見出し画像

忘れそうだった偉大な推しデュオを思い出して気づいた出来事

前回の記事『ダサいと思ったデュオが実は〜』の続きです。偉大な推しデュオにまつわる出来事をつづった、長編記事です。
CHAGE and ASKA(チャゲアス)への推し愛が少なくなったと思いきや、想像できなかった偶然から、再び好きになるのです。



♪ふと思い出された笑み

偉大な推しデュオ、CHAGE and ASKA(以下チャゲアス)をすっかり忘れて、数年が経ちました。感染症が地球をおびやかす日々になり、家にいるようになりました。ブリはたっぷり今のアーティストたちの音楽を聞いていました。
その間、ブリに想像を絶する悲しい出来事がありました。好きなアーティストの訃報、解散、故障、失踪、感染症の広がりで辛かったです。新しい推しアーティストたちに出会えて、楽しい一方、数々の悲しいニュースで精神的に落ちこみました。今日の音楽は、リズムと歌声は爽やかだけど、ブリの求めている気持ちとすれ違っていました。音楽を奏でるなら、傷ついたブリを癒やしてほしいと思いました。歌声がアップテンポ寄りで、無理やりダンスをさせられている気分でした。でも、良い曲はちゃんとあります。ブリが求めている気持ちと違っても、しかたなく流行に慣れるしかないと思いました。

気分を変えて、昔の邦楽を聞いてみても、次第に嫌な気分になりました。なぜなら、昔の邦楽を知っても、何の役に立たなくて、楽曲に共感できませんでした。思い出に浸るファンの内輪ネタを聞いて、嫌な気持ちを持ちました。古い音楽なんて、なくなればいいと思うようになりました。新しいほうにも、昔のほうにも、ブリの求める音楽はなくて、しばらく何も聞かなくなりました。

ある日、ブリは本棚にあるCDの整理をしました。中古ショップで手にした、チャゲアスの古いCDを動かした時、うっかり手を滑らせて、CDを傷つけてしまいました。ブリは、今までCDを落としたことがないのに、驚きました。形あるものが傷つくのは分かっても、何かハッとしました。ブリの心の中で、忘れかけていたチャゲ、飛鳥の顔と声を思い出しました。「チャゲちゃん」、「あすちゃん」と呼んでいた想いが浮かびました。2人が生きているのか、生存確認をしたくなって、彼らが生きていることに安心しました。

CD整理をしながら、ブリはこんなことを考えました。
「なぜチャゲアスのことが大好きなのか」
「チャゲアスを大好きでいる意味は何なのか」
こんな疑問が頭の中でぐるぐる回りました。彼らのことが好きだけど、研究対象や過去のアーティストとして見てて、大好きな理由がはっきり浮かばなかったのです。チャゲアスを当時見ていた最古参、古参ファンのように、思い出があって、大好きでいる想いとは違い、ブリははっきりした意味がなく、大好きでいることに、悩みました。


♪彼らを愛する意味

ブリの推しアーティストである、あいみょんのインタビューを振り返っていたら、驚く話を見つけました。彼女がラジオ番組でかけたかったチャゲアスの楽曲に対して、番組スタッフから世情への配慮として断られたことがありました。あいみょんはこう語っていました。

「今の時代、ちょっと何かやらかすとすぐ業界から消されてしまいますよね。私はある俳優さんのことがめっちゃ好きで、舞台も見に行ってすごい感動したんですよ。だからブタ箱に入っても出てきてもう1回いろんな人を魅了してくれよって。だって私はその人に憧れてきたから。才能を信じてるから」

「曲自体には何の罪もないじゃないですか。どれだけCHAGE and ASKAさんに影響されて新しい音楽が生まれてきたか。この曲(『憧れてきたんだ』)には、こういう自粛のご時世の雰囲気とか、もったいないなって思うことも書きました」

あいみょん「WHAT'S IN TOKYO」インタビュー
(2017年9月20日)

彼女の曲で、あすちゃんをモデルに描いた歌詞があることを知りました。どんな事情があっても、音楽に憧れ、表現する気持ちを止めない姿勢に感動しました。ブリは若いアーティストにとって、彼らの存在があったからこそ、今の邦楽があると気づきました。彼らは忘れ去られていなかったのです。ブリのように、あすちゃんの問題から、チャゲアスの存在、彼らがどれだけ大切か、気づくきっかけになったのです。

数日後、テレビでモノマネ番組を見ていました。青いスーツのショートヘアーの青年と、黄緑色のスーツでサングラスと帽子をかぶった青年が出てきました。チャゲアスの『SAY YES』を歌う、モノマネでした。青いスーツのあすちゃん、黄緑色のスーツのチャゲちゃんのモノマネで、コンサートを再現していました。ブリは自然と笑みがあふれて、こう思いました。
「"愛には愛で"という歌詞が本当に良い。いろいろあったけど、また聞きたくなった。でも、今のアーティストにも、2人みたいな魅力的な人がいるはず」と。
ブリは必死にチャゲアスのようなアーティストを探し出しました。きっと代わりはどこかにいると思い、数え切れないほど、いろんな歌声や歌詞を聞いていきました。しかし、歌声や歌詞が良いけど、何か足りないのはどうしてなのか、首をかしげました。

困ったブリは、とある質問サイトで殴りに行く勢いで、ひたすら疑問を書きました。
「星の数だけ多くのアーティストがいるなかで、チャゲアスのようなデュオがいないのはなぜか」、
「どうすればチャゲアスのようなアーティストを育てられるのか」、
「チャゲアスにあって、今の音楽にないものは何か」
「あの独特なチャゲちゃん、あすちゃんに似た個性は他にあるのか」、
疑問がすっきりするまで書きました。回答者からこう返ってきました。

「自分にとって、チャゲアスよりも夢中させてくれるアーティストはこの先もいない。今までたくさんのアーティストを聞いてきたが、彼らを超える者はいない。パフォーマンス良し、歌声良し、名曲多いデュオはそう簡単に現れない」

「一流の音楽教育を受けても、音楽一家に育っても、心に響く歌声は身につかない。素晴らしい歌詞や楽曲を作れない。チャゲアスは、神様から与えられた天才と呼ばれた人達だと思う」

「チャゲアスの音楽は時代を問わず、心に響く。今の音楽はかっこよさ重視、曲もリズムもノリが良いけど、インパクトが少ない。いつまでも心に残る感じがしない。彼らがたくさんの人々から愛されている理由が分かりますか。彼らは時代や国境を越えて、この先も愛されると信じている」

「チャゲさんは一流のシンガーソングライターで、あんなにマニアックな作曲、美しい歌声は他にない個性だ。意外と幅広いジャンルを持っている。大衆に媚びないマイペースさが良い。チャゲさんをよく知らない人は、音楽を分かっていない。彼は素晴らしい歌手だ」

「飛鳥さんの歌詞は、飛鳥さんにしか書けない。情緒豊かな歌詞で、全身全霊をかけて、歌を届ける姿に圧倒される。心に響く歌声をアピールする人達がたくさんいるが、ただ歌うだけに聞こえる。彼には敵わない。彼の歌声は甘くて、力強くて、シビれる」

邦楽ファンからの回答要約

なんと、回答した全員が、彼らのような素晴らしいアーティストの代わりはいないと、そろえて返ってきました。たくさんのデュオが現れても、どれだけ上手く歌っても、美しい顔立ちのアーティストが出ても、音楽のノウハウや合成音声技術を使っても、彼らのような存在がいないのです。ファンの方々と熱い議論を交わしていくうちに、冷静に考えました。

彼らがリスナーを夢中にさせる個性は、歌が上手いだけではなく、繊細な歌詞とメロディーを作りこんだ曲に、感情を表現した歌声を乗せています。歌声で歌詞の響きを生かし、リスナーを心地良い音楽の世界へ誘うのです。ブリが彼らの音楽を聞いて、幸せな気分になるのは、歌声と歌詞と曲の魔法でした。ブリが彼らを好む理由は、音楽を愛する想いと、ブリが求めている表現手段が重なったからでした。


♪時代を越えて愛される理由

ブリは、彼らが「時代遅れ」「年配リスナー向け」「落ちぶれてかっこ悪い」というイメージが壁になって、難しく考えていました。両親から「古くさいダサい音楽が好きって変だ」と、突っこまれました。今までのブリの推しアーティストたちは、当時の活動を追いかけていました。でも、チャゲアスは当時の記録からひたすら探している流れです。彼らは単なる「邦楽の研究対象」として、ブリは一切の思い出や愛着を持っていないのです。周りのチャゲアスファンは、ブリより年上のファンが多く、若いファンが少なく、ハードルが高い気分がしました。
振り返ると、英語の授業で知った、ビートルズやABBAだって、ブリが生まれる前のアーティストだけど、今も聞いても、楽しいです。グループ個人の事情なんて気にせず、メンバーはかっこよく、かわいく見えます。30〜40年前のチャゲアスの楽曲だって、愛されています。いつの時代も、年齢に関係なく、音楽の楽しさは変わらないのです。

チャゲアスを教えてくれた、知り合いの邦楽ファンの言葉を思い出し、好きな気持ちがよみがえりました。

「いつの時代も、イケメンのかっこよさは変わらないから」

知り合いの邦楽ファンより

彼らの天性の美しい外見と歌声は、時代が変わっても、人々を夢中にさせます。初めて2人の写真を見た時、当時のファッションは気にせず、無意識に一目惚れして、歌声と歌詞に夢中になりました。時代を越えて、人間の感情は変わらず、音楽は人々を癒やしているのです。当時を知らなくても、知識がなくても、音楽の感動は伝わるのです。

ブリを悩ませたのは、あすちゃんの刑事事件の影響です。ブリはこんなに彼に興味を持っていいのか、迷いました。邦楽ファンの方々からの言葉で、ブリは励まされ、つまづいていた迷いを乗り越えられました。ブリの感性に間違いはなかったと、自信がわきました。

「あなたがチャゲアスを選んだのは、素晴らしい感性だ。リスナーの感性が低下して、本当の音楽が正しく評価されない時代に、その感性を持ったあなたに共感する。なんだかんだ言われても、彼らを嫌いにならないでほしい。圧倒的な歌唱力、幅広い曲調の楽曲、時代に依存しない巧みな歌詞、彼らは邦楽界最高のアーティストです」

「飛鳥さんのことで、疑ったり、からかう人はそういう見方しかできない、かわいそうな人だ。もうそっとしておいたほうがいい。彼の音楽は他の人にはない個性だ。あなたは本当に素敵な音楽に出会えた」

「何も悪くないし、好きなんですから、周りが何を言おうと余計なお世話です。好きなものは好きなんです。良いものは良いんです。好きな音楽に時代も何も関係ありません。好きなら堂々と楽しみましょう。私は良い趣味だと思います。新しいものが良いとは限りません。応援します」

邦楽ファンからの助言

まだ、ブリに迷いがありました。前から大好きな別のデュオたちがいて、今も活動しています。子供時代に出会った、B'z、KinKi Kids、電気グルーヴ、ポルノグラフィティは、すごく大事な存在です。ブリは心の中で、「他の推しデュオがいるのに、なぜ今ごろ、2人に出会う必要があるのか」と、思っていました。2人が解散しても、なぜファンは活動している別のデュオのほうに行かないのかと、ファンにツッコミました。すると、こう返ってきました。

「やっぱり初めて聞いた音楽が大好きだから。他のデュオも素晴らしいけど、やっぱり歌声と表現力と楽曲は、チャゲアスのほうが良い。自分の気持ちを表現してくれる存在だから」

邦楽ファンからの思い

その話から、ブリは思っていたことがすっきりしました。「自分の気持ちを表現してくれる存在」という言葉から、彼らはブリの気持ちを表現して、癒やす存在になっていました。申し訳ない気持ちを気にせずに、いろんな推しアーティストがいても良いと思いました。実は、ブリが出会ってきたデュオのアーティストは、音楽番組でチャゲアスに会ったことがあります。B'zも、KinKi KIdsも、ポルノグラフィティも、全員彼らを知っています。ポルノは、音楽番組で彼らと話した時、歌詞が書けない悩みが和らいだと語っていました。

ブリがいろんな音楽を聞いていくなか、時々チャゲアスにまつわる話を聞きます。ブリは子供時代から、彼らの音楽のワンフレーズを聞いていたのです。なぜかブリが行くところで、彼らの存在を気づかせるような出来事が起きます。この偶然は何か意味があるのかと、気になりました。振り返ると、高校時代にディスクユニオンの中古CDで、「チャゲ&飛鳥」の名前を見て、ダサいと思った時こそ、彼らに呼ばれたのではと気づきました。

いろいろ考えすぎずに、久しぶりにチャゲアスの音楽を聞きました。すると、最初に聞いた時より、歌詞の意味や曲の印象が、深く響くような心地よさを感じました。なんとなく聞いていた曲で、次第に涙がたくさんあふれてきました。悲しいのではなく、ためこんだ気持ちが爆発するくらい、泣きました。楽曲に魂がこもり、2人が一緒にいるような感覚で、心に呼びかけている気がしました。泣いて、落ち着いた後、こう感じました。
「音楽って、こんなに癒されるものだったんだ。こんなに泣きたかったんだ。癒やしを求めていたんだ」と。ブリは、生きる喜びを再び確かめました。

もう泣かないで (そばにいるから)
どこにも行かないから
雨はあがるさ きっとあがるはず

もう泣かないで (言葉よりも)
抱きしめていよう
かけがえのない 君をまもりながら
虹を待とうよ

CHAGE and ASKA『光と影』(1992年)

泣きながら聞いた『光と影』は、アルバム曲で一番大好きな曲です。ヒーリング曲調に、チャゲちゃんがゆったり優しく歌い、あすちゃんはコーラスで温かく雰囲気を包みこみます。泣いた夜を過ごし、朝にはすっきり起きれました。あれだけ苦しかった気持ちが、晴れました。時代が変わっても、人間の感情は変わらないと気づきました。ブリは2人から救われて、愛情が再びわきました。


♪未来は分からないけど愛してる

ブリと同世代のチャゲアスファンに会い、SNSで話して、楽しくなりました。偉大な推しデュオへの愛情が増していくと、ブリは次第に不安を抱えるようになりました。ある日、年齢別に、邦楽の名曲でチャゲアスが紹介された時、ブリの両親から冷めたことを言われました。

「彼らのファンはメンバーと同じ、60代だってさ。もう昔のアーティストだよ。若い世代は彼らを知らないし、聞く人はいない。長く続く他アーティストより力尽きて、かわいそうなデュオだね」

「もう飛鳥は落ちぶれたし、あんなのが好きって、おじさんだよ。チャゲのどこがかっこいいのさ。どうかしてる」

ブリの両親

ブリは両親から言われて、信念が揺らぎました。初めて、自分が知らなかった過去のアーティストを推して、未来が怖くなる。誰も2人を知らなくなって、人々は音楽を忘れて、自分も忘れると思うと、好きになるのが怖くて虚しくなりそうでした。きっと、彼らより素晴らしいアーティストを見て、記憶を上書きして忘れていくのが自然だと思いました。忘れてしまおうと思えば思うほど、涙があふれました。自分の心が欠けてしまうような気がしたからです。とにかく忘れるまで、今日の音楽で記憶を上書きしていきました。

ある日、テレビで1990年代のドラマ話で、主題歌とともに、ドラマの名場面が紹介されていました。そこで、『101回目のプロポーズ』なるドラマの名場面が紹介されていました。もちろんその主題歌はチャゲアスの代表曲『SAY YES』です。ブリは、主題歌目当てで、あのドラマを全話見て、お気に入りの作品として好きです。

ドラマ『101回目のプロポーズ』(1991年)
訳ありな男女が、結婚までの純愛を描いた恋愛ドラマ。

その名場面は印象に残るシュールなものです。ヒロインは、婚約者を結婚式当日に交通事故で亡くしたトラウマを抱えていました。一方、お見合いで全くモテない主人公は、お見合いで出会ったヒロインに好意を持ち、結婚を考えて、必死に付き合います。しかし、ヒロインは主人公に対し、「また人を好きになるのが怖い。それでまた失うのが怖い」と、トラウマを思い出し、主人公との付き合いを拒みました。すると主人公は、道路に飛び出し、走ってくるトラックの前に立ち止まり、トラックは止まりました。そして、有名な『SAY YES』のイントロが流れます。主人公は「僕は死にません」と、ヒロインに向かって叫びました。ヒロインは主人公の想いに感化して、さらに涙があふれました。

勇気ある愛を与えた有名なシーンとして、人々に感動を与えたものですが、ブリには違った解釈で考えていました。ブリは、推し愛への不安に対する、勇気をくれたシーンとして、考えました。
好きになるのが怖いって、まるで自分に見えました。「どこにもいかないから」って、言われたようで、チャゲアスから勇気をもらえた気がしました。この勇気と推し愛をずっと大切にしたいと、思いました。偉大な推しデュオへの熱い想いが強くわき上がりました。


♪道なき道を行く

ブリは何か彼らのためにできることはないのか、考えました。彼らの音楽を聞いていくうちに、燃えるような想いがあふれて、何かを表現したいと強い姿勢がわき上がりました。音楽やライブ映像をただ聞いているだけでは、退屈になりやすいと気づきました。もう活動しないデュオに対して、どうやって推し活ができるのか、考えました。周りは過去のデュオについて、誰も知らなくて、さびしくなりました。もしブリに富と才能があれば、彼らを広く布教したいと思いました。

浮かんだのは、日記みたいなブログを書きたいと思いました。シェアが広がってる、note記事でチャゲアスの音楽の感想、いろんな発見についての分析、他のアーティストの記事を書きたくなりました。週1本の投稿で書いていったら、楽しくなりました。きっと、ブリと似たような気持ちを感じた人が、この世界にいるかもしれないと、言葉をつづりました。

他に、文字ではなく、絵やビーズアクセサリーで、形にしてみたくなりました。音楽を聞いて、浮かんだ絵やビーズの形を作りました。音楽から、踊ってみたりしてみました。あと、毎朝チャゲアスの曲を目覚ましアラームにしてみて、彼らの音楽と接する時間を作りました。彼らの『Energy』のおかげで、すぐ起きれました。書くこと、作ることで、燃えるような想いを昇華して、さびしさがなくなりました。
彼らの音楽とともにいる暮らしを過ごしていきたいです。未来が分からなくても、彼らの音楽といる未来を作りたいと思いました。彼らを知らなかった、25年間を取り戻すように、音楽を忘れずに愛したいと考えました。この推し愛は、道が分からなくても、チャゲアスの音楽が光となって、希望があると信じています。自分を変えることができると、気づいたのです。


♪この推し愛のために

ようやくブリは、大好きな気持ちを受け入れられました。チャゲちゃん、あすちゃんを知らない頃にはもう戻れません。いろんな推しアーティストたちの話を聞いていくなかで、いつか2人に出会う時が来ると気づきました。

ブリの今までの推しアーティストたちの話を振り返ると、彼らの名と楽曲が挙がっていました。ブリは彼/彼女から話を聞くたび、知らなくて、無関心でした。今思い出すと、いつか彼らに気づく伏線がはられていたと思いました。ブリの推しアーティストたちは、邦楽ポップスの先駆者である彼らを尊敬している気持ちがあると改めて気づきました。
今思うと、高校時代に中古CD店で「チャゲ&飛鳥」なるデュオ名を見て、「古くさくてダサい名前」と思った時から、彼らはブリを呼んでいたと思いました。大人になってから、たくさんのことに気づくまで、時間がかかりました。こうしてnote記事に考えをまとめられるようになりました。

今のブリが書ける言葉を残さずにつづっていきました。この先も人生経験が増してから、彼らの音楽を聞き続けて、気づかなかったことが見えると思います。もし忘れても、また思い出すでしょう。2人は、ブリを癒やしたり、励ましたり、楽しくさせる力があります。彼らの音楽を聞いていると、辛くてさびしい時、日常で勇気や希望を信じてみたくなるような気持ちになります。2人を思うたび、何があっても、生きていける気がします。どんな困難が来ても、絶対的推し愛は、揺るぎません。

ブリは、時代と年齢を越えて、CHAGE and ASKAに出会えて幸せです。大好きな歌声だから、ずっと音楽を聞いていたいです。2人が別の道でも、元気に過ごしていれば、うれしいです。音楽はブリのところにあって、何度でもチャゲアスやソロ曲に会えます。

この先、周りから音楽が忘れられたら怖いと思っていた時、シングル曲『VISION』の歌詞が印象に残りました。聞いていたら、まだ見ぬ未来は想像できないけど、未来でチャゲアスがどんなふうに愛されるか、前向きに生きていたいと思いました。ブリは若い邦楽ファンに、邦楽史でたくさんの人々から愛された事実、愛と勇気を与えたデュオを聞いて、楽しい気持ちを共有したいです。

終わらない 終わらせない
未来に愛されていたい
二度と戻れなくても

CHAGE and ASKA『VISION』(1999年)

50年後も、今と変わらずに、チャゲちゃん、あすちゃんが大好きです。迷わずに、この推し愛のために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?