本当に最高の空間でした。
特に、家族親戚に年下が一人もいなかった私にとって、幼稚園児や赤ちゃんと関わる経験は初めてで、とっても癒されました。
そしてこの時初めて、自分が子ども好きだということを知ったのです。
このようにして私は人生で最も充実して楽しい一週間をルワンダで過ごしたのでした。
この渡航を機に起きた心情の変化などは、また次回お話しさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の投稿もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
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