妹の結婚式
GWもはじまり、妹の結婚式。緊急事態宣言下での式では、アルコール提供も禁止だ。
姉のわたしと夫は、着物を着たり、親族紹介があるので早く式場に着いた。
うっ、着物の帯締めきついぞ…。
おやじからもらった手紙は、当日、新郎経由で無事渡せて、妹からは「一番のサプライズ!」とラインで来た。
挙式が始まり、妹と義理弟のステキな姿をみて早速、号泣。
牧師さんが、素晴らしいことをおっしゃり、わたしの涙腺は、崩壊。
そんな牧師さんの誓いの一部
・言葉で相手を、負かそうとしないこと。
・ケンカをしたら、その日のうちに終わらせること。
着物の帯が締まりすぎているのも相まって、呼吸がしづらく、涙に拍車がかかる。
感動で、涙腺崩壊。それを超えて、涙腺のダムが決壊。鼻水だだもれ、体中の水分を奪われ、泣いたり、笑いだしたり
傍から見たら、わたしの精神状態はカオスなものだった(笑)
式場につくや、いなや、わたしのテーブルに、メッセージカードが置いてあり
むぎのつらさ、悲しみ、苦しみを分かってあげられなくてごめんね。これからは、唯一の姉として大事にするね。ごめんね。
たしかに、わたしには大変な時期があり、それで妹とも疎遠になった。
しかし、式始まる前に謝られるのは、辛いものがあるよ。(笑)
3年前にも、その件で手紙とプレゼントもらって謝られてるし。
その後、ノンアルでの式が進行し
わたしは、着物の帯締めで気分が悪くコースの前菜しか食べられなかった。
新婦がお色直しのため、一旦退場。
そこで、サプライズとして母とわたしが前に呼び出される。そして、親子3人、一緒に退場する。しかも
手をつないで
めちゃくちゃ恥ずかしいじゃねぇか…!こんなん、サプライズじゃねぇ!(笑)
扉の前に着き、終わりかとおもったら
みんなの方を向いてシャッタータイム。
この女親子3人の絵面を公共の全面に出すこと自体、恥ずかしい!!(笑)
といいつつ、場の空気を読み、カメラに向けてノリノリでポーズをとる、むぎあじ✌️
退場したあと、妹が満面の笑みで
サプライズ!サプライズだよーん!!
というので、まぁ本人が満足そうなのでソロソロと席へ戻った。
お色直しから、会場へ戻った新郎新婦。
新郎新婦が好きな夏をコンセプトとした会場では、ケーキ入刀ではなく
スイカ入刀
が待っていた。斬新。
さぞかし、一番驚いたのは、長年式をプロデュースしている、式場の人たちだったのではないだろうか。
すいかに、新郎新婦の名が彫られていた。
切った、スイカ切り分け、スイーツタイムに差し掛かる。
余興、サプライズムービー、祝辞…
そして、母への手紙のじかん。
妹は冒頭に「母へ。姉が大変な時期に、協力できなくてごめんね。」
姉が大変な時期?
あなた、公共の電波を使って姉ヤンキー宣言してますよ?
ヤンキーだったわけではない。妹は、なぜか、姉が精神を病んでしまって大変だったころの身の上話からはじまる。妹が、一人暮らしを始めて母の有り難みを知ったこと、母の大変なときに助けられなかった自分を責めて、妹は自分への懺悔を語りだした。
いや、会場にうちの個人情報だだ漏れですけど。(笑)
この式場へ入ってから、わたしのテーブルの上にあった、メッセージカードの謝罪から始まり、締めの母への手紙でも、まだわたしのことを引きずっている。
妹よ、あんたは
懺悔をしにきたのか?笑
そんな謝られても…!!もう、なにも辛くも悲しくもないのさ。
式は無事終わり、更衣室で親子ふたり、着物から開放される。
母は、「まぁ、あんなにうちの内情話さなくてもね〜。でも、涙が全然出なくてさ!母への手紙では、流石に、泣いたフリしたわ!」
「え…?」
母は、新婦から母への手紙で
スポットライトに浴びながら白いハンカチーフを目元にちょこちょこ、あてていた。
母は、芸能事務所でそっちを目指して活動していた時期があった。
母は、このときぞばかりと、この日にもっている技術を乱用。
このうちで、母に勝るものはいないと確信した日だった。
むぎあじ。
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