2023-03-14 デイリーノートからはじまる情報との向き合い方

1日1つのデイリーノートが存在する。私たちは、たいてい日付という区切りの中で生きている。そうすると、日付を意識しないということは少ない。
少なくとも時間のどこかで区切るという行為を行っている。

日付を分ける時間というのは、人によっては朝の7時かもしれないし、深夜3時かもしれない。
その時間は、それぞれの生活スタイルによって異なったとしても、日付をノートに記載することはできる。

つまり、デイリーノートに何をかくかはピンキリだが、デイリーノートを作ることが難しいという人は、そう多くはないということだ。

デイリーノートに、私は何をかいているのか。
私のデイリーノートは、以下の通りである。

  • 今日の日誌→デイリータスクリスト

  • 今日の日記→思い付きメモ

  • 今日のハイライト→数行にまとめた日記

情報と向き合うにあたって、デイリーノートは私のハブである。ハブというのは、そこを起点に様々なものとつながるということだ。
デイリータスクリストへ記載するための参考資料はいくつか存在するが、主に2つである。

  • カレンダー

  • クエストリスト

カレンダーは、仕事での共有カレンダーと家族での共有カレンダーがある。そこから、今日の日付に該当する内容をデイリーノートの今日の日誌の項目に記載をする。カレンダーに書かれている内容は、基本的にタスクであり、それは動かすことが難しい予定だ。これを壁タスクと呼んでいる。
壁タスクは、その日のデイリータスクリストに壁を作る。この壁をもとに、1日をブロックのように区分わけができる。
さらに私は、1日を3つのブロックに分けている。



そうすることで、疑似的な壁タスクをいくつかつくり、自分が扱いやすいサイズにしている。

そうすると、いくつかのブロックができあがり、そこにタスクを当てはめる必要がある。
このタスクは、基本的にクエストリストから選択をする。
クエストとは、複数の行動を伴いながら目的を達成することと自分なりに定義したものであり、GTDでいうプロジェクトである。ただ、プロジェクトという言葉は、まったく別のものと内容が重複し、自分の中で直観的に理解が難しいため、自分なりに名前を変えている。

クエストリストには、大きく分けて2つがある。その日実行しようと思っているリストと、私が抱えているクエスト全部が書いてあるリストである。

これは、タスク管理で良く言われるオープンとクローズドな考え方である。オープンは無限に物が増やせる文字通り入り口がオープンな箱をイメージしてもらえばいい。そしてその箱は無尽蔵に大きくなる。それに対してクローズドは、制限されている入り口が閉じられていたり、小さかったりする大きくならない箱である。

1日というのは、クローズドである。24時間という制限があり、その中でも私たちが自由にできる時間には限りがあるからだ。

だから、クエストリストも、向き合う時期を制限したリストを用意している。
このために使用しているのはspaced reteptionというプラグインを使用した間隔学習の手法を利用している。これは、1つのデータに対して、締め切りとは別に次回の実行日というステータスを与えて、その日付になったらそこについて考えるということだ。

文章にすると難しいが、毎日少しずつそれについて進め、一定の範囲まで終えたら先送りをするということだ。[[2分仕事術]]と組み合わせて使用している。

つまりここまでをまとめると以下のような構成となっている。

  • 今日の日誌→デイリータスクリスト

    • カレンダーから抽出したタスク

    • クエストリストから抽出したタスク

  • 今日の日記→思い付きメモ

  • 今日のハイライト→数行にまとめた日記

残りは下の2つである。
1番下の今日のハイライトは、1日を振り返って、ノートを見ながら書き漏れがないか考える時間を、その日の夜か翌日の昼までに取っている。その時に、簡単に書いている。文字の量などは決めていない。

そして、今日の日記。日記とはいうが、発見・思い付きなどタスク以外の事柄をここに書いている。学びなどもこれである。

それらは、仕事をしているときに思い付くこともあれば、全く関係ない時に思い付くこともある。それらは、たいてい最初は文章ではない。なので、常に持ち歩いている小さなノートに書き記している。
以前まではM6といわれる手帳サイズだったが、今はもう少し小さい。自分で作った手帳で、紙のサイズはA7である。

自作手帳ということもあり、愛着がわいている。
この手帳は、メモという位置づけである。
だから、基本的にはデイリーノートへと帰ってくる。

そしてこのメモは、アナログである。デジタルはデジタルのメリットがあるが、アナログにはアナログのメリットがある。
その中でも最たるものは機動力であり起動力である。

電源が必要としないため、起動は0秒だ。
もちろん、該当ページを開くまでの手間はあるが、工夫次第でいくらでもカスタマイズができる。
便利な商品もたくさんある。

つまり、アナログノートで発想や発見のメモを取り、それらを振り返り、デイリーノートに記載する。これは、単なる転記ではなくてメモから文章を膨らませる。

そうすることで、考えるを促進する。
発見をアナログで、思考をデジタルで行うような流れだ。

つまり、私のノートは以下のような構造になる。

  • 今日の日誌→デイリータスクリスト

    • カレンダーから抽出したタスク

    • クエストリストから抽出したタスク

  • 今日の日記→思い付きメモ

    • アナログノートからの転記

    • そのほかの思い付きメモ

  • 今日のハイライト

    • 数行にまとめた日記

デイリーノートからいろいろ繋がっていくのが私のノートだ。



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