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私が「こども哲学」に取り組むわけ

 私が地域で取り組んでいる「こども哲学」という活動についてご紹介します。

 私がこども哲学に取り組む理由は、自分自身の「宗教二世」としての体験から来ています。私の両親はとても厳格なキリスト教徒で、キリスト教に基づく大切な愛の精神を私に教えてくれました。しかし、その方法があまり対話的ではなかったことに、私自身苦しさを感じていたことも事実でした。それが、私が対話的な教育、そしてこども哲学に目を向けるきっかけとなりました。

  対話がない教育では、子どもたちが自分の思いや考えを表現する機会を奪います。その結果、子どもたちは自分が否定されたように感じたり、また子どもたち自身も、他者の意見や考えに対する広い視点をもつことができなくなってしまうことがあります。

  こども哲学は、子どもたちが自由に考え、安心して自分の思いを表現できる環境を提供します。対話を通じて、子どもたちは自己表現の力や他者への理解、他者の考えに耳を傾けることができる姿勢をもつことができるようになります。こども哲学は単なる教える場ではなく、子どもたちの創造性や思考力、自分とは異なる他者への興味・関心を引き出し、彼らの内面の豊かさを育む手段となります。

 私は、子どもたちが自由に考え、安心して自分の思いを表現できることが大切だと信じています。こども哲学を通じて、一人ひとりの子どもたちが、自分自身の内面の豊かさや、他者との対話のおもしろさを体験し、創造的なコミュニケーションを育むことを支援していきたいと考えています。


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