②[病気の壁を越えて~ルワンダでの新たな奇跡の始まり~] 地獄のような日々が始まったとき
こんにちは、アフリカと子どもが大好きな19歳のハセガワトアです。
今回から、数回にわたって私の過去について話していこうと思います。
まず今回は、病気を発症し、地獄のような日々が始まったときのことをお話しします。
病気を発症した日
2016年、私が小学6年生だった時のある朝、起き上がるのが難しいくらいに体がだるく、全身に血が回っていないような感覚を覚えました。
最初は疲れかなと思い、その日は学校を休みました。
しかし、そんな感覚は、その日から毎朝私を襲ったのでした。
起立性調節障害でした。
この病気は、自律神経の働きが悪くなることで、起立時に体や脳への血流が低下します。
それまで、学校はほとんど休んだことがなかったどころか、保健室にすらほぼ行ったことのないくらいに元気だった私は、この病気によって人生が一変しました。
学校には行けても午後から、もし朝から行けたとしても結局早退。
一日中学校に元気な状態で行けることなんて、その当時はほとんどありませんでした。
そんな感じで、欠席や遅刻、早退はどんどん増えてゆき、学期末の通知表の出席数欄を見たときにすごくショックを受けたのは、今でも鮮明に覚えています。
そしてこの病気の本当にこわいところは、最初は体の不調がきっかけで起こっているのに、徐々に今まで通りの生活が出来ないことによるストレスが、心まで蝕んでいくことです。
体は休養で回復したとしても、心はそんなにすぐには回復しません。
そんなこんなで、私の心は徐々に壊れてゆき、様々な精神疾患を発症していきました。
精神疾患との闘いが始まったとき
小学六年生の11月、起立性調節障害を発症してから数か月が経ったころ、私の小学校では音楽会がありました。学年で合唱や合奏を行うものです。
その練習中、起立性調節障害の影響もあり、突然ステージで倒れてしまいました。
幸いその時は特に怪我もせず、すぐに回復しました。
しかしそのことをきっかけに、長時間立つことが怖くなり、倒れた次の日の練習から、練習中に過度に緊張してしまい過呼吸が出るようになりました。
そして次第に、「ここで過呼吸になったらどうしよう」と思う場所が増えていきました。
パニック症を発症したのです。
起立性調節障害は、中学校入学を機に徐々に回復していったのですが、パニック症は、発症から七年以上経った今でも時々発作が出るくらい長く付き合っています。
また、チック症を発症し、瞬きや首振りなどが出始めたのもこの時期です。
これは後々大変悩まされ、トゥレット症候群という最終形態にまで悪化した話は、また別の機会でさせていただきます。
このような形で、起立性調節障害から始まり、パニック症やチック症まで発症し、私の人生は一変していきました。
次回は、小学校を卒業してから高校に入学したくらいまでお話しできたらなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の投稿も、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
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