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ぱむの徒然日記・"昔の街"@インナーチャイルド

昔の街

この間の休日。
子どもの頃住んでた街に行ってきた。
変わらない風景と、時の流れが
なんだか寂しくさせた。

なんで、この街にいつも来てしまうのか…
何かを求めたってそこには何もない。
色褪せた苦い思い出と、孤独を感じる場所。

でも、ただなんとなく"生きてるなぁ"って。
そう感じる。頑張って、踏ん張って生きた証が、
あの場所にはある。だから疲れちゃった時や、
1人になりたい時に通ってしまう。

友だちもいないし、家族もいない。
行きつけのお店もない。
もう自分の街じゃない。
他の誰かの住んでる街。
僕を知っている人はどこにもいない。
あそこで生きていた僕の影は
どこにも見当たらない。

昔住んでたアパート
お気に入りの公園
変わらない風景
変わってしまった風景
何も変わらない、僕の心。

通い慣れた道はまだあって
その場所を歩いていた昔の僕の心と
今、なんとなく歩いてる僕の心は
何も変わってないことに気づく。

何かを常に探しているような感覚。
"居場所?"
"愛?"
"人?"
胸にぽっかりと空いた穴は
昔も今も変わっていない。

だから、ゆっくりしようって思った。
何もしないで、ただ想いに耽る。
尊い時間を、過ごそうって思った。
僕には、お気に入りの場所がある。

お気に入りの白い公園

お気に入りだった真っ白い公園は
今もまだ、そこに変わらない姿である。

何もしないで、ベンチに座って深呼吸してみた。
小鳥が囀る声や、木が重なり合う音が聞こえた。
静かな、自分だけの空間。
時折暖かい陽の光が幸せを感じさせた。

ただ、なにもしない時間。
深呼吸だけの、なにもしない時間。
僕は、何を感じてるのか?
自分と向き合う、大切な時間。
そうやって生きていったら良い。

"なりたい自分"を探す。
ゆっくり、少しずつ、丁寧に
僕は自分と向き合いたい。

悲しい過去が今に繋がって
未来への不安に変わらない様に。
"どうしたいのか?"自分と話す。
そうやって生きていこうと思う。

深呼吸の時間を過ごして、
ふと感じたことが、"大丈夫だよ"
という想いだった。

自分を、肯定する言葉。
自分が、前を向ける言葉。
生きていてもいい。
ただ生きているだけで幸せ。

忘れてしまうことがあるだろう。
失ってから気づくこともあるだろう。
つい、ネガティブな気持ちに支配されることも
生きているからあるだろう。そう思う。

ただ、でも。
今は大丈夫。大丈夫って
自分で見つけることができた。
素敵な発見だった。

スッと気持ちが晴れていく。
そんな休日。

ちょっとずつ、自分を癒していきたい。
少しずつ、自分のために生きていきたい。
ただ、ただ、そう思うんだよ。

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