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東大発の画像解析スタートアップと対談!防犯カメラ映像から人の骨格の動きを検知する⁉︎

こんにちは☀️PLEN Roboticsの鈴木です!
夏の終わりを感じて嬉しくなりますね🍁秋のスイーツが楽しみです🍠

さて先日の番組出演に引き続き、弊社にとっての初ウェビナーを開催しました!というわけで今回の記事ではウェビナーのダイジェスト版をお届けします!
知らなかった最先端技術の知識が手に入るかもしれませんヽ(^o^)丿

ウェビナータイトル

AI導入が当たり前?! 現場のヒト管理をAIでどこまで実現できるのか?~医療介護・教育・宿泊飲食業界の方必見、あるある課題を解決する最先端AIの事例紹介~ 

主催

株式会社Lightblue Technology、PLEN Robotics株式会社

こんな方におすすめ

人手不足に悩まされている方
医療介護・教育・宿泊飲食業界の方
現場でAIの導入をご検討されている方
現場のヒト管理の見直しをしたいと考えている方


弊社にとって初となるウェビナーですが、今回はLightblue TechnologyというAI技術を扱う企業との共催となりました!
Lightblue Technologyは画像解析を手掛ける東京大学発のスタートアップ企業です。今回はLightblue Technologyの経営企画を担当されている佐藤あいさん、弊社の富田敦彦がパネルディスカッション形式で討論しております。それでは内容に迫っていきましょう!

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テーマ①

避けては通れない、現場が抱えている課題

佐藤さん(以下「佐藤」):現場の課題として「人手不足」が挙げられます。コロナの影響で人手不足は一時解消された感があったのですが、人の活気が社会に戻りつつある今、同時に人手不足問題も戻ってきています。

加えて労働者の高齢化や外国人労働者の増加も影響し、働く人を管理する側の環境が近年変わってきていると感じます。人手不足が現場管理に与える影響として「もはや人間だけではやっていけない!」という声が上がってきます。そのために「AIの力を借りて業務の自動化・効率化を図りたい」これがいわゆるDXの背景です。

富田:日本は少子高齢化社会なので、基本的に人手不足は変えられないですよね。もうひとつ私が思っているのが、世の中に流通するデータ量が飛躍的に増えていることです。人手不足という現状に反して、人が処理しないといけないデータは質・量ともに増えているので余計にギャップが広がってしまうと考えています。

例えばコンビニは分かりやすい例ですよね。昔は商品を売っているだけだったのが、今では宅配便を出せるし税金も払えるし..。ということで仕事量が人間の処理能力を超えているなぁと思いますね。

佐藤:物流で言うと、アマゾンなんかはポチッとして5時間後に荷物が届くなんてこともありますよね。あのスピード感を実現するために中の人はどれほど苦労してるだろうと考えてしまいますね(笑)

テーマ②

顔認識/顔認証で解決する、現場の業務効率化

富田:ではここからは「顔認識/顔認証技術」ということで弊社から業務効率化についてお話させていただきます。
我々はサービス現場にある定型化された業務の自動化・効率化に取り組んでいます。定型化された業務というのは、例えば会員制施設での受付業務、学校での出退勤管理、会社での勤怠管理などですね。
これらの施設では入退館管理として主にIDカードが使われています。いわゆる会員証や学生証などのことです。ですがここで課題となるのが「カードの盗難や紛失、不正利用」「データ管理」などです。

そこで私たちが行っているのがAIアシスタント「PLEN Cube」を導入して顔で入退館管理をしようという取り組みです。

また顔認証に加えて、勤怠管理ソフトや介護ソフトとの連携も可能です。これにより顔認証と同時にデータの自動転記ができるようになります。

佐藤:顔認証で勤怠管理をやるんですね!これにはどういった背景があったんですか?

富田:リアルな現場を想像していただきたいんですが、給与の計算ってすごく時間が限られている上に間違いが起きやすいんです。
例えば給料が15日締めの25日払いだったとします。25日に確実に口座に振り込むためには、2日前に銀行にデータを持っていかなきゃいけないんですね。そこに週末や祝日が挟まってくると、担当者は実質2営業日しかデータを処理する時間が残されていないということもあるんです。
特にサービス現場は複雑なシフトで動いている場合が多いんですね。旅館などの宿泊施設では中抜けといって一旦家に帰り、また出勤することがあったり。これらの勤怠情報を限られた時間内に全てチェックするとなると担当者は大変らしいです。

佐藤:長時間稼働している現場、例えば建設現場などでも重宝されそうですね!

テーマ③

画像解析/画像認識で解決する、現場の工程/安全管理

佐藤:では次に画像解析について弊社から。画像解析の種類はたくさんあります。例えば我々は「防犯カメラなどの映像に写っている人の動きを骨格から見分ける」ということをしています。
例えば階段に設置してあるカメラの映像を解析することで、人の骨格の動きや手すり・段差との位置関係などから、人が階段を正しい方法で使っているかのチェックができます。
危ない階段の使い方をしている人がいたら、その場で声掛けをするなどの対応もできます。

他の例で言うと、工場などの製造工程でも使われたりします。
マニュアル通りの手順・動作で作業しているかのチェックとして、衛生管理ステップ時の映像を解析します。衛生面に厳しい工場で作業する前には、必ず「クリーンルーム」という部屋の中で手洗い消毒・コロコロ作業などの決められたステップを行わなければなりません。それを映像に写っている人の骨格から見分けることができるんです。

他にも工場現場では、部屋全体をカメラに写し、上から見た人の導線を可視化することも可能です。導線を見直すことで業務の効率化に貢献できます。

富田:これまで人の導線管理はセンサーが使われてきましたよね。ですがこれも大変ですよね。従業員にセンサーを持っていてもらわなきゃいけないので(笑)

佐藤:ここでもまた人が忘れたりしますからね(笑) その点映像解析であれば、天井にカメラを設置するだけな点がお手軽で良いですね。

またこれから発展する技術として「ハンドサイン」もあります。AIは指の形や動きからハンドサインを理解することができます。これまでは実際に手で触れることで機械を操作していたものが、映像解析によりハンドサインだけで操作ができるようになります。

このように画像解析の種類はたくさんあり、組み合わせることも可能なので無限の可能生があります。

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ということで今回はここまで!
初のウェビナーとのことで、すごく盛りだくさんの内容になりましたね。私はPLEN Robotics側の人間なので、PLEN Cubeの顔認証についてはよく知っていましたが、Lightblue Technologyの技術には驚きました!
特に印象に残ったのがハンドサインです。指の形や動きからこちらの意図まで伝えられるなんて、もっと可能性がありそうです!筆者である私の個人的な話ですが、私は最近手話の勉強を始めたばかりなので、「映像解析で手話の翻訳ができるようになったら耳の不自由な人とスムーズに会話できそう」という感想を持ちました!(^O^)

皆さんの感想もコメントなどで教えてください♪
また興味を持ってくださった方は次回のウェビナーにぜひご参加ください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!この記事を気に入っていただけた方はスキとフォローをお願いします♪


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