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彼女は嘘を愛しすぎてる

先に言っておくと、この物語は浮気に関するものです。今現在浮気、不倫をしている方は心して読んで頂ければ幸いです。 俺は一人暮らしをしているごく普通の大学生だ。 そんな俺には遠距離恋愛をしている彼女がいた。 彼女は容姿端麗で人望も厚く、まるで映画のヒロインのような人だった。中学時代から仲の良かった彼女とは高校2年で付き合うことになった。 友達付き合いも長かったためか、喧嘩や口論はほとんどなかった。自他共に認められる程仲は良かったと思う。 そんな俺たちにも何度か揉めたことがあ

    • ないものねだり

      目に見えるもの、耳に入ってくる言葉、肌で感じる温度。こういった今存在していることが確かなものだけを信じて生きていけたらどれだけ楽だろうか。楽しかった思い出や犯してしまった過ちに縛られず未来に幻想も抱かずに、今この一瞬、今見ている世界を全力で生きていけたらどれだけ幸せだろうか。 こんなことを言いつつも縋りたくなってしまう。愛、友情、希望なんてものに。誰も存在することを証明してくれない、不確かで不安定なものに。 結局のところ自分が好きで好きで仕方ないんだろう。自分は今よりも幸せ

      • 推し

        先日「推し燃ゆ」という小説を読んだが、推しというのは人生を豊かにしてくれる、改めてそう感じた。 深夜3時。普通なら眠っている、あるいは眠りにつく時間だ。今日の私も眠りにつこうするところだった。スマホでアラームをセットし、電気を消そうとした時スマホに一通の通知が届いた。 「〇〇さんが動画をアップロードしました。」 推しのyoutubeだった。5分程度だったこともあり、見てから寝ようと思いアプリを開く。画面に向け喋る推しを見届け、感想程度のコメントを残した。その刹那、 「

        • お先真っ暗

          久しぶりのnote。最近だと僕がここに来るのは頭がおかしい時か病んでる時のどちらか。今日は後者だ。 勉強しなきゃいけない。バイトをしなきゃいけない。みんなにとっては当たり前かもしれないし、「そんなことか」って思うことかもしれない。でも今の僕の人生はこの2つに縛られている。もちろん好きで始めたことだし、楽しいとすら思う。ただ、それは自分の意志で行っている時に限るのかもしれない。動物が餌を追って走るように、ルフィがワンピースを求めて海に出たように、能動的に何かに向かっていくとい

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        彼女は嘘を愛しすぎてる

          渇望

          「あの夏が飽和する。」(カンザキイオリ著)を読んだ。(ネタバレを含みます。ご了承ください。) 久しぶりにわくわく、いや興奮した。あの時の感情は「わくわく」なんて生温い言葉で済ませていいものではない気がする。 複雑に絡まっていく人間関係。各々が抱える心の闇。それから、殺人。 この物語は僕にとって非日常の塊だった。そして、そんな非日常に僕は憧れていたんだ。 いつの間にか、僕は僕自身を物語の中に投影していた。 会社の上司を殴る。僕の目の前で親友が殺人を犯そうとしている。あ

          毎週観光に出かけるぞ!!!!

          決めた。毎週どこかにお出かけしよう。 目的地は決めずにバスか電車に乗って降りたくなったら降りる。 降りた所が僕の観光地になる。 降りた先では何をしてもよい。ただ、どこにでもあるような場所(ファミレスやパチンコ等)に行ったり、どこでも出来ること(映画やゲーム等)をしたりするのは禁止にしよう。 それと、本当にやばくならない限り地図を見るのも禁止だ。 行き当たりばったりの僕だけの旅にしたい。 最後に一つ、行った先で一回は誰かに話しかけることをルールにしよう。 日曜日、

          毎週観光に出かけるぞ!!!!

          ダイエット1日目!断食に成功!!

          昨日断食を成し遂げることができた。本当に己との戦いだった。何回も何かを口にしたいと思った。だが、家にはほとんど食べ物がない。最後の望みのじゃがりこも賞味期限が切れており、俺は諦めざるを得なかった。まあ、そんなこんなで断食に成功したわけだ。 ここからは1日断食をしてみて思ったことを述べていきたい。先程かなり大変だったようなことを言ったが、実際はそこまででもなかった。面倒くさがりな性格であることが功を奏したように思う。お腹が減ったから何か食べたいって欲よりも何か作ったり買いに行

          ダイエット1日目!断食に成功!!

          なんかないかなぁーーーー

          書くネタがでてきたので課題とは一時休戦だ。 最近、自粛期間も相まって【暇】をより一層感じるようになった。暇なら課題やれよって言葉は一旦飲み込んでほしい。このnoteも暇つぶしで始めたようなものだ。でも5月に入ってからというもの、ネタがあまり思いつかず投稿が滞ってしまっている(これに関しては僕の力不足でしかないが)。noteが暇つぶしとして機能していない今、暇をTwitter、インスタ、YouTubeというネット廃人の三種の神器(だと思ってる)に費やしてしまっている。だが、そ

          なんかないかなぁーーーー

          課題なんてどっかいけ

          最近は脳みそを課題に侵食されている気がする。毎日毎日課題のことで頭がいっぱいだ。課題に恋でもしていると錯覚してもおかしくない。こうなったのは全部オンライン授業と俺の怠惰のせいだ。多分2:8で俺のせいだけど。きっと課題に追われている、課題が大変だ、と思うのも錯覚だろう。事実、俺は課題を開いてはいても片手にスマホを持っていることがほとんどだ。受験生じゃなくて本当に良かった。これが受験生だったら志望校には到底届かないはずだ。 とは言っても、大学生も課題を出さなきゃ単位がもらえない。

          課題なんてどっかいけ

          浮気した元カノを擁護してみた

          今日は、浮気してた元カノをされた側が擁護してみようと思いこのノートを書いています。今回はいつもより真面目な内容です。 浮気された経緯なんかが知りたいって人は僕の固定してるノートを読んで下さい。 いつか元カノちゃんにも読んでもらいたいな。 屁理屈っぽいところや実際の考えとは異なる点もいくらかあると思いますが、どうぞあしからず。 まず、浮気の原因を元カノ視点で考えていきますね。 遠距離恋愛だったこと、近くに仲の良い男がいたこと、その男に彼女がいたこと、体の欲求を抑えられ

          浮気した元カノを擁護してみた

          迷信

          教室で一人写真を見ていると、後ろから声をかけられた。 親友のAだ。こいつは砂場を掘り進めたら温泉が出てくるとか、くしゃみしたら誰かに噂されてるってこととか信じてる。あとNIKEをニケって読んでる。とりあえず度が過ぎるほどのバカだ。 会話はいつもAから始まる。 「なあなあ、お前知ってる?写真を取られると魂抜かれるらしいぜ!」 「迷信に決まってるだろ?高校生にもなってそんなの信じてんのかよ(笑)」 「いや、だって俺のじっちゃんが言ってたんだぜ?お前、俺のじっちゃんを疑うのかよ!

          ペルソナ

          最近ふと思うことがある。 「どれが本当の私なのだろう?」 家族の前の私。 友達の前の私。 恋人の前の私。 先生の前の私。 バイト先での私。 一人ぼっちの私。 ここに記した以外にも、たくさんの「私」がいるだろう。 どの「私」にも他の「私」との互換性はない。 だとしたらどれが本当の私? どっかの偉い人ならこの答えが分かるのかもしれない。 まるで数学の問題を解いたかのように、論理立てた解説までつけてくれるかもしれない。 ただ、私の知り合いにそんな人がいるわけがない。仕方な

          ペルソナ