見出し画像

PM誕生物語②~地域の雇用を生み出す事業へ~

こんにちは。
株式会社パーソナル・マネジメントです。
「PM誕生物語①」に続き、自社の新しい仲間を募るにあたってPM(パーソナル・マネジメント)を創業してから現在の事業形態に至るまでを、弊社代表とインタビュー形式で語りました!
創業時の想いや独立時の話は「PM誕生物語①」で紹介していますので、こちらからご確認ください。
https://note.com/pmane/n/nba9617ef1346
 


私>独立後、リージョナルに出会うまで人材ビジネスをやっていたということでしたが、具体的にどんなことをやっていたんですか?
 
社長>最初は採用コンサルタント、特に新卒採用のコンサルティングとアウトソーシングから事業をスタートしました。
 
私>新卒採用支援からスタートなんですね?
 
社長>新卒採用って1年がかりなのよね。なので工夫や改善によって結果が変わるのよ。それとリクルートやマイナビの提案で、オプションもいっぱい導入されていたんだけど、それって本当に必要ですか?と問いかけていました。
 

私>それって…
 
社長>サラリーマン時代と真逆よ!(笑) サラリーマン時代も、もちろん騙したりしてないけど、オプションを付けた方が効果は出るが、かけたコスト程効果でないのよ。例えば、毎年100万円投資いただいている企業から200万円投資いただいても、エントリーは2倍にはならないのよ。エントリーを倍にしたいならば別の方法があるんだけど、リクルートにいるとできないんだよね、そんな提案・・・。
だから、これまでのご恩に報いるために「ぶっちゃけコンサル」みたいなスタンスで行こうと決めた。
 
私>上手くいったんですか?
 
社長>上手くいったらまだやってる(笑)。初めて新卒採用する会社でノウハウが無かったり、専任スタッフがいない、もっと良くしたいなど、いろんなニーズにお応えしてきたつもりだったけど・・・。力不足で、中々評価されなかった。
個人的には、「何のための採用なのか?」を経営者や人事担当者と決めた上で、求める人物像の明確化やメディア戦略、アセスメントの構築などやりたかったけど、「ナビ」はどっちが良いか?オプションは何か?と言う具合で手法論ばかり…。
 
私>くまもとジョブクラブの課金化は難しいですよね
 
社長>できなかったし、するつもりもあまりなかった。ただ当時は「リクナビの功罪」みたいな言葉も出てきて、企業側はエントリーだけ多いので、人気企業になったと勘違いするし、学生もどんな会社でもエントリーできるから、超大手企業ばかり受ける・・・。会社も学生も良く見せよう!化けの皮をはがそう!というテクニックに走り始めたから、そうじゃないだろ!と。
就活性に対して、働くことや就職活動が人生の中でどれくらい大切なのか?を問い続けてたよ。
 
挑戦する企業と、挑戦する学生のマッチングによる新しい就活のスタイルを作ろうと本気で思ってたのよ。
 
私>今までの概念ややり方を変えていく必要があるので、浸透させていくのは結構大変だったんじゃないですか?


社長>大変だよ。ただ、サラリーマンの時よりは気持ち的には楽だったよ。独立してからは中立な立場で、正しい事実を伝えた上で支援できるからね。あとは、企業と学生の間に入ってハブになることで、学生が地元の企業に残れば、県外への人材流出を防げて、地域・企業・学生にとって三方良しの状態を作れんじゃないかと思って。
 
私>リージョナルとの出会いがあったからだとは思いますが、なぜそこから中途採用にシフトしたんですか?
 
社長>成果が見えにくいことにもどかしさを感じたからかな。本当にこの仕事は企業のためになっているのかって…。新卒の学生が入社して活躍するまで5年、10年かかるから、短期では喜ばれても長期的には役に立ててるのか見えてこないんだよね。とある会社の担当者からは「コンサルはいいから優秀な人を連れてきてくださいよ」って言われたこともあったし。
あとは、採用コンサルがどちらかというと労働集約的な仕事なので、サポートできる企業が限られてしまうことも大きかったかな。地域に対する影響力も小さくなるし、事業の発展がないよね。そうすると、あまり存在意義が無いんじゃないかと。
 
私>介在価値とか存在意義っていうのはすごく大事にされてるんですね。
 
社長>大事だよね。コンサルって、あくまで外部の人間であって深く企業にも候補者にも関わることは難しいし、それこそパワーが割けないし。一緒に働けるメンバーを増やして、会社も大きくしていきたかったけど、採用コンサルだとなかなか難しいな…。という考えもあったかな。
 


私>なんか毎回感じますが意外です(笑)一人で淡々と完結させたい。進めたいというタイプかと思ってましたが、誰かと一緒に事業を進めていきたい。一緒に働くメンバーを増やしたい。っていう感じだったんですね。
 
社長>軸はやっぱり「イキイキとした人と組織があふれる社会を創造する」ってところだからね。社員がイキイキと働いている会社は業績も良いだろうし、業績が良いと社員の給与もUPできて、豊かな暮らしが送れて、消費も拡大する。地域経済の活性化に繋がり、雇用が創出される・・・という好循環ができるし。それを自社がモデルとなって、県内に展開していけたらという想いもあったからね。
 
私>なるほど。また、それほどまでに地域に対する貢献とか大事にされてたんですね?なんか私も「地域貢献」って言葉はよく言いますけど、それほど本気で考えて、実践できてるかっていうと難しいので、、、改めてすごいですね。
 


社長>そう?(笑) 前も少し伝えたけど、熊本はビジネス人生で一番成長させてもらった地域だからね。生意気な若造を受け入れてくれて、チャレンジさせてくれた企業も多かったし。色んな人との出会いも繋いでくれた場所だったしね。これまでお世話になった企業の方々に恩返しがしたい。優秀な人材の採用を渇望する経営者の期待に応えられるようなサービスを自分で創りたい。実績をつくりたい。と思ってたのが強かったかもね。
 
私>福岡から熊本へ移動されてきて熊本でサラリーマンとして働いた9年間はほんと良い出会いと経験だったんですね。
 
 
 
※1.リージョナルグループは地方へのUIターン転職支援を行うビジネスネットワーク。加盟会社10社、25都道府県で事業を展開中。
※2.くまもとジョブクラブは「熊本初の就職支援団体」。就活生に対するキャリア支援・就活支援を行う活動で、2008年~2016年の8年間で約500名の卒業生を送り出す。
 
 
・・・次回は「PM誕生物語③~人材紹介事業とは~」について語ります。
 
 
--------------------
■リージョナルキャリア熊本・大分の採用に関して
https://p-mane.com/topics/pm%e6%8e%a1%e7%94%a8%e6%83%85%e5%a0%b1/
 
■その他採用に関する参考ページ
https://regionalstyle.net/recruit/
https://regionalstyle.net/recruit/interview-consultant2/