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常識外れと圧倒的結果は紙一重~シゾイドパーソナリティ障害~

こんにちは。
今回はわたしが最も尊敬していると言っても過言ではない、旦那さんの能力についてです。

旦那さんは常識がありません(どーん)
あいさつもしませんし相槌も打ちません、いただいてもお返しするという発想がありません、漢字が書けません(「結婚」が書けない)、ネットで買い物ができません、クレジットカードを最近やっと使えるようになりました。このように常識的なことが出来ないということがいくらでも出てきます。

そんな中で他人への配慮がないという点は本当に主人のすべてを表していると思います。
車の運転は酷いものです。
他人への配慮がないため、どうして入れてあげないの?そんなカーブの仕方するぅ?車間距離近すぎー!それあおり運転ですぜ!
なんてことが日常茶飯事でした。
運転免許の試験では全く合格することが出来ず、教習所から
「もういいから卒業して」と送り出されたと言います。
仮免や座学などすべて一発合格で取得した私からしたらどんだけ~って感じですが、配慮の心がないため座学は本当にわからなかったのではと思います。

しかし他人への配慮ができない主人には思いもよらない能力があることに気が付きました。
それは圧倒的な結果を残すことが出来るということです。

主人の他人のことを考えられない特性は同時に、主人には自己決定能力があることに繋がります。

わたしは自分がこうすることで相手はどう思ってしまうかな、不快じゃないかな、などと考えてしまってなかなか行動することが出来ません。
行動するにしてもある程度の範囲、問題の起こらない範囲、石橋を叩いて叩いてゆっくり進みます。

しかし主人はみんなが
その橋はもうだめだ、やめておいた方がいい
という誰も渡ったことのない吊り橋を木の枝でつついて、まあいけるかという判断で堂々と渡っていくような感じです。
結果無事に渡ることが出来るので周りからしたら
「ええ~!?渡った人がいるの~?その橋落ちたら下の村が崩れるんですけど~?」
みたいなことをするのです。
でも失敗しないのです、結果を出し続けているのです。
もし失敗したらへんぴな土地に転勤させられるので今のところ大きな失敗はしていないようです。
していてもどうにか挽回できる範囲なのだと思います。

私は他の人が10人くらい無事に渡り切るのを見てから恐る恐る渡るような人間なので主人の判断は理解できませんし、またぶっ飛んだことしてるぅ~!!となります。

しかしそれが毎回英断なのでわたしも信頼できるようになってきました。

コロナ禍の緊急事態宣言が明けてすぐくらいで、マスクなしでの外出なんて犯罪者レベルだった時、主人は出かけようと言いました。
まだ空いている店もそんなにないですよ。
わたしの感覚としては
「まだダメでしょ、出かけてもいいとはなってるよ?でもまだ、ダメじゃない?」
しかし主人の判断に身を委ねて出かけると渋滞もなければ飲食店もスムーズに入れて観光地も空いているという、結果めちゃめちゃ楽しい外出になりました。

主人は正直会社で表彰されるほど営業成績が良いです。
話を聞く限りかなり評価されていると思います。
本人からは喜びの様子などは見られませんがわたしはすごいなあと思っています。
それらはやはり他人への配慮がない点からきていると思います。
人がやらない決断ができるからだと思います。
主人はそれを自分を追い込んでするのではなくそれがいいと思ったから選択するのです。
上司からはよく怒られると言います。
周りのことも考えろ、と。
しかし飛び抜けた結果を出し続けることが出来るのは周りに左右されず自分の判断で決断行動できるからだと思います。

そんな主人は会社の組織にいるのが苦痛だと言います。
わたしも主人の特性上よくこんなに年功序列の会社に所属し続けているなあと思っています。
その理由はただ一つで家庭を持っているからだそうです。
子供が巣立つまでは失敗しても今より給料が下がることのないというこの企業に居続けるとのことでした。

運転に関しては最近はだいぶん落ち着いていて、法定速度で走りすぎており
ここはもうちょい出してもらっていいよ?なんて思うこともありますが
まだブレーキがきついときなどあるので子どもたちからはブーブー言われています。

シゾイドパーソナリティ障害を知ったことで主人の性格特性を文字で理解できるようになり非常に救われました。
同じような経験がある方やお困りのかたの何かヒントになれば幸いです。

今ならわかる
「バカと天才は紙一重」
以上です。


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