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跳ねる

朝学校に行くのが嫌な時がある。嫌でも「行かなきゃ世の中が回っていかないかもしれない」と思うと、嫌とかそういう事は抱え込むだけにして、体を動かさなければいけないと思う。

学校に着いたら、嫌とかそんなことを考えている余裕はなく、仕事に集中して過ごすことができているように思う。これがある意味余裕がないということなのかどうかはわからないが、嫌なことを考えなくてもいいので、心は朝より穏やかである。


世の中嫌なことばかりではない。世の中いいことばかりでもないが。


嫌なことがあるからこそ、いいことがより嬉しく感じる。気持ちがそこの方から一気に跳ね上がるような感覚だ。嫌なことのおかげで、小さな幸せですら相対的に大きく感じることがある。そう思うと嫌かことを避けてはいけない気がする。


大きく飛ぶためには、しゃがまないといけない」と、かつて大学時代の先輩のシャツに書いてあった記憶があるが、それもそういうことなのだろう。いいことばかりじゃない=不幸である、と短絡的に考えるのはあまり良くないのかもしれない。

そうはいっても、幸福で満たされていたいと思うのが人情である。そう考えていられるうちは、僕はまだ半人前で、僕はまだ人間なのかもしれない。




跳ねたいな
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