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悪夢を見たせいでチャゲアスを忘れたいと思った日々

皆さんは、夢を見ますか。ブリはよく夢を見ます。ブリの夢でよくあるのは、どこかをうろうろ歩いて、変なものが現れて、逃げるような夢が多いです。
ただ、怖い夢は突然現れます。ブリが見てきた悪夢で最も怖かったのは、家が燃えたり、トイレに閉じこめられたり、変なものでした。ブリは現実で覚めて、叫んでしまったり、誰かに話さないとすっきりしない気持ちになりました。とにかく書きたくなったことを執筆しました。


ブリは最近、すごい悪夢を見ました。偉大な推しデュオである、CHAGE and ASKA(以下チャゲアス)が夢に出ました。CHAGE(以下チャゲちゃん)、ASKA(以下あすちゃん)は天国にいました。彼らは「久しぶりに会えた」と言って、喜んでいました。彼らは久しぶりに再会できたような様子で、笑顔でした。そんな夢を何回か見ました。
ブリはこれを悪夢と思いました。なぜなら、彼らは存命中なのに、天国にいるのです。チャゲアスはすでに解散しています。簡単に説明すると、メンバーはすれ違い、決別して、現在はソロ活動をしています。メンバーからは「再会したい」と願う話が出ますが、事務所の事情で思うようにできない状況です。

振り返ると、ブリは彼らにまつわる出来事は辛いことばかりでした。あすちゃんの刑事事件から、デュオに対するマイナスイメージが付いて、メンバーの不仲、デュオ活動の終わり、古参ファンの失望、もう彼らには未来はないと絶望しました。邦楽史に偉大な功績を残したデュオの終わりは、こんな形で壊れたと、ブリは悲しくなりました。そんな辛いなかでも、心のままに音楽を愛していきたいと思いました。
いろんな騒動が落ち着いてから数年後、ブリは彼らの音楽を聞いて思ったことをnote記事で執筆するようになりました。ブリにできることを試しました。いろんなことをしました。デュオ活動当時の思い出があるチャゲアスファンと違って、ブリは思い出がありません。彼らの音楽から何かを感じて、表現してみたくなりました。

悪夢を見てから、2人のことを考えるたび、怖くなりました。あの悪夢は、彼らはもう生きている間に再会しないと予言した夢だと思いました。夢のような未来になるから、悲しい気持ちになりたくないと思って、ブリは2人を忘れようと思いました。悲しみから避けるために、ブリは彼らのことを忘れて、離れました。悪夢のせいで、いろんな迷いを抱えた日々を過ごしました。


ブリは2ヶ月近く、彼らの音楽をほとんど聞かなくなりました。自分のなかで、「忘れなさい。もう未来に何もないから」と考えるようになりました。デュオの解散後、彼らにまつわる新しい情報は何も出ていないからです。過去作品の再販や未発表楽曲の発売はなく、沈黙した様子です。これはもう完全に作品が放置されて、終わった状態です。
悪夢を見てから、未来に対して、何もかも投げやりな気持ちになりました。時々、解散したグループの再結成を願う音楽ファンを見かけるたび、ブリは「願ってもムダだ」「人生は変わるから」と、冷めた目でそんな人々を見下すようになりました。

彼らにまつわるnote記事の執筆をやめようと考えました。ある程度書いたら、もうやめようと思いました。こんなことをやっても、ムダだと感じました。彼らのことより、推しバンドのほうに力を入れようと思うようになりました。


とにかく投げやりな気持ちになって、自分のなかでチャゲちゃん、あすちゃんの存在をなくしてしまいたい、そう思いました。でも、忘れようとしても、なかなかそうなりませんでした。悪夢のことを考えるたび、何か気持ちが高まるようになりました。必死に忘れようとすると、ますます忘れられないのです。ある日、彼らが自分にとって、大切な存在だと思う出来事があったからです。

ある日、通りすがりのチャゲアスファンに出会い、悪夢の話や悩みを言いました。すると、相手はこんなことを言いました。

「夢なのに、未来はそうなると思わないでほしい。2人は未来に向かって、元気にしています。時代や状況が違っても、音楽を聞いて、自然体で楽しめるのは、2人が大好きなしるしです。もう辛く悩まなくていい。少し休んだほうがいいです。自分の気持ちをごまかさないでください。」

通りすがりのチャゲアスファンより

ブリはこの言葉を聞いてから、冷静に自分を見つめました。自分は本当の気持ちから逃げている行動をとって、ますます自分を後ろ向きにしているようでした。「未来が分かれば楽になる」と思っていました。でも、先が見えていたら、自分が楽になるどころか、やる気が減って、さびしくなります。何も分からないから、やる気がわいてくると気づきました。
ブリは何回もチャゲちゃん、あすちゃんのことから離れて、忘れていこうとしました。でも、いつも忘れた頃に彼らのことを思い出される出来事があったり、彼らから離れてはいけないと周りに呼び止められたり、なぜか離れてはいけないような気がするのです。

ようやく久しぶりにチャゲアスの音楽を聞きました。お気に入りの楽曲である『river』を聞きました。よく聞いた楽曲なのに、前よりこんなに美しい歌声だったと深く感じました。聞き終わると、心が軽くなったような気がしました。次の日から、何か表現したい気持ちがわいて、いろんなことをやってみたくなりました。悪夢への怖さは少しずつ減りました。
彼らの音楽は、ブリにとって、癒やしと創造性の泉になると思いました。彼らの未来が見えなくても、自分と音楽が共にある未来はあると、信じるようになりました。音楽とのつながりは続くと気づいたのです。この推し愛はこれから一体どうなるのか分かりませんが、ただブリには重要な意味があると信じています。


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