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4年前のどん底といま

こんにちは。
双極性障害と診断されてから4年が経過し、ようやく人間らしい生活を送れるようになった人間です。

最初にお伝えしたいことは
今どん底を経験して生きるのが辛い方でも
必ず上を向くということ。

安定するまで4年目は長かった人が言うのもなんですが、
今後また落ちることもあるかもしれないけれど、必ずほんの少しでも自分らしさを取り戻せる日は来ます。
今やっっっっっとそれを少し実感しているから。

ということで以下経緯:

2019年学部最終年頃から

  • 不眠が酷く薬を飲んでも朝まで眠れない

  • 少し眠りについても悪夢ですぐに起きる

  • 生きている意味がわからない

  • 好きだったことや夢に対する興味の喪失

  • 自傷

  • 人と話すことが怖くなりディスカッションの授業に出席できない

等の症状に絶えず悩まされながら、
時折ものすごいやる気を発揮つつ(今考えれば躁)、
とりあえず大学を卒業し、
2020年から研究室の技術補佐というお仕事を始めました。

しかしまともに思考が働かず、作業中少し手を止めては

  • 帰り道車に轢かれよう

  • 帰ったらロープを買いに行こう

  • 自死の本を買おう(人の遺体が載っている悪趣味な本を購入し、後に母に捨てられる)

  • 死んでしまおう

そればっかり。
「なんで生きているんだろう」という気持ちが普通でないことは理解していても、
だからどうすればいいのかわからず、
とりあえずそういった思考から離れるために
研究室のお仕事を月〜金/9:00〜17:00まで続けながら
塾講師を夜18:30-22:00まで、
土日はホテルのレストランで朝6:00-12:30までアルバイトをしていました。

それでも家に帰るとどうしても死にたくて泣いていました。

死にたいと思いながら生きることが辛くて、
とりあえず心療内科を予約しました。

2件診察を断られました。

「入院できることころにしてください」

具体的に病院を教えてもらえることなく放られた気分で、
帰りの電車に飛び込もうと泣きながら電車を待ちました。

どうやって帰ったか今も思い出せません。

3件目でようやく診てもらえましたが、
数週間分のお薬を全て飲んでしまい大事な会議を無断欠席してしまいました。

ここで初めて母親にもう死んでしまうと泣きながら伝えました。
誰かに直接話せるまで時間かかりました。

夜中車を走らせて実家の千葉から一人暮らしをしていた愛知まで両親が駆けつけてくれました。

そこからこの4年で5回ほど精神科に入院をしました。

2年ほど全く働けず、ほとんど誰と遊ぶこともなく、
週に1度の診察と2回の作業療法、
多いと週3回病院に通っていました。

3年目になり少し安定したと思いアルバイトを始めると
たちまち逆戻り。

休憩中再び死にたくて死にたくて泣いて
早退に欠勤を繰り返しました。

それでもオーバーオールで見れば、
診断当初よりできることが増えていました。

  • 母がいなくても電車に乗れるようになった

  • ご飯を作れるようになった

  • 英検1級を受けてみたくて勉強を少し始めた

たったこれだけでも大きな進歩。

それでもやはり生きるのがしんどくてしんどくて
夜中にパニックになり家を飛び出て高い建物をさがしたり
いつかのために買って貯めておいた市販薬を全て飲んで
再び閉鎖病棟に入院したり。摂食障害を併発して低体重で入院中したり。

本当にどうしようもないと思っていたけど、

この4年間

お世話になっている主治医
作業療法の先生
入院中イルカのショーの動画を自分の携帯で見せてくれた看護師さん
病棟のその他の看護師さん
家族
あとなんかしらんけど続けているTwitterの界隈

にひたすら甘えて甘えて、嫌なことから逃げ続けた結果

ほんの少しだけ自分でも頑張れそうなことがやっと見つかりました。

  • 料理をしていれば気が紛れる

  • 自然が好き

これらが叶う環境に身を置ける職が見つかり
今働き始めて2ヶ月です。

まだ2ヶ月かと思うけど、この仕事を始めて精神的な不調でお休みをしたことがありません。

本当にすごいのは、
今生きてても苦しいと思わないこと。
どん底だとはもう思わないこと。
死にたいと一度も思わないこと。

嫌なことを全て排除して、誰かにひたすら甘えて
休んで、休んで、休んで、
時には逆戻りすることもあるかもしれないけれど、
そんな時はまた休んで逃げて、

そうしたらいつの間にかやってみたいことに出会うかもしれない。

今の職場も、入院中読んでいた漫画がきっかけで応募しました。

4年はかかりすぎィ!!!!!!
しんどすぎィ!!!!!

でもこれで終わりじゃない。
まだこっから先安定した生活を継続できることが大事。

でもそれが実現できるかどうかは自分にもわからないので

もし悪くなったらまた逃げて、休んで、
あとで戻って来ればいいと思っています。

きっと4年前より自分との向き合い方、
病気の付き合い方は熟知しているでしょうから
良い波悪い波も乗りこなせるでしょう。しらんけどな

ひとまず来月から繁忙期ですので
そこで体調を崩したら笑ってビール奢ってくださいね。誰か頼むよ。

本当に、いつかは上向く。
その後下向いても、一回上向いてるからまた向ける。

辛くて諦めそうになったらもう全部諦めて、
すべてを放り投げて、誰かに助けを求めてね。

誰が読んでいるかは知らんけどな!!!!!!

人生いろいろあるよね

4年この病気で振り回したお母さんに、
これからたくさん恩返しができるように
できるところまで頑張ります。



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